裏面
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(5人の利用者による、間の9版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
'''裏面'''/''Back''とは、[[カード]]の面のうち[[カード名]]などの[[カードの部分|情報]]が書かれていない側のことである。反対側は[[表面]]。 | '''裏面'''/''Back''とは、[[カード]]の面のうち[[カード名]]などの[[カードの部分|情報]]が書かれていない側のことである。反対側は[[表面]]。 | ||
+ | |||
+ | [[両面カード]]の「'''[[第2面]]'''」とは明確に異なる用語である。混同に注意。 | ||
==解説== | ==解説== | ||
− | [[マジック:ザ・ギャザリング]]で使用されるほとんどのカードは共通の裏面を持っている。それらは周囲に黒い縁取りがあり、上部に"Magic The Gathering" | + | [[マジック:ザ・ギャザリング]]で使用されるほとんどのカードは共通の裏面を持っている。それらは周囲に黒い縁取りがあり、上部に"Magic The Gathering"の初期ロゴ、中部に[[カラーパイ]]を表現する[[白]]・[[青]]・[[黒]]・[[赤]]・[[緑]]の5つの点、下部に"DECK MASTER"の文字がある。そのためこのデザインは「デッキマスター」デザインと呼ばれることがある。 |
裏面がこれと異なるデザインのカードも存在するが、それらを裏面が「デッキマスター」であるカードと同じ[[デッキ]]に入れて使用すると問題が発生する。それらのカードについてどのように扱うかは下記参照。 | 裏面がこれと異なるデザインのカードも存在するが、それらを裏面が「デッキマスター」であるカードと同じ[[デッキ]]に入れて使用すると問題が発生する。それらのカードについてどのように扱うかは下記参照。 | ||
− | *裏面が汚れ、日焼けなどでほかのカードと区別できる状態になっている場合、[[スリーブ]]を使わずにそのまま使用すると[[マークド]] | + | *裏面が汚れ、日焼けなどでほかのカードと区別できる状態になっている場合、[[スリーブ]]を使わずにそのまま使用すると[[マークド]]として[[懲罰]]の対象となる。 |
+ | **故意に区別できるような印をつけることは[[不正行為]]であり、[[失格]]、[[資格停止]]を含む措置の対象となり得る。 | ||
*最初の[[エキスパンション]]である[[アラビアンナイト]]では、カード裏面が[[リミテッド・エディション]]、[[アンリミテッド・エディション]]と別の色で刷られ区別がつけられる予定であったが、印刷直前で変更された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/almost-different-back-2002-08-05 The Almost Different Back](Feature 2002年8月5日)</ref>。 | *最初の[[エキスパンション]]である[[アラビアンナイト]]では、カード裏面が[[リミテッド・エディション]]、[[アンリミテッド・エディション]]と別の色で刷られ区別がつけられる予定であったが、印刷直前で変更された<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/almost-different-back-2002-08-05 The Almost Different Back](Feature 2002年8月5日)</ref>。 | ||
*[[統率者カード]]などの大判カードは裏面がデッキマスターデザインだが、"Magic The Gathering"のロゴが水色ではなく、印刷時の製品ロゴに準拠した色になっている。 | *[[統率者カード]]などの大判カードは裏面がデッキマスターデザインだが、"Magic The Gathering"のロゴが水色ではなく、印刷時の製品ロゴに準拠した色になっている。 | ||
+ | *[[Magic Online]]など[[コンピューターゲーム]]のカードは裏面は、作品リリース時(MOの場合大型アップデート時)のブランド・ロゴに基づいたデザインになっている。特にブランド・ロゴが大幅に変更された[[ドミナリア]]リリース直前では、カード裏面が「デッキマスター」に準拠したデザインから、新ブランド・ロゴに合わせた独自デザインに変更された。 | ||
==裏面が通常と異なるカード== | ==裏面が通常と異なるカード== | ||
16行: | 20行: | ||
*[[両面カード]] | *[[両面カード]] | ||
*[[合体カード]] | *[[合体カード]] | ||
− | いずれも[[ | + | いずれも[[差し替えカード]]を使用するか、不透明[[スリーブ]]に入れて使用する。 |
;通常のマジックのルールでは使用しないカード | ;通常のマジックのルールでは使用しないカード | ||
33行: | 37行: | ||
*[[金枠]]のカード | *[[金枠]]のカード | ||
*[[コレクターズ・エディション]] | *[[コレクターズ・エディション]] | ||
− | *[[月刊GOTTA付録カード]] | + | *[[付録カード#コミックGOTTA|月刊GOTTA付録カード]] |
*[[アーティストプルーフ]] | *[[アーティストプルーフ]] | ||
*[[Heroes of the Realm]] | *[[Heroes of the Realm]] |
2024年5月14日 (火) 23:35時点における最新版
裏面/Backとは、カードの面のうちカード名などの情報が書かれていない側のことである。反対側は表面。
両面カードの「第2面」とは明確に異なる用語である。混同に注意。
[編集] 解説
マジック:ザ・ギャザリングで使用されるほとんどのカードは共通の裏面を持っている。それらは周囲に黒い縁取りがあり、上部に"Magic The Gathering"の初期ロゴ、中部にカラーパイを表現する白・青・黒・赤・緑の5つの点、下部に"DECK MASTER"の文字がある。そのためこのデザインは「デッキマスター」デザインと呼ばれることがある。
裏面がこれと異なるデザインのカードも存在するが、それらを裏面が「デッキマスター」であるカードと同じデッキに入れて使用すると問題が発生する。それらのカードについてどのように扱うかは下記参照。
- 裏面が汚れ、日焼けなどでほかのカードと区別できる状態になっている場合、スリーブを使わずにそのまま使用するとマークドとして懲罰の対象となる。
- 最初のエキスパンションであるアラビアンナイトでは、カード裏面がリミテッド・エディション、アンリミテッド・エディションと別の色で刷られ区別がつけられる予定であったが、印刷直前で変更された[1]。
- 統率者カードなどの大判カードは裏面がデッキマスターデザインだが、"Magic The Gathering"のロゴが水色ではなく、印刷時の製品ロゴに準拠した色になっている。
- Magic Onlineなどコンピューターゲームのカードは裏面は、作品リリース時(MOの場合大型アップデート時)のブランド・ロゴに基づいたデザインになっている。特にブランド・ロゴが大幅に変更されたドミナリアリリース直前では、カード裏面が「デッキマスター」に準拠したデザインから、新ブランド・ロゴに合わせた独自デザインに変更された。
[編集] 裏面が通常と異なるカード
詳しい扱いについてはそれぞれの各項目を参照のこと。
- 通常のマジックのルールで使用できるカード
いずれも差し替えカードを使用するか、不透明スリーブに入れて使用する。
- 通常のマジックのルールでは使用しないカード
いずれもゲームの開始時点で表向きであるか、メインデッキとは別の専用デッキを構築する。
- 公式には使用できないカード
- 金枠のカード
- コレクターズ・エディション
- 月刊GOTTA付録カード
- アーティストプルーフ
- Heroes of the Realm
- その他、様々な形態の特殊なプロモーション・カード
これらは認定大会で使用することができない。
- その他
[編集] 参考
- ↑ The Almost Different Back(Feature 2002年8月5日)