Free-for-All
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− | + | 自分にクリーチャーがいない状態でこれを使うと、時間差こそあるものの、[[対戦相手]]のクリーチャー半分を奪える計算になる。ただしこの効果でクリーチャーを[[戦場]]に戻せるのは対戦相手が先なので、過信は禁物。 | |
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+ | *無作為に選ぶ際、複数のプレイヤーのカードが混ざっている都合上、「適当に混ぜ合わせて1枚引く」というような選び方は推奨されない。[[ダイス]]等の用意は必須。 | ||
+ | **推奨されない理由は、すべてのプレイヤーがまったく同じ[[スリーブ]]を使っているのでない限り、外見で区別ができてしまい「[[無作為に|無作為]]」の定義を満たせなくなるためである。 | ||
+ | **逆に全員同じスリーブを使っている場合、無作為のルール上の問題はなくなるが、今度は後で元の持ち主に戻すときに大変になるという問題が出てくるため、やはり混ぜ合わせないほうがよいだろう。 | ||
+ | *[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]が戦場に出ている状態でこれを使うと、これを戦場に戻したプレイヤーが負けることになる。 | ||
+ | **戦場に出ているクリーチャーがフェイジ1体のときにFree-for-Allを使えば、対戦相手が負けることになる。 | ||
+ | *[[追放]]する能力が影響するのは「[[クリーチャー]]」だが、他の能力が影響するのは「クリーチャー・[[カード]]」である。そのため、非クリーチャー・カードが(例えば何らかの[[効果]]で[[クリーチャー化]]した、[[第2面]]がクリーチャーの[[両面カード]]である、などの理由で)追放されたとしても、[[アップキープ]]に戻ってこないし、Free-for-Allが戦場を離れたときに墓地に置かれない。 | ||
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+ | *{{Gatherer|id=9775}}は[[I'm Rubber, You're Glue]]({{Gatherer|id=9774}})に繋がっている。[[アングルード]]の[[レア]]の印刷シートでも隣り合わせになっている。(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/get-it-2004-08-16 Get It?]参照) | ||
+ | *[[アン・カード]]にしては無茶のない[[効果]]のカード。それもそのはずで、実は通常の[[エキスパンション]]に収録される予定だったカードのひとつである。(→[[テンペストに収録されなかったカード]]) | ||
+ | **同様の経緯をたどったカードは、[[アングルード]]内では他に[[Burning Cinder Fury of Crimson Chaos Fire]]がある。 | ||
+ | *印刷時は「[[脇に置く]]」という表記であり、[[追放]]が制定された後も長い間そのままだったが、[[2017年]]の[[Unstable]]発売に際して[[オラクル]]が更新され、追放[[領域]]を用いるようになった。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アングルード]] - [[レア]] | ||
+ | [[Category:WHISPER最新オラクル未対応]] |
2022年12月23日 (金) 19:26時点における最新版
Free-for-All (3)(青)
エンチャント
エンチャント
Free-for-Allが戦場に出たとき、戦場に出ているすべてのクリーチャーを裏向きにして追放する。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはこれにより脇に置かれたクリーチャー・カードを無作為に1枚選んで戦場に出す。
Free-for-Allが戦場を離れたとき、これにより脇に置かれたクリーチャー・カードのうち、まだ脇に置かれているものをすべて、オーナーの墓地に置く。
WHISPERのテキストは最新のオラクルに未対応です。「脇に置く」は「追放する」に読み替えてください。
クリーチャーを全体除去したかと思えば、無作為に1体ずつ戻ってくるエンチャント。しかもどちらのコントロール下で戻るかもランダム。一時的なクリーチャー無効化+コントロール奪取に利用できるという点では青らしい効果なのだが、全プレイヤーを巻き込む+無作為という意味では赤らしい効果ともいえる。比較的近いのは次元の突破口/Dimensional Breachか。
自分にクリーチャーがいない状態でこれを使うと、時間差こそあるものの、対戦相手のクリーチャー半分を奪える計算になる。ただしこの効果でクリーチャーを戦場に戻せるのは対戦相手が先なので、過信は禁物。
Free-for-Allが戦場を離れると、まだ脇にあるクリーチャーたちは戦場に戻らずに墓地に置かれる。これを応用し、青い神の怒り/Wrath of Godとしてリセットに使ったり、また(運しだいだが)自分がいいクリーチャーを手に入れたらさっと処分して有利を築くために使ったり、ということもできる。離れさせる手段としてバウンスを使えば、繰り返し使うこともできる。いろいろと悪用の余地があるカードである。
- 無作為に選ぶ際、複数のプレイヤーのカードが混ざっている都合上、「適当に混ぜ合わせて1枚引く」というような選び方は推奨されない。ダイス等の用意は必須。
- 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableが戦場に出ている状態でこれを使うと、これを戦場に戻したプレイヤーが負けることになる。
- 戦場に出ているクリーチャーがフェイジ1体のときにFree-for-Allを使えば、対戦相手が負けることになる。
- 追放する能力が影響するのは「クリーチャー」だが、他の能力が影響するのは「クリーチャー・カード」である。そのため、非クリーチャー・カードが(例えば何らかの効果でクリーチャー化した、第2面がクリーチャーの両面カードである、などの理由で)追放されたとしても、アップキープに戻ってこないし、Free-for-Allが戦場を離れたときに墓地に置かれない。
- イラストはI'm Rubber, You're Glue(イラスト)に繋がっている。アングルードのレアの印刷シートでも隣り合わせになっている。(→Get It?参照)
- アン・カードにしては無茶のない効果のカード。それもそのはずで、実は通常のエキスパンションに収録される予定だったカードのひとつである。(→テンペストに収録されなかったカード)
- 同様の経緯をたどったカードは、アングルード内では他にBurning Cinder Fury of Crimson Chaos Fireがある。
- 印刷時は「脇に置く」という表記であり、追放が制定された後も長い間そのままだったが、2017年のUnstable発売に際してオラクルが更新され、追放領域を用いるようになった。