無法者

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'''無法者'''/''Outlaw''とは、[[サンダー・ジャンクションの無法者]]で新たに制定された[[オブジェクト]]の性質を示す[[ルール用語]]。  
  
{{カードテキスト
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{{#Card:Vial Smasher, Gleeful Grenadier}}
|カード名=Vial Smasher, Gleeful Grenadier / 陽気な擲弾兵、薬瓶砕き
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|コスト=(黒)(赤)
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|タイプ=伝説のクリーチャー ― ゴブリン(Goblin) 傭兵(Mercenary)
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|カードテキスト=これでない無法者1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、対戦相手1人を対象とする。陽気な擲弾兵、薬瓶砕きはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。(暗殺者(Assassin)、海賊(Pirate)、邪術師(Warlock)、ならず者(Rogue)、傭兵(Mercenary)が無法者である。)
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|PT=3/2
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|Gathererid=
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}}
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''カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。<!--whisperに日本語訳がついたらこちらのコメントアウト解除
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{{#Card:Vial Smasher, Gleeful Grenadier}}-->''
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==定義==
 
==定義==
 
'''無法者'''/''Outlaw''とは、[[クリーチャー・タイプ]]に[[暗殺者]]、[[海賊]]、[[邪術師]]、[[ならず者]]、[[傭兵]]のいずれかを含む[[オブジェクト]]を指す。
 
'''無法者'''/''Outlaw''とは、[[クリーチャー・タイプ]]に[[暗殺者]]、[[海賊]]、[[邪術師]]、[[ならず者]]、[[傭兵]]のいずれかを含む[[オブジェクト]]を指す。
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「悪党」と呼ぶにふさわしい[[職業]]5種をまとめたルール用語。[[サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキ]]においても登場している。
 
「悪党」と呼ぶにふさわしい[[職業]]5種をまとめたルール用語。[[サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキ]]においても登場している。
  
[[サンダー・ジャンクションの無法者]]では、タイトル通り各地から[[サンダー・ジャンクション/Thunder Junction]]に集まってきた無法者たちを指す。同[[セット]]では[[青]]・[[黒]]・[[赤]]に無法者を参照するカードが存在し、[[黒赤]]では[[リミテッド]]・[[アーキタイプ]]にもなっている。ただし、該当するクリーチャー・タイプ自体は全[[色]]に存在している。
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[[サンダー・ジャンクションの無法者]]では、タイトル通り各地から[[サンダー・ジャンクション/Thunder Junction]]に集まってきた無法者たちを指す。同[[セット]]では[[青]]・[[黒]]・[[赤]]に無法者を参照するカードが存在し、[[黒赤]]では[[リミテッド]]・[[アーキタイプ]]にもなっている。ただし、該当するクリーチャー・タイプ自体は全[[色]]に収録されている。
  
 
*[[アン・ゲーム]]専用タイプゆえに仕方がないが、[[悪人]]といういかにもなタイプは[[ルール]]上無法者ではない。
 
*[[アン・ゲーム]]専用タイプゆえに仕方がないが、[[悪人]]といういかにもなタイプは[[ルール]]上無法者ではない。
*複数種のオブジェクトをひとまとめにした用語という点で、[[歴史的]]と通ずるものがある。[[開発部]]はこうした「ひとまとめにする」ルール用語を包括/Batchと呼んでいる<ref name="mm20240326">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/outlaws-of-the-land-part-1 Outlaws of the Land, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037709/ この地の『無法者』 その1]([[Making Magic]] [[2024年]]3月26日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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*複数種のオブジェクトをひとまとめにした用語という点で、[[歴史的]]と通ずるものがある。[[開発部]]はこうした「ひとまとめにする」ルール用語を[[包括|包括/Batch]]と呼んでいる<ref name="mm20240326">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/outlaws-of-the-land-part-1 Outlaws of the Land, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037709/ この地の『無法者』 その1]([[Making Magic]] [[2024年]]3月26日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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*注釈文において、無法者に該当する[[クリーチャー・タイプ]]5種の配列は五十音順になっている。英語の原文では"Assassins([[暗殺者]]), Mercenaries([[傭兵]]), Pirates([[海賊]]), Rogues([[ならず者]]), and Warlocks([[邪術師]])"とアルファベット順になっており、原文・翻訳共に覚えやすさへの濃やかな配慮が窺われる。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
*「無法者・カード」「無法者である[[呪文]]」のような表現を使わずに単に「無法者」とだけ書かれている場合、それは戦場にあって該当クリーチャー・タイプを持つ[[パーマネント]]を指す({{CR|109.2}})。これは[[カード・タイプ]]に[[部族]]を含むパーマネントも考慮する。
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*「無法者・カード」「無法者である[[呪文]]」のような表現を使わずに単に「無法者」とだけ書かれている場合、それは戦場にあって該当クリーチャー・タイプを持つ[[パーマネント]]を指す({{CR|109.2}})。これは[[カード・タイプ]]に[[同族]]を含むパーマネントも考慮する。
 
