刻印

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(整理、誤植の修正)
 
(8人の利用者による、間の12版が非表示)
1行: 1行:
{{Otheruses|キーワード能力|カード|刻印/Brand}}
+
{{Otheruses|能力語|カード|刻印/Brand}}
{{情報ボックス/キーワード能力
+
{| cellpadding="4" cellspacing="0" style="float: right; clear: right; margin: 0 0 1em 1em; border-collapse: collapse; border: 3px double #000;"
|名前=刻印
+
!align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000; background: #FAC;" |登場セット
|英名=Imprint
+
|-
|種別=[[起動型能力]][[誘発型能力]]
+
| align="center" style="margin: 0 0 1em 1em; border: 1px solid #000;" |[[ミラディン]]<br>[[ダークスティール]]<br>[[フィフス・ドーン]]<br>[[ミラディンの傷跡]]<br>[[ミラディン包囲戦]]<br>[[新たなるファイレクシア]]<br>[[モダンホライゾン2]]<br>[[ドクター・フー統率者デッキ]]<br>[[イクサラン:失われし洞窟#ジュラシック・ワールド・コレクション/Jurassic World Collection|ジュラシック・ワールド・コレクション]]<br>[[モダンホライゾン3]]
|登場セット=[[ミラディン・ブロック]]
+
|}
|リーガル=legal
+
'''刻印'''(こくいん)/''Imprint''は、[[能力語]]の1つ。かつては[[キーワード能力]]であった。
|CR=502.34
+
}}
+
'''刻印'''/''Imprint''は、[[ミラディン・ブロック]]に登場した[[キーワード能力]]。[[起動型能力]]、あるいは[[誘発型能力]]である。
+
  
 
{{#card:Chrome Mox}}
 
{{#card:Chrome Mox}}
 +
{{#card:Mimic Vat}}
  
{{#card:Panoptic Mirror}}
+
==解説==
==定義==
+
いずれかの[[領域]]にある[[カード]][[追放]]する[[起動型能力]]または[[誘発型能力]]を表す。刻印を持つカードは、その追放したカードを参照する[[能力]]を併せ持つ。
「'''刻印''' ― 能力」は、「この[[能力]]によって[[ゲームから取り除く|ゲームから取り除かれた]] [[カード]][[ゲーム外]]にある限り、そのカードはこの[[パーマネント]]に刻印される」を意味する。
+
  
刻印されたカードをどのように用いるかは、該当のカードの[[ルール・テキスト]]により定義される。
+
[[ミラディン]]で初登場し[[ミラディン包囲戦]]までは[[無色]]の[[アーティファクト]]のみが持っていたが、[[新たなるファイレクシア]]以降は[[有色]]かつ様々な[[パーマネント・タイプ]]が持つようになった。
  
==解説==
+
*追放する能力と、その追放されたカードを参照する能力は[[関連している能力]]に該当する。他の能力によって追放されたカードは、(それが刻印であっても)後者の能力で参照することはできない。
===ルール===
+
 
*刻印されたカードはカードの文面に「固定」されない。たとえば、[[ミジウムの変成体/Mizzium Transreliquat]]で[[死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant]]を[[コピー]]してから[[クリーチャー]]・カードを刻印し、そのあと[[映し身人形/Duplicant]]をコピーすれば、刻印された(最後の)クリーチャー・カードの情報を参照できる。
+
==旧ルール==
**「そのパーマネントに刻印されたカード」を参照するので、ある能力によってゲームから取り除かれたカードに言及する{{CR|217.7d}}はこの場合には適用されない。
+
ミラディン・ブロックで初登場したときは「'''刻印''' ― [テキスト]」という書式のキーワード能力であり、[テキスト]能力によって[[ゲームから取り除く|ゲームから取り除かれた]]カードは、その能力の[[発生源]]によって「'''刻印された'''/''Imprinted''」状態になる[[効果]]であった。[[基本セット2010]]発売に伴う大幅な[[総合ルール]]と[[オラクル]]の改編によって、刻印は能力語となり刻印能力は関連している能力に変更された。
 +
 
