冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated
提供:MTG Wiki
(→ストーリー) |
|||
(8人の利用者による、間の9版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Yarok, the Desecrated}} | {{#card:Yarok, the Desecrated}} | ||
− | [[伝説の]][[エレメンタル]]・[[ホラー]]。[[パーマネント]]が | + | [[伝説の]][[エレメンタル]]・[[ホラー]]。[[パーマネント]]が[[戦場に出る]]たびに「戦場に出たとき」[[能力]]全般を再度[[誘発]]させる[[常在型能力]]を持つ。 |
[[パンハモニコン/Panharmonicon]]を彷彿とさせるが、こちらはすべてのパーマネントに対応している。[[土地]]や[[エンチャント]]、果ては[[プレインズウォーカー]]でも誘発するのが大きな違い。 | [[パンハモニコン/Panharmonicon]]を彷彿とさせるが、こちらはすべてのパーマネントに対応している。[[土地]]や[[エンチャント]]、果ては[[プレインズウォーカー]]でも誘発するのが大きな違い。 | ||
− | 登場時の[[スタンダード]]では[[探検]]を基本の戦術に据えた[[ | + | 登場時の[[スタンダード]]では[[探検]]を基本の戦術に据えた[[黒緑青]]のデッキが存在しており、共存は短いがそこにぴったり当てはまるといえる。その中核である[[野茂み歩き/Wildgrowth Walker]]とは[[エレメンタル]]を共有しているため、[[発現する浅瀬/Risen Reef]]、[[茨の騎兵/Cavalier of Thorns]]等[[基本セット2020]]が推し進めたエレメンタルとの[[シナジー]]にも期待できる。これらのカード使うと土地を戦場に出す手段が増えるため、[[死者の原野/Field of the Dead]]とのシナジーも狙える。 |
[[コンボ]]用として見る割りには単体での性能も高め。[[マナレシオ]]こそ少し低いが、高[[タフネス]]の[[接死]]・[[絆魂]]持ちとあって十分[[戦場]]を支えることができる。 | [[コンボ]]用として見る割りには単体での性能も高め。[[マナレシオ]]こそ少し低いが、高[[タフネス]]の[[接死]]・[[絆魂]]持ちとあって十分[[戦場]]を支えることができる。 | ||
− | [[エターナル]]まで視野を広げれば、上記の通りパーマネントの種類を問わなくなったため、[[上陸]]や[[星座]] | + | [[エターナル]]まで視野を広げれば、上記の通りパーマネントの種類を問わなくなったため、[[上陸]]や[[星座]]など膨大な量のシナジーが存在する。[[統率者戦]]では、[[アドバンテージ]]を生み出すことに長けた[[固有色]]をもち、それらを倍にする能力とあって強力な[[統率者]]足りうる。 |
+ | |||
+ | *パンハモニコン同様、追加誘発は強制なので[[ペナルティ能力|デメリット]]の側面を持つ能力には要注意。例えば同じ[[基本セット2020]]に収録されている[[睡蓮の原野/Lotus Field]]との相性は最悪である。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
===サイクル=== | ===サイクル=== | ||
{{サイクル/基本セット2020の楔3色の伝説のクリーチャー}} | {{サイクル/基本セット2020の楔3色の伝説のクリーチャー}} | ||
+ | |||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | '''ヤロク'''/''Yarok''は、[[ゼンディカー/Zendikar]]のエレメンタル({{Gatherer|id=468374}})。詳しい背景設定は明かされていないが、[[エルドラージ/Eldrazi]]に破壊し尽された後の[[バーラ・ゲド/Bala Ged]]に結び付いているようだ。 | ||
+ | |||
+ | {{フレイバーテキスト|「ヤロクの苦悩は 荒廃の内<br>堕ちる大地は バーラ・ゲド。」|バーラ・ゲドの哀歌、第1節|冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated [[基本セット2020]]版}} | ||
+ | {{フレイバーテキスト|「ヤロクの大波 押し寄せ怒り<br>軍隊砂に 血を流す。」|バーラ・ゲドの哀歌、第2節|[[ヤロクの波壊し/Yarok's Wavecrasher]]}} | ||
