神に愛された者、シグリッド/Sigrid, God-Favored

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[[神]]に対する[[プロテクション]]と、[[戦闘]]に参加している[[クリーチャー]]を一時的に[[追放]]する[[能力]]を持つ[[伝説の]][[人間]]・[[戦士]]。
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[[瞬速]]と[[先制攻撃]]、[[レンジストライク]]的な[[除去]]により[[攻撃]]してきた[[対戦相手]]の計算を大きく狂わせることができる。ただし[[サイズ]]は控えめなため[[火力]]などで除去され、逆に計算を狂わされないようにしたい。その性質上攻撃的な[[デッキ]]よりある程度受け身なデッキに向いているか。
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[[リミテッド]]では神が[[レア]]以上にしか存在しないものの、[[多相]]が存在するため[[青]]や[[緑]]を含むデッキに対して有利に働くだろう。[[護衛の林歩き/Guardian Gladewalker]]などの支援を受けられない点には注意。
  
 
*「[[プロテクション]]([[神]]・[[クリーチャー]])」は「神でもクリーチャーでもある[[オブジェクト]]」に対するプロテクションを意味する。
 
*「[[プロテクション]]([[神]]・[[クリーチャー]])」は「神でもクリーチャーでもある[[オブジェクト]]」に対するプロテクションを意味する。
**もっとも、オブジェクトが[[サブタイプ]]を持つためには対応する[[カード・タイプ]]を持っていなければならない({{CR|205.1a}}、{{CR|205.3d}})ので、通常はあまり気にする必要はない。これが問題になるのは神である[[部族]]カード([[名も無き転置/Nameless Inversion]]など)の場合である。
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**もっとも、オブジェクトが[[サブタイプ]]を持つためには対応する[[カード・タイプ]]を持っていなければならない({{CR|205.1a}}、{{CR|205.3d}})ので、通常はあまり気にする必要はない。これが問題になるのは神である[[同族]]・カード([[名も無き転置/Nameless Inversion]]など)の場合である。
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**仮に単なる「プロテクション(神)」だった場合、[[スタンダード]]で共存する[[太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned]]などの[[起動型能力]]に関し、顕現していない(神でない状態)にもかかわらず「神なので対象に取れない」と勘違いしてしまう可能性がある。そういったケースも考慮して「神・クリーチャー」という明示的な記述になったと思われる。
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*一時的に追放する能力の[[ルール]]に関しては[[放逐する僧侶/Banisher Priest#ルール]]を参照。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
'''シグリッド'''/''Sigrid''は、[[カルドハイム/Kaldheim]]の[[ブレタガルド/Bretagard]]の[[人間]]氏族の一つ、[[ブレタガルド/Bretagard#ベスキール/The Beskir|ベスキール/The Beskir]]の指導者の一人。女性({{Gatherer|id=505140}})。
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'''シグリッド'''/''Sigrid''は、[[カルドハイム/Kaldheim]]の[[ブレタガルド/Bretagard]]の[[人間]]氏族の一つ、[[ブレタガルド/Bretagard#ベスキール/The Beskir|ベスキール/The Beskir]]の精神的指導者。女性。祖先が[[神]][[アールンド/Alrund]]の命を救ったため、神の加護を受けている。
 
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[[ブレタガルドの守護者、メイヤ/Maja, Bretagard Protector#ストーリー|メイヤ/Maja]]がベスキールの軍事的指導者であるのに対し、シグリッドはベスキールの精神的指導者だ。遥か昔、シグリッドの祖先[[ハリック/Hurrik]]が[[神]][[アールンド/Alrund]]の命を救った。アールンドはその礼に、草原地帯[[ブレタガルド/Bretagard#フェルトマーク/The Feltmark|フェルトマーク/The Feltmark]]全土と加護の祝福を、ハリックとその代々の子孫に与えた。アールンドの言葉は今も真実で、シグリッドもその祝福を有している。幼い頃、彼女に一頭の[[カルドハイム/Kaldheim#星界/The Cosmos|星界/The Cosmos]]の[[熊]]が近づいてきたが、襲ってくることはなかった。代わりに熊は彼女の額に鼻先をすりつけ、元来た森へと帰っていった。このことは、アールンドの約束の更新、神々の寵愛のしるし、シグリッドの指導者の地位への支持と見なされた。
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*モチーフは[[Wikipedia:ja:北欧神話|北欧神話]]の光の神、[[Wikipedia:ja:バルドル|バルドル]]だろう。母[[Wikipedia:ja:フリッグ|フリッグ]]が世界中の生物・無生物に彼を傷つけないよう約束させ、不死身の存在となったが、ヤドリギ([[Wikipedia:ja:ミスティルテイン|ミスティルテイン]])だけはこの約束をしておらず、[[Wikipedia:ja:ロキ|ロキ]]に騙された弟[[Wikipedia:ja:ヘズ|ヘズ]]が投げたヤドリギに貫かれて命を落としたという。
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*名前の由来は[[Wikipedia:ja:ゲルマン神話|ゲルマン神話]]の英雄[[Wikipedia:ja:ジークフリート|ジークフリート]]の[[Wikipedia:ja:スカンディナヴィア|スカンディナヴィア]]における呼び名、シグルズ(英:Sigurd)と思われる。
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===登場作品・登場記事===
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詳細は[[シグリッド/Sigrid]]を参照。
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-kaldheim-part-1-2021-01-08 Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034705/ プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その1](Feature [[2021年]]1月8日 [[Ari Zirulnik]] and [[Jenna Helland]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/legends-kaldheim-2021-01-21 The Legends of Kaldheim]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034739/ カルドハイムの伝説たち](Feature 2021年1月21日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:カルドハイム]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:カルドハイム]] - [[レア]]
 
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2024年6月14日 (金) 23:24時点における最新版


Sigrid, God-Favored / 神に愛された者、シグリッド (1)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)

瞬速
先制攻撃、プロテクション(神(God)クリーチャー)
神に愛された者、シグリッドが戦場に出たとき、攻撃かブロックしているクリーチャー最大1体を対象とする。神に愛された者、シグリッドが戦場を離れるまでそれを追放する。

2/2

に対するプロテクションと、戦闘に参加しているクリーチャーを一時的に追放する能力を持つ伝説の人間戦士

瞬速先制攻撃レンジストライク的な除去により攻撃してきた対戦相手の計算を大きく狂わせることができる。ただしサイズは控えめなため火力などで除去され、逆に計算を狂わされないようにしたい。その性質上攻撃的なデッキよりある程度受け身なデッキに向いているか。

リミテッドでは神がレア以上にしか存在しないものの、多相が存在するためを含むデッキに対して有利に働くだろう。護衛の林歩き/Guardian Gladewalkerなどの支援を受けられない点には注意。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

カルドハイムの氏族の指導者サイクル単色伝説のクリーチャーで、それぞれブレタガルド/Bretagardの五つの人間氏族の指導者的存在である。レアに3枚、アンコモンに2枚存在する。

[編集] ストーリー

シグリッド/Sigridは、カルドハイム/Kaldheimブレタガルド/Bretagard人間氏族の一つ、ベスキール/The Beskirの精神的指導者。女性。祖先がアールンド/Alrundの命を救ったため、神の加護を受けている。

詳細はシグリッド/Sigridを参照。

[編集] 参考

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