信仰の足枷/Faith's Fetters

提供：MTG Wiki

（版間での差分）
移動： 案内, 検索
 
(→参考: カード個別評価：ラヴニカ・リマスターへのリンク追加)
 
（17人の利用者による、間の26版が非表示）
1行： 1行：
 
{{#card:Faith's Fetters}}
 
{{#card:Faith's Fetters}}
  
−
4点[[回復]]がつき、[[クリーチャー]]以外の[[パーマネント]]も[[対象]]にできるようになった[[拘引/Arrest]]。
+
4点[[回復]]がつき、[[クリーチャー]]以外の[[パーマネント]]にも[[つける|つけ]]られるようになった[[拘引/Arrest]]。[[サイクル#カード群|サイクル]]中で唯一[[カード・アドバンテージ]]に直接関わらない[[ETB]][[能力]]だが、[[効果]]は非常に強力である。
−
[[サイクル]]中で唯一[[カード・アドバンテージ]]に直接関わらない[[cip]][[能力]]だが、[[効果]]の方は非常に強力である。
+
  
−
[[伝説の]]パーマネントの多い[[神河ブロック]]が[[スタンダード]]環境で使用できる間は、[[除去]]せずに[[パーマネント]]を場に残した状態で対処することは相手の行動を制限させられるため利点になるといえる。
+
クリーチャーの[[擬似除去]]としてだけでなく、[[都市の樹、ヴィトゥ＝ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree]]や[[プレインズウォーカー]]などのクリーチャー以外のパーマネントの阻害にも使えるという汎用性の高さが強み。やや[[重い]]が、4点[[回復]]によって序盤の[[ライフロス]]も補えるので使い勝手が良い。
−
[[プレインズウォーカー]]のいる[[ローウィン]]とは[[スタンダード]]環境では入れ替わりなのが残念。
+
−
両方を使用できる環境下では[[伝説の]]パーマネント同様に相手を縛る要素となりうる。
+
  
−
[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]や[[源獣]]のいた[[神河物語]]が落ちた後も、汎用性が評価されてか、多数使い続けられている。
+
[[ラヴニカ：ギルドの都]]登場時の[[スタンダード]]では、[[色拘束]]が薄いこともあり[[コントロールデッキ|コントロール]]を中心に多くの[[デッキ]]で採用された。[[伝説のパーマネント]]が多い[[神河ブロック]]が存在する間は、[[除去]]せずに[[戦場]]に残したまま無力化した方が効果的な場合もあった（→[[レジェンド・ルール#過去のルール]]）。スタンダードでは入れ替わりとなったが、前述した神河ブロックが存在した時期はもちろん、[[時のらせんブロック]]が参入して以降もよく使われた。
  
−
[[コントロール]]にとって貴重な[[タイム・アドバンテージ]]を、相手の脅威に対処しながら出来るという意味で[[ライフ]]回復も重要。
+
[[パウパー]]では[[現実の酸]]で使いまわしやすい擬似除去として採用される。
  
−
<!-- -[[サイクル]]の中で唯一、cipよりも効果が重要視され使われている。
+
[[統率者戦]]でも便利であり、特に[[統率者]]対策として使われることがある。[[常在型能力]]などには影響がないため万全ではないものの、大多数の統率者を戦場に留めたまま無力化できる。
−
前述の通り環境の影響もあるにせよ、「cipはオマケ」というのがこのサイクル本来の姿なのかも知れない。
+
−
ライフ回復が無ければやはり使われなかったでしょう。 -->
+
  
−
<!-- 削ることはないかと
+
*サイクルの中で唯一の[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]（パーマネント）持ちであり、主に[[対戦相手]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するパーマネントにつける唯一の[[カード]]である。
−
「気がする」等主観的表現を修正させて頂きました。 -->
+
*他のサイクルのカードはETB能力を目当てに使い、オーラとして活用できればラッキーといった感じだが、このカードはオーラとしての利用がメインでETBがオマケというほど汎用性の高さがうかがえる。ETB能力自体も時間稼ぎにかみ合っているため無駄も少ない。
−
*また、[[サイクル]]の中で唯一のエンチャント(パーマネント)であり、主に[[対戦相手]]が[[コントロール]]するパーマネントに付けられる唯一のカードである。
+
*[[イクサラン]]では[[下位互換]]の[[崇高な阻止/Pious Interdiction]]が登場。回復量、効果、[[対象]]とあらゆる点で劣ってしまっている。
−
*開発段階では[[平和な心/Pacifism]]に[[cip]][[能力]]として[[聖なる蜜/Sacred Nectar]]を付与しただけの[[カード]]であった。
+
*[[ディヴァインvsデモニック]]に[[Brian Despain]]による{{Gatherer|id=193869|新規イラスト}}で収録された。拘束された[[強奪する悪魔/Reiver Demon]]（{{Gatherer|id=48427}}）の姿が描かれている。
−
開発部の意図どおりゲーム性に幅ができて面白い結果となったようだ。
+
*[[アルティメットマスターズ]]では[[Kev Walker]]によるさらなる{{Gatherer|id=456866|新規イラスト}}で[[再録]]された。
−
<!-- -[[血糊の雨/Rain of Gore]]等で手札に腐る。
+
−
↑状況が状況ならそれでも出すでしょう。除去としての役割は封じられていない。
+
−
-[[手かせ/Shackles]]の「かせ」はひらがなだったが、これは「枷」と漢字表記に。
+
−
　しかし、イラストはどう見ても足枷ではなく言うのであれば、手枷。
+
−
あしかせ 0 【足▼枷】(2)人の行動や自由を束縛するもの。
+
−
[[ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles]]の時点で変更されていますが、ここに書きますか？
+
−
そうでしたね。じゃ、そっちに。 -->
+
  
