Gerrard

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=Gerrard([[Vanguard]])=
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{{ヴァンガード
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|カード名=Gerrard
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|手札=-4
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|ライフ=+0
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|カードテキスト=あなたのドロー・ステップの開始時、あなたはカードを1枚引く。
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|背景=legal
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}}
  
Gerrard
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[[ジェラード/Gerrard]]の[[ヴァンガード]]。毎[[ターン]]1枚分の[[カード・アドバンテージ]]を得ることができるのだが、なんと[[手札]]3枚で始めなければならない。一応[[後攻]]なら手札5枚なので少しはマシだが、[[終了フェイズ|ターン終了時]]には結局3枚に減らさざるを得ないため、緻密な[[構築]]と[[プレイング]]を要求される。
手札 -4/ライフ +0
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あなたのドロー・ステップの開始時、あなたはカードを1枚引く。
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[[先攻]]で手札3枚、後攻なら5枚スタートとなるわけだが、普通の60枚中23〜24枚が[[土地]]である[[デッキ]]を想定すると、先攻初手にある土地[[カード]]は1枚程度と考えられる。当然ながら、初手に土地がないという場合も確率的にかなり高い。毎ターン2[[ドロー]]は凄まじく強力だが、[[テンポ・アドバンテージ]]で遅れをとる可能性が高いことがネックとなる。また単純なカード数的にも、4ターン目までは標準よりも手に入る数は少ない計算になるので、そういう点で長期戦を意識せざるを得ない。
  
<!-- ↓ヴァンガードは手札の初期枚数だけでなく、上限も変化します。「序盤さえどうにかすれば」と言う趣旨の記述が全体的に多かったので、一応ね。 -->
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息切れの激しい[[ウィニー]]や[[バーン]]といった速攻デッキとの相性は一見よい。しかし、そのようなデッキで1ターン目に土地が置けないのは非常に辛い上、先攻で手札3枚スタートになってしまうのは致命的だ。しかも3枚では[[マリガン]]のしようがない。
  
[[ジェラード/Gerrard]][[Vanguard|ヴァンガード]]である。
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また前述の通り「序盤は総枚数がすくなめ」という特性がある以上、高速デッキでの採用は諦めた方がいいだろう。かといって[[パーミッション]]デッキでは使うにも手札の少なさがのしかかり、また[[]]ならドロー[[呪文]]を使えばいいだけなのであえてこれを使う必要性が薄い。
[[ターン]]1枚分の[[カード・アドバンテージ]]を得ることが出来るのだが、なんと[[手札]]3枚で始めなければならない。
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一応[[後攻]]なら手札5枚なので少しはマシだが、[[終了フェイズ|ターン終了時]]には結局3枚に減らさざるを得ないため、緻密な[[構築]]と[[プレイング]]を要求される。
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[[先攻]]で手札3枚、後攻なら5枚スタートとなるわけだが、普通の60枚中23〜24枚が[[土地]]である[[デッキ]]を想定すると、先攻初手にある土地[[カード]]は1枚程度と考えられる。
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[[グッドスタッフ]]系デッキ、例えば[[白黒コントロール]][[ジャンク]]などとの相性は良好。また[[クリンナップ・ステップ]]に手札を捨てる機会が多くなるであろうことから、[[墓地]]利用系デッキ、殊に[[発掘]]と組み合わせるとなかなかに強力。
当然ながら、初手に土地がないという場合も確率的にかなり高い。
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毎ターン2[[ドロー]]は凄まじく強力だが、[[テンポ・アドバンテージ]]で遅れをとる可能性が高いことがネックとなる。
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また単純なカード数的にも、4ターン目までは標準よりも手に入る数は少ない計算になるので、そういう点で長期戦を意識せざるを得ない。
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息切れの激しい[[ウィニー]]や[[バーン]]と言った速攻デッキとの相性は一見よい。
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[[シナジー]]としては手札の消費が多いカードと組み合わせるのが当然有用(例えば、[[禁止/Forbid]]を毎[[ターン]]連打できる)。加えて、ドロー加速に加え「上限3枚」であるので、[[手札破壊]]の威力を大幅に軽減する効果も見込める。
しかし、そのようなデッキで1ターン目に土地が置けないのは非常に辛い上、先攻で手札3枚スタートになってしまうのは致命的だ。しかも3枚では[[マリガン]]のしようがない。
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また前述の通り「序盤は総枚数がすくなめ」という特性がある以上、高速デッキでの採用は諦めた方がいいだろう。
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かといって[[パーミッション]]デッキでは使うにも手札の少なさがのしかかり、また[[青]]ならドロー[[呪文]]を使えばいいだけなのであえてこれを使う必要性が薄い。
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[[グッドスタッフ]]系デッキ、例えば[[白黒コントロール]]や[[ジャンク]]などとの相性は良好。
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また[[クリンナップ・ステップ]]に手札を捨てる機会が多くなるであろうことから、[[墓地]]利用系デッキ、殊に[[発掘]]と組み合わせるとなかなかに強力。
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[[シナジー]]としては手札の消費が多いカードと組み合わせるのが当然有用(例えば、[[禁止/Forbid]]を毎[[ターン]]連打できる)。
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加えて、ドロー加速に加え「上限3枚」であるので、[[手札破壊]]の威力を大幅に軽減する効果も見込める。
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*デメリットをごまかすには[[呪文書/Spellbook]]や[[血清の粉末/Serum Powder]]などが有効か。
 