*ひとつのオブジェクトが該当する[[クリーチャー・タイプ]]を複数持っていたとしても、それは無法者であるオブジェクト1個分としてのみ数えられる。
 
*ひとつのオブジェクトが該当する[[クリーチャー・タイプ]]を複数持っていたとしても、それは無法者であるオブジェクト1個分としてのみ数えられる。
 
**例えば、[[多相]]クリーチャーを1体だけ[[コントロール]]していたとしても、[[親和]](無法者)で減少する[[コスト]]は(1)のみである。
 
**例えば、[[多相]]クリーチャーを1体だけ[[コントロール]]していたとしても、[[親和]](無法者)で減少する[[コスト]]は(1)のみである。
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*候補に挙がるも「無法者」入りを逃したクリーチャー・タイプとして、[[バーバリアン]]、[[狂戦士]]、[[ミニオン]]、[[忍者]]、[[レベル]]がある。これらが外れたのは、「包括」リストに適切な要素の数は2~5個であり、それ以上多いと覚えにくいからである<ref name="mm20240326"/>。
 
*候補に挙がるも「無法者」入りを逃したクリーチャー・タイプとして、[[バーバリアン]]、[[狂戦士]]、[[ミニオン]]、[[忍者]]、[[レベル]]がある。これらが外れたのは、「包括」リストに適切な要素の数は2~5個であり、それ以上多いと覚えにくいからである<ref name="mm20240326"/>。
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**[[戦士]]も「無法者」入りを議論されたが、善玉側で使われすぎたタイプであったため候補から外された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/outlaws-of-thunder-junction-vision-design-handoff-document-part-2 Outlaws of Thunder Junction Vision Design Handoff Document, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037757/ 『サンダー・ジャンクションの無法者』展望デザイン提出文書 その2]([[Making Magic]] 2024年4月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
 
==脚注==
 
==脚注==
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==参考==
 
==参考==
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/outlaws-of-thunder-junction-mechanics Outlaws of Thunder Junction Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037708/ 『サンダー・ジャンクションの無法者』メカニズム]([[Daily MTG]] [[2024年]]3月27日 [[Matt Tabak]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/outlaws-of-thunder-junction-mechanics Outlaws of Thunder Junction Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037708/ 『サンダー・ジャンクションの無法者』メカニズム]([[Daily MTG]] [[2024年]]3月27日 [[Matt Tabak]]著)
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/outlaws-of-thunder-junction-release-notes Outlaws of Thunder Junction Release Notes]/[http://media.wizards.com/2024/downloads/OTJ_Release_Notes_nwYBwey2D91L/JP_MTGOTJ_ReleaseNotes_20240329.pdf 『サンダー・ジャンクションの無法者』 リリースノート(PDF文書)]([[Daily MTG]] [[2024年]]4月5日)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/outlaws-of-thunder-junction-release-notes Outlaws of Thunder Junction Release Notes]/[https://mtg-jp.com/img_sys/common/JA_MTGOTJ_ReleaseNotes_20240329.pdf 『サンダー・ジャンクションの無法者』 リリースノート(PDF文書)]([[Daily MTG]] [[2024年]]4月5日)
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|無法者}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|無法者}}
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
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==引用:総合ルール 20240412.0==
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'''総合ルールビューアが未対応のため、日本公式サイトより引用'''
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:700.12. 「無法者/outlaw」という語は、暗殺者や海賊や邪術師やならず者や傭兵であるクリーチャー・タイプを持つオブジェクトを指す。
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::700.12a あるプレイヤーがコントロールしている無法者を参照するカードが存在する。その効果は特に書かれていない限り、パーマネントである無法者を参照する。

