ジェスカイ変容

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2023年10月11日 (水) 01:21時点における最新版

ジェスカイ変容(Jeskai Mutate)は、雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunderを中心とするコンボデッキ。カルドハイム参入後のスタンダード環境に存在する。

メタゲームへ定着する前はヴァドロックコンボ(Vadrok Combo)などと呼ばれることもあった。

[編集] 概要

雷の頂点、ヴァドロック/Vadrok, Apex of Thunderを中心にマナ加速呪文や宝物を出せる呪文を利用してコンボを構成する。変容元には黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonを使用した場合が最も強力。ヴァドロックを変容させつつ、マナの収支がプラスになるようなギミックを利用する。

黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonが存在する場合の戦利品奪取/Seize the Spoilsやプリズマリの命令/Prismari Commandによる宝物でもマナを増やす。領界路の開放/Open the Omenpathsと両生共生体/Pollywog Symbioteによってマナを増やすタイプもある。これらのカードはマナを稼ぎながらルーターでコンボパーツを集めることが可能になっている。変容した自分のクリーチャーをバウンスすることで無限コンボに突入できる。

無限コンボの中に無限マナや無限ドローを組み込むことが可能で、そこから無限ダメージ・無限トークンへ派生して勝利できる。

ストリクスヘイヴン：魔法学院ではプリズマリの命令/Prismari Commandや表現の反復/Expressive Iterationなどの優秀な赤青の呪文が追加されたことにより安定性を向上させた。『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップではトップ8に2人を送り込んだ。

• デッキの基本的なパーツは青赤で構成されており、コントロール・ミッドレンジ的な動きも可能で柔軟性が高いが、変容の複雑さもあってプレイングの難易度が高い。

[編集] サンプルリスト

[編集] オルヴァール型

• 備考
  • 使用者：Iori Kusunoki
  • 日本選手権21 SEASON1 本戦 8勝3敗（参考）
• フォーマット
  • スタンダード（エルドレインの王権＋テーロス還魂記＋イコリア：巨獣の棲処＋基本セット2021＋ゼンディカーの夜明け＋カルドハイム）

• 万物の姿、オルヴァール/Orvar, the All-Formによるコピーを利用したタイプ。オルヴァールが墓地に落ちた場合は永遠羽のフェニックス/Everquill Phoenixで生成した羽トークンでリアニメイトする。
• 黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonをインスタントで補助するミッドレンジとしてコンボに頼らない勝ち方も可能。

[編集] 幼獣守り型

• 備考
  • 使用者:Kouichi Miyabe
• フォーマット
  • スタンダード（エルドレインの王権＋テーロス還魂記＋イコリア：巨獣の棲処＋基本セット2021＋ゼンディカーの夜明け＋カルドハイム）
  • 『カルドハイム』チャンピオンシップ (参考)

[編集] ストリクスヘイヴン：魔法学院後

• 備考
  • 『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ 第5位、スタンダード部門6勝2敗（参考/参考）
  • 使用者：David Inglis
• フォーマット
  • スタンダード（エルドレインの王権＋テーロス還魂記＋イコリア：巨獣の棲処＋基本セット2021＋ゼンディカーの夜明け＋カルドハイム＋ストリクスヘイヴン：魔法学院）

[編集] フォーゴトン・レルム探訪後

• 備考
  • 使用者：佐藤レイ(トップ3)、井川良彦(トップ3)、熊谷陸(第4位)
  • MPLガントレット21
• フォーマット
  • スタンダード（エルドレインの王権＋テーロス還魂記＋イコリア：巨獣の棲処＋基本セット2021＋ゼンディカーの夜明け＋カルドハイム＋ストリクスヘイヴン：魔法学院＋フォーゴトン・レルム探訪）

• サイドボードの幼獣守り/Cubwarden採用理由について井川良彦は「MTGアリーナのラダーでグルールを使っている際に相手のジェスカイ変容に使われてきつかった」「レッドキャップの乱闘/Redcap Meleeや巨人落とし/Giant Killerが当たらないから」と述べている。参考

[編集] 参考

• デッキ集