スペッド・レッド
提供:MTG Wiki
細 |
細 |
||
(6人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
− | '''スペッド・レッド'''(''Sped Red'')は、[[インベイジョン]]期の[[スタンダード]]にて突如出現した[[赤単色デッキ|赤単色]]の[[ | + | '''スペッド・レッド'''(''Sped Red'')は、[[インベイジョン]]期の[[スタンダード]]にて突如出現した[[赤単色デッキ|赤単色]]の[[ビートダウンデッキ]]。spedとはspeedの過去分詞形。加速された赤単とでもいったところか。 |
==概要== | ==概要== | ||
6行: | 6行: | ||
{{#card:Flametongue Kavu}} | {{#card:Flametongue Kavu}} | ||
− | 基本的に[[スライ]]のバリエーションである[[デッキ]]だが、主に[[インベイジョン]]期の[[スタンダード]] | + | 基本的に[[スライ]]のバリエーションである[[デッキ]]だが、主に[[インベイジョン]]期の[[スタンダード]]のものはこう呼ばれる。強力な[[ウルザ・ブロック]]が落ちたことでスライは消滅をささやかれたが、代わって[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]や[[スキジック/Skizzik]]など、新たに登場した優秀な[[クリーチャー]]が加えられている。 |
− | + | ドイツ選手権01で[[対立]]系デッキ([[対立オーブ]]や[[フィッシュ対立]])が大幅に増えたこと、さらにその影響で[[赤単色デッキ|赤単]]が苦手とする[[カウンターレベル]]や[[青白コントロール/スタンダード/マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期|青白コントロール]]などのデッキが大幅に減ったことから、[[対立]]系デッキに相性の良い[[アンチデッキ]]として有力となった。[[日本選手権01]]や[[世界選手権01]]など、多数の[[トーナメント]]でトップ8を出すほどの活躍を見せた。 | |
しかし、当時のスタンダードの[[赤]]は優秀な[[軽量]][[クリーチャー]]にあまり恵まれず、単純に2[[マナ]]の[[パワー]]2が必要なために[[憤怒の織り手/Rage Weaver]]や[[精力的なレインジャー/Firebrand Ranger]]といった[[赤単色デッキ|赤単]]では[[バニラ]]同然のカードが使われた。これら以外には[[ゴブリンの略奪者/Goblin Raider]]がある程度であった。 | しかし、当時のスタンダードの[[赤]]は優秀な[[軽量]][[クリーチャー]]にあまり恵まれず、単純に2[[マナ]]の[[パワー]]2が必要なために[[憤怒の織り手/Rage Weaver]]や[[精力的なレインジャー/Firebrand Ranger]]といった[[赤単色デッキ|赤単]]では[[バニラ]]同然のカードが使われた。これら以外には[[ゴブリンの略奪者/Goblin Raider]]がある程度であった。 | ||
65行: | 65行: | ||
|1||[[ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis]]|||| | |1||[[ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis]]|||| | ||
|} | |} | ||
+ | |||
+ | *小型クリーチャーが多い[[対立オーブ]]や[[フィッシュ対立]]対策として、繰り返し使える[[火力]]である[[クリスの魔道士/Kris Mage]]や[[オーク弩弓隊/Orcish Artillery]]が採用されている。サイドボードには、これらのデッキのキーカードである[[静態の宝珠/Static Orb]]対策として有効な[[モグの分捕り/Mogg Salvage]]も投入されている。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
71行: | 73行: | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
− | [[Category:赤単色デッキ | + | {{DEFAULTSORT:すへつとれつと}} |
− | [[Category:ビートダウンデッキ | + | [[Category:赤単色デッキ]] |
− | [[Category:ウィニーデッキ | + | [[Category:ビートダウンデッキ]] |
− | [[Category:赤単ビートダウンデッキ | + | [[Category:ウィニーデッキ]] |
− | [[Category:赤単ウィニーデッキ | + | [[Category:赤単ビートダウンデッキ]] |
− | [[Category:マスクス・ブロックを含むスタンダードデッキ | + | [[Category:赤単ウィニーデッキ]] |
