シェオルドレッドの修復術/Sheoldred's Restoration
提供:MTG Wiki
(→ストーリー) |
|||
(7人の利用者による、間の9版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Sheoldred's Restoration}} | {{#card:Sheoldred's Restoration}} | ||
− | [[ | + | [[ゾンビ化/Zombify]]の亜種。そのままだと[[ライフロス]]がつく[[下位互換]]だが、[[白マナ]]込みの[[キッカー]]で[[唱える]]と逆に[[ライフ]]が[[回復]]する。 |
− | + | キッカー込みではかなり[[重い]]ので、基本的にはライフロスを甘受しつつ[[リアニメイト]]する[[呪文]]。前述の通り、そのままだとゾンビ化の下位互換ながら、登場時の[[スタンダード]]において無条件に完全蘇生する[[呪文]]の基準は5[[マナ]]であり、1マナの差を重視するのであれば採用できる基準ではある。能動的にライフを失うことをメリットに転嫁できる[[カード]]と組み合わせるのであれば優先度は高くなるだろう。 | |
+ | |||
+ | [[偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier]]の登場後のスタンダードにおいて、リアニメイト手段の選択肢として、マイナーながら選択されるケースがある。アトラクサが[[絆魂]]持ちのため、ライフ損失のリスクがある程度埋め合わせられている。 | ||
+ | |||
+ | [[リミテッド]]では[[ライフ・アドバンテージ]]が[[構築]]よりも重視され、[[マナ]]が伸びる頃には[[マナ総量]]の大きい[[クリーチャー・カード]]が[[墓地]]に落ちている可能性もそこそこある。中盤はライフロスしながらも[[ボード・アドバンテージ]]を確保し、最終盤の[[ダメージレース]]では[[ファッティ]]を[[戦場]]に戻した挙句ライフを回復することで、かなり有利をとることができる。 | ||
*{{Gatherer|id=575893}}は[[テンペスト]]版の[[再活性/Reanimate]]({{Gatherer|id=4680}})の[[オマージュ]]であり、キッカーせずに[[唱えた]]場合の[[効果]]もよく似ている。 | *{{Gatherer|id=575893}}は[[テンペスト]]版の[[再活性/Reanimate]]({{Gatherer|id=4680}})の[[オマージュ]]であり、キッカーせずに[[唱えた]]場合の[[効果]]もよく似ている。 | ||
10行: | 14行: | ||
===サイクル=== | ===サイクル=== | ||
{{サイクル/団結のドミナリアのアンコモンキッカー}} | {{サイクル/団結のドミナリアのアンコモンキッカー}} | ||
+ | |||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | [[団結のドミナリア]]の[[注目のストーリー]]の1枚。 | ||
+ | |||
+ | [[コイロスの洞窟/Caves of Koilos]]を探索する[[カーン/Karn]]は、[[ファイレクシアン|ファイレクシア人]]がすでに[[ドミナリア/Dominaria]]へとやって来ていることを知る。トンネルの先、ファイレクシアの基地でカーンが見たのは、ファイレクシアの[[ポータル/Portal]]船と次元移動で損傷した[[シェオルドレッド/Sheoldred (ストーリー)|シェオルドレッド/Sheoldred]]、そして彼女を修復する崇拝者たちの姿だった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-1-echoes-dark-2022-08-10 Episode 1: Echoes in the Dark]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DMU/0036225/ メインストーリー第1話:闇のこだま](Magic Story 2022年8月10日 [[Langley Hyde]]著)</ref>。 | ||
+ | |||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[リアニメイトカード]] | *[[リアニメイトカード]] | ||
− | *[[シェオルドレッド/Sheoldred]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | + | *[[シェオルドレッド/Sheoldred (ストーリー)|シェオルドレッド/Sheoldred]]([[背景世界/ストーリー用語]]) |
*[[カード個別評価:団結のドミナリア]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:団結のドミナリア]] - [[アンコモン]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年5月30日 (木) 23:36時点における最新版
ソーサリー
キッカー(2)(白)(この呪文を唱えるに際し、追加で(2)(白)を支払ってもよい。)
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。この呪文がキッカーされていたなら、あなたはそのカードのマナ総量に等しい点数のライフを得る。そうでないなら、その点数のライフを失う。
シェオルドレッドの修復術を追放する。
ゾンビ化/Zombifyの亜種。そのままだとライフロスがつく下位互換だが、白マナ込みのキッカーで唱えると逆にライフが回復する。
キッカー込みではかなり重いので、基本的にはライフロスを甘受しつつリアニメイトする呪文。前述の通り、そのままだとゾンビ化の下位互換ながら、登場時のスタンダードにおいて無条件に完全蘇生する呪文の基準は5マナであり、1マナの差を重視するのであれば採用できる基準ではある。能動的にライフを失うことをメリットに転嫁できるカードと組み合わせるのであれば優先度は高くなるだろう。
偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifierの登場後のスタンダードにおいて、リアニメイト手段の選択肢として、マイナーながら選択されるケースがある。アトラクサが絆魂持ちのため、ライフ損失のリスクがある程度埋め合わせられている。
リミテッドではライフ・アドバンテージが構築よりも重視され、マナが伸びる頃にはマナ総量の大きいクリーチャー・カードが墓地に落ちている可能性もそこそこある。中盤はライフロスしながらもボード・アドバンテージを確保し、最終盤のダメージレースではファッティを戦場に戻した挙句ライフを回復することで、かなり有利をとることができる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
団結のドミナリアのアンコモンのキッカーを持つカードのサイクル。各色4枚ずつ存在し、キッカー・コストには自身と異なる色の色マナを要求する。()内はキッカー・コストの色。
- ルーン撃ち/Runic Shot(青)
- ファイレクシアの宣教師/Phyrexian Missionary(黒)
- 肉裂きの空乗り/Cleaving Skyrider(赤)
- シャライの侍者/Shalai's Acolyte(緑)
- 交渉団の保護/Protect the Negotiators(白)
- ローナの渦/Rona's Vortex(黒)
- 戦羽の神秘家/Battlewing Mystic(赤)
- 連携探索/Joint Exploration(緑)
- シェオルドレッドの修復術/Sheoldred's Restoration(白)
- 怪物的戦ヒル/Monstrous War-Leech(青)
- バルデュヴィアの非道/Balduvian Atrocity(赤)
- 締めつける瘴気/Choking Miasma(緑)
- ハールーンの戦賛歌/Hurloon Battle Hymn(白)
- 勝利の炎/Fires of Victory(青)
- 戦元の熱狂/Warhost's Frenzy(黒)
- 芽吹くゴブリン/Sprouting Goblin(緑)
- 連合の力/Strength of the Coalition(白)
- エルフの水流術師/Elvish Hydromancer(青)
- 羅利骨灰/Tear Asunder(黒)
- ヤヴィマヤの偶像破壊者/Yavimaya Iconoclast(赤)
[編集] ストーリー
コイロスの洞窟/Caves of Koilosを探索するカーン/Karnは、ファイレクシア人がすでにドミナリア/Dominariaへとやって来ていることを知る。トンネルの先、ファイレクシアの基地でカーンが見たのは、ファイレクシアのポータル/Portal船と次元移動で損傷したシェオルドレッド/Sheoldred、そして彼女を修復する崇拝者たちの姿だった[1]。
[編集] 脚注
- ↑ Episode 1: Echoes in the Dark/メインストーリー第1話:闇のこだま(Magic Story 2022年8月10日 Langley Hyde著)