*デメリットをごまかすには[[呪文書/Spellbook]]や[[血清の粉末/Serum Powder]]などが有効か。
*またいっそのこと、デッキに含まれる土地の割合を半分近く(26〜28程度)まで上げてしまうのも手かもしれない。期待値から考えれば序盤確実に土地を置き続けることができるし、ドローが[[腐る]]という欠点をジェラードが補ってくれる。まあ、その方法でジェラードを使うのと他の[[Vanguard|ヴァンガード]]を使うのと、どちらが有効かは判断しかねるが。
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*またいっそのこと、デッキに含まれる土地の割合を半分近く(26〜28程度)まで上げてしまうのも手かもしれない。期待値から考えれば序盤確実に土地を置き続けることができるし、ドローが[[腐る]]という欠点をジェラードが補ってくれる。まあ、その方法でジェラードを使うのと他の[[ヴァンガード]]を使うのと、どちらが有効かは判断しかねるが。
 
*[[ターボステイシス]]や[[ターボオアリム]]などの[[タイム・デストラクション]]系[[ロック]]デッキに「破壊されない[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]」として投入するのもよい。ただしこの場合[[ライブラリー]]の減りが激しいため、別途[[フィニッシャー]]を用意しておく必要がある。
 
*[[ターボステイシス]]や[[ターボオアリム]]などの[[タイム・デストラクション]]系[[ロック]]デッキに「破壊されない[[吠えたける鉱山/Howling Mine]]」として投入するのもよい。ただしこの場合[[ライブラリー]]の減りが激しいため、別途[[フィニッシャー]]を用意しておく必要がある。
  
<!-- -最も効果的と思われるのは手札の消費が激しいウィニーデッキやバーンデッキ、個々のカードパワーで押すタイプの[[白]][[黒]][[コントロール]]や[[ジャンク]]系のデッキで使用するなどが挙げられるだろう。前述の通りマリガンがし難い為、[[血清の粉末/Serum Powder]]を4枚積みするのもいいかもしれない。
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==関連カード==
↑上と書いてることが真っ向から違うのでちょっと手を入れてみます -->
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*[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen]]
 
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<!-- -いずれにせよ序盤をうまく凌げば、ターンが経過するほどに大きなアドバンテージを得られ続けるのだから、うまく使いたいものである。 -->
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==参考==
 
==参考==
*[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen]]
 
 
*[[ジェラード/Gerrard]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[ジェラード/Gerrard]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:Vanguard]]
 
*[[カード個別評価:Vanguard]]

2008年6月26日 (木) 22:36時点における版

テンプレート:ヴァンガード

ジェラード/Gerrardヴァンガード。毎ターン1枚分のカード・アドバンテージを得ることができるのだが、なんと手札3枚で始めなければならない。一応後攻なら手札5枚なので少しはマシだが、ターン終了時には結局3枚に減らさざるを得ないため、緻密な構築プレイングを要求される。

先攻で手札3枚、後攻なら5枚スタートとなるわけだが、普通の60枚中23〜24枚が土地であるデッキを想定すると、先攻初手にある土地カードは1枚程度と考えられる。当然ながら、初手に土地がないという場合も確率的にかなり高い。毎ターン2ドローは凄まじく強力だが、テンポ・アドバンテージで遅れをとる可能性が高いことがネックとなる。また単純なカード数的にも、4ターン目までは標準よりも手に入る数は少ない計算になるので、そういう点で長期戦を意識せざるを得ない。

息切れの激しいウィニーバーンといった速攻デッキとの相性は一見よい。しかし、そのようなデッキで1ターン目に土地が置けないのは非常に辛い上、先攻で手札3枚スタートになってしまうのは致命的だ。しかも3枚ではマリガンのしようがない。

また前述の通り「序盤は総枚数がすくなめ」という特性がある以上、高速デッキでの採用は諦めた方がいいだろう。かといってパーミッションデッキでは使うにも手札の少なさがのしかかり、またならドロー呪文を使えばいいだけなのであえてこれを使う必要性が薄い。

グッドスタッフ系デッキ、例えば白黒コントロールジャンクなどとの相性は良好。またクリンナップ・ステップに手札を捨てる機会が多くなるであろうことから、墓地利用系デッキ、殊に発掘と組み合わせるとなかなかに強力。

シナジーとしては手札の消費が多いカードと組み合わせるのが当然有用(例えば、禁止/Forbidを毎ターン連打できる)。加えて、ドロー加速に加え「上限3枚」であるので、手札破壊の威力を大幅に軽減する効果も見込める。

関連カード

参考

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