Princess Twilight Sparkle
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[[常在型能力]]は、[[ポニー]]系[[クリーチャー]]全般のロード能力。[[アリコーン]]、[[馬]]、[[ペガサス]]、[[ポニー]]、[[ユニコーン]]と、5つものクリーチャー・タイプに対応したロード能力というのは他に類を見ない幅広さであり、「友情のプリンセス」の肩書きに相応しい能力である。本体も2マナ2/2飛行と[[アタッカー]]として活躍できる性能を持つため、ポニーを中心とした[[アグロ]]寄りの[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]を組むなら外せない一枚となるだろう。 | [[常在型能力]]は、[[ポニー]]系[[クリーチャー]]全般のロード能力。[[アリコーン]]、[[馬]]、[[ペガサス]]、[[ポニー]]、[[ユニコーン]]と、5つものクリーチャー・タイプに対応したロード能力というのは他に類を見ない幅広さであり、「友情のプリンセス」の肩書きに相応しい能力である。本体も2マナ2/2飛行と[[アタッカー]]として活躍できる性能を持つため、ポニーを中心とした[[アグロ]]寄りの[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]を組むなら外せない一枚となるだろう。 | ||
− | 起動型能力は、マイリトルポニーの主要キャラクター6頭を揃えることによって、全[[プレイヤー]]が[[勝利]]するというもの([[#ルール]]も参照)。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[総合ルール|ルール]]的には単なる[[引き分け]]だが、[[Proposal]] | + | 起動型能力は、マイリトルポニーの主要キャラクター6頭を揃えることによって、全[[プレイヤー]]が[[勝利]]するというもの([[#ルール]]も参照)。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[総合ルール|ルール]]的には単なる[[引き分け]]だが、[[Proposal]]のような大団円的な勝利をもたらしてくれる希少な能力。この能力による勝利は、<del>どのプレイヤーにとっても価値のある</del>どのポニーにとっても価値のある[[ゲーム]]の終わり方となるだろう。大きな問題は、このカードの登場時点で[[Rarity]]を除く4頭のポニーは未登場であるという点。これによる勝利は、残りのポニーの登場を待たなければならない。……しかし、幸運にもこれは銀枠カードであり、別の銀枠カードを利用することで現在でも達成することが可能。そのカードは、他でもない「'''[[_____|_____]]'''」。このカードの登場に合わせ、_____は未登場のカード名を指定できるようになったため、4枚の_____を用意すれば条件を満たすことができる。 |
*[[ポニー]]はこのカードの登場によって銀枠的復活を遂げた[[クリーチャー・タイプ]]であるが、このクリーチャー・タイプを持つカードはこれの登場時点では1枚も存在しない。 | *[[ポニー]]はこのカードの登場によって銀枠的復活を遂げた[[クリーチャー・タイプ]]であるが、このクリーチャー・タイプを持つカードはこれの登場時点では1枚も存在しない。 | ||
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**[[黒枠]]の[[テンプレート]]に則ると、このルール文章の書き方では[[サブタイプ]]のように読めてしまう(詳細は[[カード名]]の項を参照)が、「[[銀枠|アン]]・ルール・マネージャー」たる[[Mark Rosewater]]に寄せられた質問の回答を見るに、これらはカード名として参照されるようだ<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188126794128/so-i-suppose-well-have-to-dust-off-our-s So I suppose we'll have to dust off our...]([[Blogatog]] [[2019年]]10月4日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。Ponies: The Gallopingは[[マジック:ザ・ギャザリング]]とはややルールが異なるのかもしれない。 | **[[黒枠]]の[[テンプレート]]に則ると、このルール文章の書き方では[[サブタイプ]]のように読めてしまう(詳細は[[カード名]]の項を参照)が、「[[銀枠|アン]]・ルール・マネージャー」たる[[Mark Rosewater]]に寄せられた質問の回答を見るに、これらはカード名として参照されるようだ<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188126794128/so-i-suppose-well-have-to-dust-off-our-s So I suppose we'll have to dust off our...]([[Blogatog]] [[2019年]]10月4日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。Ponies: The Gallopingは[[マジック:ザ・ギャザリング]]とはややルールが異なるのかもしれない。 | ||