− | [[Category:インベイジョン・ブロックを含むスタンダードデッキ | + | [[Category:マスクス・ブロックを含むスタンダードデッキ]] |
+ | [[Category:インベイジョン・ブロックを含むスタンダードデッキ]] |
2024年1月6日 (土) 23:05時点における最新版
スペッド・レッド(Sped Red)は、インベイジョン期のスタンダードにて突如出現した赤単色のビートダウンデッキ。spedとはspeedの過去分詞形。加速された赤単とでもいったところか。
[編集] 概要
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(2):黒か緑のクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで速攻を得る。(それは、あなたのコントロール下で戦場に出てすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
2/1クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier) レインジャー(Ranger)
(緑),(T):あなたは、あなたの手札から基本土地カードを1枚戦場に出してもよい。
2/1クリーチャー — カヴー(Kavu)
火炎舌のカヴーが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。火炎舌のカヴーは、それに4点のダメージを与える。
4/2基本的にスライのバリエーションであるデッキだが、主にインベイジョン期のスタンダードのものはこう呼ばれる。強力なウルザ・ブロックが落ちたことでスライは消滅をささやかれたが、代わって火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuやスキジック/Skizzikなど、新たに登場した優秀なクリーチャーが加えられている。
ドイツ選手権01で対立系デッキ(対立オーブやフィッシュ対立)が大幅に増えたこと、さらにその影響で赤単が苦手とするカウンターレベルや青白コントロールなどのデッキが大幅に減ったことから、対立系デッキに相性の良いアンチデッキとして有力となった。日本選手権01や世界選手権01など、多数のトーナメントでトップ8を出すほどの活躍を見せた。
しかし、当時のスタンダードの赤は優秀な軽量クリーチャーにあまり恵まれず、単純に2マナのパワー2が必要なために憤怒の織り手/Rage Weaverや精力的なレインジャー/Firebrand Rangerといった赤単ではバニラ同然のカードが使われた。これら以外にはゴブリンの略奪者/Goblin Raiderがある程度であった。
- 多色化が進むインベイジョン以降のスタンダードで、あえて単色デッキを貫いた、ある意味漢らしいデッキ。こんなことができたのも、最強火力クリーチャーの火炎舌のカヴーと多色キラーリシャーダの港/Rishadan Portのおかげであろう。
[編集] サンプルレシピ
メインデッキ (60) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (21) | 3 | 焦熱の溶岩/Scorching Lava | |
4 | スキジック/Skizzik | 2 | 罠の橋/Ensnaring Bridge |
4 | 火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu | 2 | 抹消/Obliterate |
3 | クリスの魔道士/Kris Mage | 2 | 沸騰/Boil |
3 | 憤怒の織り手/Rage Weaver | 2 | モグの分捕り/Mogg Salvage |
3 | 精力的なレインジャー/Firebrand Ranger | 1 | タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero |
2 | 憤怒の化身/Avatar of Fury | 3 | 血の誓い/Blood Oath |
2 | オーク弩弓隊/Orcish Artillery | ||
呪文 (16) | |||
2 | キマイラ像/Chimeric Idol | ||
4 | ウルザの激怒/Urza's Rage | ||
4 | 炎の印章/Seal of Fire | ||
4 | ショック/Shock | ||
2 | ギトゥの火/Ghitu Fire | ||
土地 (23) | |||
18 | 山/Mountain | ||
4 | リシャーダの港/Rishadan Port | ||
1 | ケルドの死滅都市/Keldon Necropolis |
- 小型クリーチャーが多い対立オーブやフィッシュ対立対策として、繰り返し使える火力であるクリスの魔道士/Kris Mageやオーク弩弓隊/Orcish Artilleryが採用されている。サイドボードには、これらのデッキのキーカードである静態の宝珠/Static Orb対策として有効なモグの分捕り/Mogg Salvageも投入されている。