2024年7月28日 (日) 16:29時点における最新版

無法者/Outlawとは、サンダー・ジャンクションの無法者で新たに制定されたオブジェクトの性質を示すルール用語


目次

[編集] 定義

無法者/Outlawとは、クリーチャー・タイプ暗殺者海賊邪術師ならず者傭兵のいずれかを含むオブジェクトを指す。

[編集] 解説

「悪党」と呼ぶにふさわしい職業5種をまとめたルール用語。サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキにおいても登場している。

サンダー・ジャンクションの無法者では、タイトル通り各地からサンダー・ジャンクション/Thunder Junctionに集まってきた無法者たちを指す。同セットではに無法者を参照するカードが存在し、黒赤ではリミテッドアーキタイプにもなっている。ただし、該当するクリーチャー・タイプ自体は全に収録されている。

  • アン・ゲーム専用タイプゆえに仕方がないが、悪人といういかにもなタイプはルール上無法者ではない。
  • 複数種のオブジェクトをひとまとめにした用語という点で、歴史的と通ずるものがある。開発部はこうした「ひとまとめにする」ルール用語を包括/Batchと呼んでいる[1]
  • 注釈文において、無法者に該当するクリーチャー・タイプ5種の配列は五十音順になっている。英語の原文では"Assassins(暗殺者), Mercenaries(傭兵), Pirates(海賊), Rogues(ならず者), and Warlocks(邪術師)"とアルファベット順になっており、原文・翻訳共に覚えやすさへの濃やかな配慮が窺われる。

[編集] ルール

  • 「無法者・カード」「無法者である呪文」のような表現を使わずに単に「無法者」とだけ書かれている場合、それは戦場にあって該当クリーチャー・タイプを持つパーマネントを指す(CR:109.2)。これはカード・タイプ同族を含むパーマネントも考慮する。
  • ひとつのオブジェクトが該当するクリーチャー・タイプを複数持っていたとしても、それは無法者であるオブジェクト1個分としてのみ数えられる。
  • 「無法者」はクリーチャー・タイプではない。魂の洞窟/Cavern of Soulsなどのクリーチャー・タイプを選ぶ効果で「無法者」を指定することはできない。

[編集] 開発秘話

悪役をテーマとしたセットをデザインするにあたり、無法者というコンセプトを開発部は重要視した。最初は「無法者」を新規クリーチャー・タイプとする案もあったが、統率者戦などカードプールの広いフォーマットで無法者デッキを組むのが難しくなるため、「包括」概念を用い既存のクリーチャー・タイプをまとめて無法者として扱うことになった。

開発部はまず無法者にふさわしいクリーチャー・タイプを列挙し、その中から選りすぐることにした。ならず者、暗殺者は即座に採用され、既にセットに入れられていたトークンを活かすため傭兵も仲間入りした。これら3種には呪文を使う職業が欠けていたため、Doug Beyer率いるクリエイティブ・チームは邪術師を追加した。その後、セット・デザイン・チームイクサラン:失われし洞窟との相互作用も考慮して海賊を加え、現在の定義となった。

  • 候補に挙がるも「無法者」入りを逃したクリーチャー・タイプとして、バーバリアン狂戦士ミニオン忍者レベルがある。これらが外れたのは、「包括」リストに適切な要素の数は2~5個であり、それ以上多いと覚えにくいからである[1]
    • 戦士も「無法者」入りを議論されたが、善玉側で使われすぎたタイプであったため候補から外された[2]

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 Outlaws of the Land, Part 1/この地の『無法者』 その1Making Magic 2024年3月26日 Mark Rosewater著)
  2. Outlaws of Thunder Junction Vision Design Handoff Document, Part 2/『サンダー・ジャンクションの無法者』展望デザイン提出文書 その2Making Magic 2024年4月15日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

[編集] 引用:総合ルール 20240412.0

総合ルールビューアが未対応のため、日本公式サイトより引用

700.12. 「無法者/outlaw」という語は、暗殺者や海賊や邪術師やならず者や傭兵であるクリーチャー・タイプを持つオブジェクトを指す。
700.12a あるプレイヤーがコントロールしている無法者を参照するカードが存在する。その効果は特に書かれていない限り、パーマネントである無法者を参照する。
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