**[[Rarity]]を除き未登場だが、それぞれが[[伝説のクリーチャー]]であることが示唆されており、[[スパイ道具/Spy Kit]]では条件を満たさない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188135793478/does-spy-kit-give-the-names-of-cards-in-rules Does Spy Kit give the names of cards in rules...](Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188228614273/question-twilight-sparkles-alternate-win Question! Twilight Sparkle's alternate win...](Blogatog 2019年10月9日 Mark Rosewater著)</ref>。 | **[[Rarity]]を除き未登場だが、それぞれが[[伝説のクリーチャー]]であることが示唆されており、[[スパイ道具/Spy Kit]]では条件を満たさない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188135793478/does-spy-kit-give-the-names-of-cards-in-rules Does Spy Kit give the names of cards in rules...](Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/188228614273/question-twilight-sparkles-alternate-win Question! Twilight Sparkle's alternate win...](Blogatog 2019年10月9日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
− | *ルール文章の原文は「... '''everypony''' wins the game.」という表記である。''everypony''は作中における言い回しで、我々の世界での''everybody'' | + | *ルール文章の原文は「... '''everypony''' wins the game.」という表記である。''everypony''は作中における言い回しで、我々の世界での''everybody''(万人の、誰でも)に相当する語である。ここではマジックの日本語版の翻訳テンプレートに則り、逐語訳的(または銀枠的)に「すべてのポニー」と訳したが、語句の用法を鑑みると、一般的な[[ゲーム]]においては「すべての[[プレイヤー]]」と解釈するのが適切である。 |
− | ** | + | **ちなみにマジックのルール上では「すべての」はeach(各)やall(すべての)を当てている。everybodyはより対人的な要素が強くなり、例えば人間2人と恐竜2匹がいたとして、allではなくeverybodyとだけ指示されれば通常は人間2人のみを指す。 |
+ | *「... '''everypony''' wins the game.」を厳密(あるいは銀枠的)に解釈すると、次のようになるが、そもそも銀枠だし、製品や題材のコンセプトを考えるとそれは野暮であろう。 | ||
+ | #動物のポニーとして着座しているプレイヤーだけが[[勝利]]し、[[人間|ポニーでないプレイヤー]]は勝利できず、結果引き分けとなってしまう。 | ||
+ | #ポニーはプレイヤーではなく対象不適切であり、または「すべてのポニーはこのゲームに勝利する。」は未定義の動作である。よってこの文章は[[立ち消え]]となるか、[[ジャッジ]]の裁定を仰ぐ必要がある。 | ||
+ | #ポニーはプレイヤーではなく、「カードの指示の一部が実行不可能であった場合、その部分は無視される。」の原則に従い、無視してゲームを続行する。 | ||
