最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer
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2021年6月3日 (木) 17:40時点における版
モダンホライゾンでカード化されたウルザ/Urza。過去には別の姿や銀枠での姿でカード化されているが、「ウルザ」の名を持つ黒枠のカードはこれが初。過去に登場した、ウルザと関わりのあるカードを組み合わせたような性能をしている。
1つ目の能力はETBでの構築物トークンの生成。トークンの性能はウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urzaの-2能力で生成されるものと同一。カーンと異なり連続で生成してサイズを上げていくことはできないが、ウルザ本人と合わせて最低2/5となるので単体でもそれなりに硬い。もちろん予めアーティファクトを並べておけばより強力。
2つ目の能力はアーティファクトから青マナを引き出す能力。差異はあるが、アーティファクトの数だけ青マナが出るというのはかのトレイリアのアカデミー/Tolarian Academyを彷彿とさせる。自身のETB能力で生成したトークンを当てることもできるが、軽量アーティファクトを並べての大量マナを狙いたい。
3つ目の能力は束の間の開口/Temporal Apertureの起動型能力とほぼ同一。必要なマナはそのままでタップが不要になっているので、マナを確保できれば1ターンに複数回起動することができる。2つ目の能力でウルザ自身がマナを出せるため、複数回の起動も狙いやすいだろう。
モダンでは、ソプターコンボに投入されている。飛行機械トークンと弱者の剣/Sword of the Meekから計2マナ出せるので、そのうち1マナを飛行機械の鋳造所/Thopter Foundryの起動コストにあてれば無限ライフ・無限トークン・青の無限マナとなり、さらに無限マナでウルザの3つめの能力を何度も起動することでライブラリーの呪文を全て唱えることができる。 エルドレインの王権発売以降は、自身を中核としたウルザ系デッキを成立させてモダン環境を席捲。環境屈指のパワーカードであった王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsとタッグを組んだ「ウルザフード」はとりわけ支配的であり、オーコとオパールのモックス/Mox Opalが禁止カードに指定されるに至った。
関連カード
サイクル
モダンホライゾンの単色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はレアか神話レア。
- ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain
- 最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer
- スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician
- パシャリク・モンス/Pashalik Mons
- 熊の女王、アイユーラ/Ayula, Queen Among Bears
ストーリー
プレインズウォーカー/Planeswalkerではない、青空の下で機械の軍団を率いている、両目がパワーストーン/Powerstoneではない(輝いていない)ことなどから、兄弟戦争/Brothers' War期のウルザを描いたものと思われる。
詳細はウルザ/Urzaを参照。
参考
- カード個別評価:モダンホライゾン - 神話レア
- カード個別評価:モダンホライゾン2 - 神話レア(再録旧枠加工カード)