+ | {{フレイバーテキスト|「ヤロクの悪夢は 隠れて潜み<br>闇の失望 あと一歩。」|バーラ・ゲドの哀歌、第3節|[[ヤロクの沼潜み/Yarok's Fenlurker]]}} | ||
+ | {{フレイバーテキスト|「苦悩と怒りと 悪夢が消えて<br>希望と安寧 巻き起こる。」|バーラ・ゲドの哀歌、第4節|[[林間の癒し手/Healer of the Glade]]}} | ||
+ | {{フレイバーテキスト|「荒廃した心 棘の生えた手<br>土地を穢すものを 討ち砕くため。」|バーラ・ゲドの勝利、第6節|冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated [[多元宇宙の伝説]]版}} | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:多元宇宙の伝説]] - [[神話レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2023年5月2日 (火) 20:21時点における最新版
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental) ホラー(Horror)
接死、絆魂
パーマネント1つが戦場に出たことによりあなたがコントロールしているパーマネントの誘発型能力が誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
伝説のエレメンタル・ホラー。パーマネントが戦場に出るたびに「戦場に出たとき」能力全般を再度誘発させる常在型能力を持つ。
パンハモニコン/Panharmoniconを彷彿とさせるが、こちらはすべてのパーマネントに対応している。土地やエンチャント、果てはプレインズウォーカーでも誘発するのが大きな違い。
登場時のスタンダードでは探検を基本の戦術に据えた黒緑青のデッキが存在しており、共存は短いがそこにぴったり当てはまるといえる。その中核である野茂み歩き/Wildgrowth Walkerとはエレメンタルを共有しているため、発現する浅瀬/Risen Reef、茨の騎兵/Cavalier of Thorns等基本セット2020が推し進めたエレメンタルとのシナジーにも期待できる。これらのカード使うと土地を戦場に出す手段が増えるため、死者の原野/Field of the Deadとのシナジーも狙える。
コンボ用として見る割りには単体での性能も高め。マナレシオこそ少し低いが、高タフネスの接死・絆魂持ちとあって十分戦場を支えることができる。
エターナルまで視野を広げれば、上記の通りパーマネントの種類を問わなくなったため、上陸や星座など膨大な量のシナジーが存在する。統率者戦では、アドバンテージを生み出すことに長けた固有色をもち、それらを倍にする能力とあって強力な統率者足りうる。
- パンハモニコン同様、追加誘発は強制なのでデメリットの側面を持つ能力には要注意。例えば同じ基本セット2020に収録されている睡蓮の原野/Lotus Fieldとの相性は最悪である。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
基本セット2020の楔3色の伝説のクリーチャーサイクル。いずれも神話レア。
- 隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand(白黒緑)
- 風の憤怒、カイカ/Kykar, Wind's Fury(青赤白)
- 冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated(黒緑青)
- 天頂の探求者、カーリア/Kaalia, Zenith Seeker(赤白黒)
- 乱動の座、オムナス/Omnath, Locus of the Roil(緑青赤)
[編集] ストーリー
ヤロク/Yarokは、ゼンディカー/Zendikarのエレメンタル(イラスト)。詳しい背景設定は明かされていないが、エルドラージ/Eldraziに破壊し尽された後のバーラ・ゲド/Bala Gedに結び付いているようだ。
「ヤロクの苦悩は 荒廃の内
堕ちる大地は バーラ・ゲド。」― バーラ・ゲドの哀歌、第1節(出典:冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated 基本セット2020版)
「ヤロクの大波 押し寄せ怒り
軍隊砂に 血を流す。」― バーラ・ゲドの哀歌、第2節
「ヤロクの悪夢は 隠れて潜み
闇の失望 あと一歩。」― バーラ・ゲドの哀歌、第3節
「苦悩と怒りと 悪夢が消えて
希望と安寧 巻き起こる。」― バーラ・ゲドの哀歌、第4節
「荒廃した心 棘の生えた手
土地を穢すものを 討ち砕くため。」― バーラ・ゲドの勝利、第6節(出典:冒涜されたもの、ヤロク/Yarok, the Desecrated 多元宇宙の伝説版)