+ | #銀枠的に解釈する。暫定的に_____(または[[Dwarven_Pony|Dwarven Pony]])がこのゲームの勝者ということになり、従ってあなたと対戦相手はこのゲームに敗北し、引き分けとなる。 | ||
+ | #厳密さを放棄する。[[Ponies: The Galloping]]をライブラリーとしているプレイヤーはもはやポニーである。よって全員の勝利条件を満たすとみなし、[[Ponies: The Galloping]]を用いているプレイヤー全員が勝利する。 | ||
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**常在型能力で言及されている「クリーチャー・タイプの[[ポニー]]」も該当するのかもしれない。クリーチャー・タイプのポニーを持つカードは存在していないが、[[R&D's Secret Lair]]+[[Dwarven Pony]]、あるいは[[奸謀/Conspiracy]]などを用いることで「[[パーマネント]]や[[呪文]]が勝利する」という奇妙な状況を作り出すことができる。 | **常在型能力で言及されている「クリーチャー・タイプの[[ポニー]]」も該当するのかもしれない。クリーチャー・タイプのポニーを持つカードは存在していないが、[[R&D's Secret Lair]]+[[Dwarven Pony]]、あるいは[[奸謀/Conspiracy]]などを用いることで「[[パーマネント]]や[[呪文]]が勝利する」という奇妙な状況を作り出すことができる。 | ||
2019年11月14日 (木) 07:13時点における版
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Princess Twilight Sparkle (白)(青)伝説のクリーチャー — アリコーン(Alicorn)
飛行
あなたがコントロールしている他のアリコーン(Alicorn)と馬(Horse)とペガサス(Pegasus)とポニー(Pony)とユニコーン(Unicorn)は+1/+1の修整を受ける。
(白)(青)(黒)(赤)(緑):あなたが《Applejack》と《Fluttershy》と《Pinkie Pie》と《Rainbow Dash》と《Rarity》をコントロールしている場合、すべてのポニーはこのゲームに勝利する。
アーティスト:Jennifer L. Meyer
「マイリトルポニー」に登場するキャラクター、トワイライト・スパークル/Twilight Sparkleが、銀枠コラボレーション・セット「Ponies: The Galloping」でカード化。飛行、ロード能力、特殊勝利の起動型能力を持つ伝説のアリコーン。
常在型能力は、ポニー系クリーチャー全般のロード能力。アリコーン、馬、ペガサス、ポニー、ユニコーンと、5つものクリーチャー・タイプに対応したロード能力というのは他に類を見ない幅広さであり、「友情のプリンセス」の肩書きに相応しい能力である。本体も2マナ2/2飛行とアタッカーとして活躍できる性能を持つため、ポニーを中心としたアグロ寄りの部族デッキを組むなら外せない一枚となるだろう。
起動型能力は、マイリトルポニーの主要キャラクター6頭を揃えることによって、全プレイヤーが勝利するというもの(#ルールも参照)。マジックのルール的には単なる引き分けだが、Proposalのような大団円的な勝利をもたらしてくれる希少な能力。この能力による勝利は、どのプレイヤーにとっても価値のあるどのポニーにとっても価値のあるゲームの終わり方となるだろう。大きな問題は、このカードの登場時点でRarityを除く4頭のポニーは未登場であるという点。これによる勝利は、残りのポニーの登場を待たなければならない。……しかし、幸運にもこれは銀枠カードであり、別の銀枠カードを利用することで現在でも達成することが可能。そのカードは、他でもない「_____」。このカードの登場に合わせ、_____は未登場のカード名を指定できるようになったため、4枚の_____を用意すれば条件を満たすことができる。
- ポニーはこのカードの登場によって銀枠的復活を遂げたクリーチャー・タイプであるが、このクリーチャー・タイプを持つカードはこれの登場時点では1枚も存在しない。
- カード名にPrincessの名を冠するが、貴族のクリーチャー・タイプは持っていない。同時収録のPrincess Lunaも同様である。これは、貴族の復活したエルドレインの王権よりも前にデザインされたためであり、エラッタ等は未定であるとのこと[1]。
ルール
- 起動型能力
- 「Applejack」「Fluttershy」「Pinkie Pie」「Rainbow Dash」「Rarity」はカード名である。
- 黒枠のテンプレートに則ると、このルール文章の書き方ではサブタイプのように読めてしまう(詳細はカード名の項を参照)が、「アン・ルール・マネージャー」たるMark Rosewaterに寄せられた質問の回答を見るに、これらはカード名として参照されるようだ[2]。Ponies: The Gallopingはマジック:ザ・ギャザリングとはややルールが異なるのかもしれない。
