疫病吐き/Plague Spitter

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(10人の利用者による、間の10版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Plague Spitter}}
 
{{#card:Plague Spitter}}
  
イラストがのっそりしていて可愛い[[クリーチャー]]。
+
[[あなた|自分]]の[[アップキープ]]のたびに1点[[ダメージ]]をばらまく[[クリーチャー]]。[[戦場]]から[[墓地]]に置かれたときにもダメージを与える。
これでもれっきとした[[ホラー]]である。
+
  
これが出ていると[[サイズ]]が小さいことが多い[[エルフ]]などは悲鳴を上げる。
+
[[ターン]]継続してダメージを与えるため、[[小型クリーチャー]]に頼った[[デッキ]]はほとんど機能不全に陥る。3[[マナ]]2/2と[[サイズ]]は大きくないがダメージ[[能力]]があるため、[[攻撃]][[通し|通れば]]3点、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されても[[タフネス]]4までのクリーチャーならば相打ちを取ることができる。[[チャンプブロック|チャンプ]][[ブロッカー]]も排除できるため、見かけのサイズに反して[[アタッカー]]としての性能は高い。小型[[のたうつウンパス/Thrashing Wumpus]]といった感じの能力を持つが、のたうつウンパスが[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]向けの性能であったのに対し、こちらは[[ビートダウンデッキ]]向けの性能である。
一見3[[マナ]]2/2と決して大きくないサイズだが、[[ダメージ]][[能力]]があるため、一度の[[攻撃]][[プレイヤー]]に通れば3点、クリーチャーなら[[タフネス]]4までと相打ちになれるというかなりパワフルな[[アタッカー]]である。
+
[[チャンプブロック|チャンプ]][[ブロッカー]]も一掃でき、後続のアタッカーにも有利に働くため優秀すぎるぐらいだ。
+
能力自体は[[のたうつウンパス/Thrashing Wumpus]]の小型版だが、向こうはそのサイズ、能力の任意[[起動]]などから[[コントロール]]向けなのに対して、こっちは相当[[ビートダウン]]向け。
+
  
[[対立|対立デッキ]]には激烈に効く事が多い。
+
[[スタンダード]]では[[マシーンヘッド]]によく採用され、[[世界選手権01]]で優勝した[[Tom van de Logt]][[デッキ]]では4枚積みされていた。当時の[[メタゲーム]]には、[[苗木]][[トークン]]を[[展開]]する[[苗木対立]]や、[[マナ・クリーチャー]]に頼る[[ファイアーズ]]が存在していたため、活躍の場が多かった。特に「1[[ターン]]目[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]から疫病吐き」の流れは、上記のデッキに対してはハメパターンに近い威力を発揮した。
実際に[[世界選手権01]]で優勝した[[Tom van de Logt]]が使用した[[マシーンヘッド]]には4枚積みされていた。
+
当時は[[小型クリーチャー]]を大量に展開する[[苗木対立]]や、タフネス1の[[マナ・クリーチャー]]を[[キーカード]]とする[[ファイアーズ]]などが[[メタ]]に多かったためである。
+
「1[[ターン]]目[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]から疫病吐き」の流れは、上記の[[デッキ]]に対してはハメパターンに近い[[効果]]を発揮した。
+
  
*2体出ていると[[アップキープ]]時に共に死ぬため、4点ダメージをばら撒く。
+
*[[エンチャント]]の[[悪のただれ/Festering Evil]]も同じアップキープ[[能力]]を持っている。
*吐いている疫病は[[ファイレクシア病]]といい、[[ハナ/Hanna]]を死に至らしめたのもこの病である。
+
*2体出ているとアップキープ時に共に死ぬため、4点ダメージを撒き散らす。
<!-- [[連鎖]]という単語はかつて存在したので避けるべき -->
+
*[[ホラー]]にしては{{Gatherer|id=23021}}がのっそりしていて可愛いと評判。
 +
*プレイテストの間は「Screeming Meemies(神経過敏)」という名前だった<ref>[https://web.archive.org/web/20020607032845/http://wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/85 Invasion Design Names(Internet Archive)](Arcana [[2002年]]3月1日)</ref>。
 +
*[[多色]]のテーマや[[所有地カード]]と同様に[[Spectral Chaos]]から[[インベイジョン・ブロック]]へ移されたカード<ref>[https://web.archive.org/web/20051123091654/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr188 Body Snatchers of the Invasion(Internet Archive)](Making Magic [[2005年]]8月8日 Mark Rosewater著)</ref>
 +
*[[2021年]]6月の[[オラクル]]変更で[[クリーチャー・タイプ]]に[[ファイレクシアン]]が追加された。
 +
 
 +
==ストーリー==
 +
4205[[AR]]の侵攻時に[[ファイレクシア/Phyrexia]]は、[[ドミナリア/Dominaria]]各地で各種疫病兵器を使用している。この'''疫病吐き'''/''Plague Spitter''も疫病を散布するファイレクシア生物の1つ({{Gatherer|id=23021}})。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[ファイレクシア病]]([[背景世界/ストーリー用語]]
+
<references />
 +
*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/arcana/883 壁紙]  
 
*[[カード個別評価:インベイジョン]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:インベイジョン]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[アンコモン]]

2024年6月30日 (日) 16:34時点における最新版


Plague Spitter / 疫病吐き (2)(黒)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ホラー(Horror)

あなたのアップキープの開始時に、疫病吐きは各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ1点のダメージを与える。
疫病吐きが死亡したとき、それは各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ1点のダメージを与える。

2/2

自分アップキープのたびに1点ダメージをばらまくクリーチャー戦場から墓地に置かれたときにもダメージを与える。

ターン継続してダメージを与えるため、小型クリーチャーに頼ったデッキはほとんど機能不全に陥る。3マナ2/2とサイズは大きくないがダメージ能力があるため、攻撃通れば3点、ブロックされてもタフネス4までのクリーチャーならば相打ちを取ることができる。チャンプブロッカーも排除できるため、見かけのサイズに反してアタッカーとしての性能は高い。小型のたうつウンパス/Thrashing Wumpusといった感じの能力を持つが、のたうつウンパスがコントロールデッキ向けの性能であったのに対し、こちらはビートダウンデッキ向けの性能である。

スタンダードではマシーンヘッドによく採用され、世界選手権01で優勝したTom van de Logtデッキでは4枚積みされていた。当時のメタゲームには、苗木トークン展開する苗木対立や、マナ・クリーチャーに頼るファイアーズが存在していたため、活躍の場が多かった。特に「1ターン暗黒の儀式/Dark Ritualから疫病吐き」の流れは、上記のデッキに対してはハメパターンに近い威力を発揮した。

[編集] ストーリー

4205ARの侵攻時にファイレクシア/Phyrexiaは、ドミナリア/Dominaria各地で各種疫病兵器を使用している。この疫病吐き/Plague Spitterも疫病を散布するファイレクシア生物の1つ(イラスト)。

[編集] 参考

  1. Invasion Design Names(Internet Archive)(Arcana 2002年3月1日)
  2. Body Snatchers of the Invasion(Internet Archive)(Making Magic 2005年8月8日 Mark Rosewater著)
QR Code.gif