−
==[[サイクル]]==
+
==開発秘話==
−
[[ラヴニカ：ギルドの都]]の、[[cip]]能力を持つ[[オーラ]]。
+
元々は[[サイクル]]の他の[[カード]]と同じ[[エンチャント（クリーチャー）]]で、言わば[[平和な心/Pacifism]]にETB能力として[[聖なる蜜/Sacred Nectar]]を付与しただけのカードであったが、デベロップの終盤でエンチャント（パーマネント）に変更された。開発部の意図どおりゲーム性に幅ができて面白い結果となったようだ。（→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-day-january-2007-2007-01-01 Card of the Day 2007/01/16]（[http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200701.shtml 邦訳]）参照）
−
<!-- -[[信仰の足枷/Faith's Fetters]] -->
+
 
−
*[[空想の飛行/Flight of Fancy]]
+
==関連カード==
−
*[[不死の断片/Strands of Undeath]]
+
===サイクル===
−
*[[感電の弧炎/Galvanic Arc]]
+
{{サイクル/ラヴニカ：ギルドの都のCIP能力を持つオーラ}}
−
*[[鉄の樹の拳/Fists of Ironwood]]
+
  
 
==参考==
 
==参考==
−
*[[カード個別評価：ラヴニカブロック]]
+
*[[カード個別評価：ラヴニカ：ギルドの都]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価：基本セット2021]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価：統率者レジェンズ]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価：ジャンプスタート2022]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価：ラヴニカ・リマスター]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価：アルティメットマスターズ]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価：エターナルマスターズ]] - [[アンコモン]]
 +
__NOTOC__

2023年12月20日 (水) 17:06時点における最新版


Faith's Fetters / 信仰の足枷 (３)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント（パーマネント）
信仰の足枷が戦場に出たとき、あなたは４点のライフを得る。
エンチャントされているパーマネントは攻撃したりブロックしたりできず、それの起動型能力はそれがマナ能力でないかぎり起動できない。


4点回復がつき、クリーチャー以外のパーマネントにもつけられるようになった拘引/Arrest。サイクル中で唯一カード・アドバンテージに直接関わらないETB能力だが、効果は非常に強力である。

クリーチャーの擬似除去としてだけでなく、都市の樹、ヴィトゥ＝ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Treeやプレインズウォーカーなどのクリーチャー以外のパーマネントの阻害にも使えるという汎用性の高さが強み。やや重いが、4点回復によって序盤のライフロスも補えるので使い勝手が良い。

ラヴニカ：ギルドの都登場時のスタンダードでは、色拘束が薄いこともありコントロールを中心に多くのデッキで採用された。伝説のパーマネントが多い神河ブロックが存在する間は、除去せずに戦場に残したまま無力化した方が効果的な場合もあった（→レジェンド・ルール#過去のルール）。スタンダードでは入れ替わりとなったが、前述した神河ブロックが存在した時期はもちろん、時のらせんブロックが参入して以降もよく使われた。

パウパーでは現実の酸で使いまわしやすい擬似除去として採用される。

統率者戦でも便利であり、特に統率者対策として使われることがある。常在型能力などには影響がないため万全ではないものの、大多数の統率者を戦場に留めたまま無力化できる。

[編集] 開発秘話

元々はサイクルの他のカードと同じエンチャント（クリーチャー）で、言わば平和な心/PacifismにETB能力として聖なる蜜/Sacred Nectarを付与しただけのカードであったが、デベロップの終盤でエンチャント（パーマネント）に変更された。開発部の意図どおりゲーム性に幅ができて面白い結果となったようだ。（→Card of the Day 2007/01/16（邦訳）参照）

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ラヴニカ：ギルドの都の、ETB能力を持つオーラのサイクル。Richard Garfieldによるアイデアから作られた。

[編集] 参考

「http://mtgwiki.com/wiki/%E4%BF%A1%E4%BB%B0%E3%81%AE%E8%B6%B3%E6%9E%B7/Faith%27s_Fetters」より作成
QR Code.gif