- Rarityを除き未登場だが、それぞれが伝説のクリーチャーであることが示唆されており、スパイ道具/Spy Kitでは条件を満たさない[3][4]。
- ルール文章の原文は「... everypony wins the game.」という表記である。everyponyは作中における言い回しで、我々の世界でのeverybody(万人の、誰でも)に相当する語である。ここではマジックの日本語版の翻訳テンプレートに則り、逐語訳的(または銀枠的)に「すべてのポニー」と訳したが、語句の用法を鑑みると、一般的なゲームにおいては「すべてのプレイヤー」と解釈するのが適切である。
- ちなみにマジックのルール上では「すべての」はeach(各)やall(すべての)を当てている。everybodyはより対人的な要素が強くなり、例えば人間2人と恐竜2匹がいたとして、allではなくeverybodyとだけ指示されれば通常は人間2人のみを指す。
- 「... everypony wins the game.」を厳密(あるいは銀枠的)に解釈すると、次のようになるが、そもそも銀枠だし、製品や題材のコンセプトを考えるとそれは野暮であろう。
- 動物のポニーとして着座しているプレイヤーだけが勝利し、ポニーでないプレイヤーは勝利できず、結果引き分けとなってしまう。
- ポニーはプレイヤーではなく対象不適切であり、または「すべてのポニーはこのゲームに勝利する。」は未定義の動作である。よってこの文章は立ち消えとなるか、ジャッジの裁定を仰ぐ必要がある。
- ポニーはプレイヤーではなく、「カードの指示の一部が実行不可能であった場合、その部分は無視される。」の原則に従い、無視してゲームを続行する。
- 銀枠的に解釈する。暫定的に_____(またはDwarven Pony)がこのゲームの勝者ということになり、従ってあなたと対戦相手はこのゲームに敗北し、引き分けとなる。
- 厳密さを放棄する。Ponies: The Gallopingをライブラリーとしているプレイヤーはもはやポニーである。よって全員の勝利条件を満たすとみなし、Ponies: The Gallopingを用いているプレイヤー全員が勝利する。
- 常在型能力で言及されている「クリーチャー・タイプのポニー」も該当するのかもしれない。クリーチャー・タイプのポニーを持つカードは存在していないが、R&D's Secret Lair+Dwarven Pony、あるいは奸謀/Conspiracyなどを用いることで「パーマネントや呪文が勝利する」という奇妙な状況を作り出すことができる。
ストーリー
トワイライト・スパークル/Twilight Sparkleは、玩具を主体としたメディアミックス作品「マイリトルポニー」に登場するキャラクター。作品によって同名のキャラクターが登場するが、カード化されているのは2010年に始まったテレビアニメシリーズである「マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜」のトワイライトである。
同作の主要キャラクター6頭のうちの1頭で、主人公。アリコーン(元ユニコーン)の女性。勤勉で読書家な優等生で、魔法に造詣が深い。ラリティ/Rarityら5頭のポニーと共に友情の大切さを学び、ナイトメアムーン/Nightmare Moonを打ち倒した。また、ある偉業を成し遂げたことでアリコーンとなり、魔法と友情のプリンセスとなった。
- キューティーマーク(各ポニーの才能や個性を示す固有のマーク)が透かしとして印刷されているほか、カード名のボックス上部にあしらわれている。また、ピンラインの色は通常の白青のグラデーションではなく毛色と同じ色味の紫となっている。
脚注
- ↑ Why did the twp MLP princesses miss out on being...(Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)
- ↑ So I suppose we'll have to dust off our...(Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)
- ↑ Does Spy Kit give the names of cards in rules...(Blogatog 2019年10月4日 Mark Rosewater著)
- ↑ Question! Twilight Sparkle's alternate win...(Blogatog 2019年10月9日 Mark Rosewater著)
参考
- Magic Extra Life 2019(News 2019年10月3日 WotC著)
- 勝利条件カード
- カード個別評価:プロモーショナル・カード、特殊カード