 +
*この「刻印された」カードはカードの文面に固定されなかった。「~に刻印されたカード」を参照する場合、他の刻印によって刻印されたカードも参照できる。ただし、「その刻印されたカード」や「~によって刻印されたカード」は刻印能力と関連している能力に該当するため、他の刻印によって刻印されたカードは参照できない。
 +
**例えば、[[ミジウムの変成体/Mizzium Transreliquat]]で[[死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant]]を[[コピー]]してから[[クリーチャー]]・カードを刻印し、そのあと[[映し身人形/Duplicant]]をコピーすれば、刻印された(最後の)クリーチャー・カードの情報を参照できた。なお、現在では映し身人形の2つの能力は関連している能力に変更されたため、死面の映し身人形によって追放されたカードを参照することはできない。
  
===その他===
+
==その他==
 
*日本語名が同じカードがある([[刻印/Brand]])が、この能力とはまったく関係がない。英語名も全く違う。
 
*日本語名が同じカードがある([[刻印/Brand]])が、この能力とはまったく関係がない。英語名も全く違う。
*なんとなく[[能力語]]っぽくも見える書き方ではあるが、キーワード能力である。一応注意。
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030689/ ストーム値:『ミラディン』『ミラディンの傷跡』ブロック]([[Making Magic]] 2018年6月11日)
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|刻印|刻印(Imprint)}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|刻印|刻印(Imprint)}}
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]
*[[ルーリング#キーワード能力|ルーリング]]
+
*[[能力語]]
 +
*[[ルーリング]]
  
{{#cr:502.34}}
+
[[Category:能力語|こくいん]]
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__

2024年6月4日 (火) 14:19時点における最新版

登場セット
ミラディン
ダークスティール
フィフス・ドーン
ミラディンの傷跡
ミラディン包囲戦
新たなるファイレクシア
モダンホライゾン2
ドクター・フー統率者デッキ
ジュラシック・ワールド・コレクション
モダンホライゾン3

刻印(こくいん)/Imprintは、能力語の1つ。かつてはキーワード能力であった。


Chrome Mox / 金属モックス (0)
アーティファクト

刻印 ― 金属モックスが戦場に出たとき、あなたの手札にあるアーティファクトでも土地でもないカードを1枚、追放してもよい。
(T):その追放されたカードと共通する好きな色のマナ1点を加える。



Mimic Vat / ミミックの大桶 (3)
アーティファクト

刻印 ― トークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはそのカードを追放してもよい。そうした場合、ミミックの大桶により追放された他の各カードをオーナーの墓地に戻す。
(3),(T):ミミックの大桶によって追放されているカード1枚のコピーであるトークンを1体生成する。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時にそれを追放する。


[編集] 解説

いずれかの領域にあるカード追放する起動型能力または誘発型能力を表す。刻印を持つカードは、その追放したカードを参照する能力を併せ持つ。

ミラディンで初登場しミラディン包囲戦までは無色アーティファクトのみが持っていたが、新たなるファイレクシア以降は有色かつ様々なパーマネント・タイプが持つようになった。

  • 追放する能力と、その追放されたカードを参照する能力は関連している能力に該当する。他の能力によって追放されたカードは、(それが刻印であっても)後者の能力で参照することはできない。

[編集] 旧ルール

ミラディン・ブロックで初登場したときは「刻印 ― [テキスト]」という書式のキーワード能力であり、[テキスト]能力によってゲームから取り除かれたカードは、その能力の発生源によって「刻印された/Imprinted」状態になる効果であった。基本セット2010発売に伴う大幅な総合ルールオラクルの改編によって、刻印は能力語となり刻印能力は関連している能力に変更された。

  • この「刻印された」カードはカードの文面に固定されなかった。「~に刻印されたカード」を参照する場合、他の刻印によって刻印されたカードも参照できる。ただし、「その刻印されたカード」や「~によって刻印されたカード」は刻印能力と関連している能力に該当するため、他の刻印によって刻印されたカードは参照できない。

[編集] その他

  • 日本語名が同じカードがある(刻印/Brand)が、この能力とはまったく関係がない。英語名も全く違う。

[編集] 参考

QR Code.gif