ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet
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2022年7月29日 (金) 03:21時点における版
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 戦士(Warrior)
絆魂
対戦相手がコントロールするトークンでないクリーチャーが1体死亡するなら、代わりにそのカードを追放し、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(2)(黒),他の吸血鬼(Vampire)かゾンビを1体生け贄に捧げる:ゲトの裏切り者、カリタスの上に+1/+1カウンターを2個置く。
エルドラージ/Eldraziに屈したカリタス/Kalitas。対戦相手のクリーチャーの死体を己の下僕に変える常在型能力と、下僕を食らって己の力に変える起動型能力を持つ。
4マナ3/4絆魂というのは黒のダブルシンボルクリーチャーとしてはかなり優秀なスペック。黒の得意な除去でサポートしてやることで次々と対戦相手のクリーチャーを自軍のゾンビに変えることができる。2/2がサイズとして心もとない状況でも、それらを生け贄に捧げることで自身の戦力に変換できる。ある程度能力が自己完結しているため、あまりクセのない運用ができる。
スタンダードでは黒絡みのミッドレンジやコントロールデッキに登用される。コントロールでは地道にサイズ強化することでフィニッシャーになることもあれば、トークン生産装置と割り切って衰滅/Languishなどの巻き添えにしてしまう運用も可能。また能力の性質上死亡誘発を防ぐ墓地対策カードとしても機能するため、環境で共存するアリストクラッツへのメタカードとしてサイドボードに採用するケースも多く、アリストクラッツ自身がミラーマッチ用に採用することも珍しくない。自身のサイズと能力がウィニーの多いラムナプ・レッドの対策としても有用であった。モダンでは稲妻/Lightning Boltに強いこともあってアブザンカンパニーではサイドボード採用圏内となっている。パイオニアでは黒単ヴァンパイアやラクドス・ミッドレンジで活躍する。
- 初出時は後ろを向いてこちらを振り返っているイラストだったが、「裏切る」ことにより同じポーズで正面を向いたイラストになっている。しかし今回はエルドラージへの忠誠の証かウラモグ/Ulamogの血族に似た仮面をかぶっているため、やはり顔の全貌を見ることはできない。
ルール
- カリタスと対戦相手のクリーチャーが同時に死亡する場合でも、そのクリーチャーは追放され、トークンが戦場に出る。
- 先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremostなどの同系統の置換効果との相互作用に注意。アナフェンザとカリタスを同時にコントロールしている状態で対戦相手のクリーチャーが死亡する場合、影響を受けるプレイヤーである対戦相手がどちらの置換効果を先に適用するか決定する(CR:616.1)。アナフェンザの効果を先に適用された場合、それはもう死亡するイベントではないのでカリタスの効果は適用されずトークンは出ない。
- 起動型能力の「他の」は「吸血鬼かゾンビ」にかかっている。カリタスのクリーチャー・タイプが何らかの効果でゾンビに変更されていても、この能力でカリタス自身を生け贄に捧げることはできない。
- 死亡したクリーチャーを追放しトークンを出すまでが一つの置換効果でありトークンを出す誘発型能力がスタックに積まれるのではない。対戦相手が追加コストでクリーチャーの生け贄を要求する呪文を唱えた場合は呪文を唱えている間にトークンが戦場に出る。
関連カード
ストーリー
封印から解き放たれたエルドラージ/Eldraziに服従する道を選んだカリタス/Kalitas。エルドラージと戦う道を選んだ血の長/Bloodchief、ドラーナ/Dranaと対立する。
詳細はカリタス/Kalitasを参照。