スーパートランプル
提供:MTG Wiki
Aerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録) 細 |
|||
23行: | 23行: | ||
===旧ルール=== | ===旧ルール=== | ||
− | *以前は「ブロックされなかったかのように'''防御プレイヤー'''に割り振ってもよい」と防御プレイヤーに限定されていたので、プレインズウォーカーに攻撃する場合はスーパートランプルを使用できなかった。[[2008年]]1月の[[オラクル]]更新で、現在の[[ルール文章]] | + | *以前は「ブロックされなかったかのように'''防御プレイヤー'''に割り振ってもよい」と防御プレイヤーに限定されていたので、プレインズウォーカーに攻撃する場合はスーパートランプルを使用できなかった。[[2008年]]1月の[[オラクル]]更新で、現在の[[ルール文章]]に変更され、プレインズウォーカーの場合にも使用できるようになった<ref>[http://web.archive.org/web/20080129132914/http://mtg.takaratomy.co.jp:80/others/column/jfk/20080125/index.html モーニングタイドでの更新告知(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/morningtide-update-bulletin-2008-01-16 Morningtide Update Bulletin](2008年1月16日 [[Mark Gottlieb]]著)</ref>。 |
==カード一覧== | ==カード一覧== |
2021年4月30日 (金) 12:19時点における版
スーパートランプル(Supertrample)は、「~は、それがブロックされなかったかのようにその戦闘ダメージを割り振られる」という能力の呼称。日本ではスーパートランプルを持つクリーチャーの代表格である茨の精霊/Thorn Elementalにちなんで、茨能力、ソーントランプル、スルートランプルなどと呼ばれることもある。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
あなたは茨の精霊の戦闘ダメージを、これがブロックされなかったかのように割り振ってもよい。
7/7ソーサリー
あなたは「このターン、あなたがコントロールするクリーチャーは、それらがブロックされなかったかのようにその戦闘ダメージを割り振られる」ことを選んでもよい。
解説
ポータル系列に収録するために、トランプルを分かりやすく改良した能力である。トランプルは、いったんブロック・クリーチャーに致死ダメージを割り振る必要があるが、スーパートランプルは致死ダメージを割り振ることなく、すべての戦闘ダメージをそのまま防御プレイヤーか攻撃先のプレインズウォーカーに与えることができる。ただし、ダメージをブロック・クリーチャーと防御側プレイヤーに同時に割り振ることができないため、名前とは裏腹にトランプルと上位互換の関係にはなっていない。
スーパートランプルを持つクリーチャーや与える呪文のほとんどが緑であるが、赤にも一時的にスーパートランプルを与える呪文に策略/Outmaneuverがある。
第6版から第8版までの間、基本セットでトランプルが扱われなくなったため、緑の回避能力の新しい形として第7版・第8版でスーパートランプルを持つクリーチャーが再録された。基本セットで再びトランプルが扱われるようになってからも、新規カードや再録カードが時折登場している。
- 「Supertrample」は公式サイト(Morningtide Update Bulletin)で用いられた呼称で、それ以前は「new trample(新トランプル)」、「slimmed-down version of trample(簡易版トランプル)」、「Thorn Elemental ability(茨の精霊能力)」などと毎回呼び方はまちまちである。
- Magic: The Gathering Arenaでは独自の固有名称として邁進/Unstoppableという名称が付けられている[1]。
ルール
茨の精霊/Thorn Elementalのようにスーパートランプルを常在型能力で持っている場合と、捕食の焦点/Predatory Focusやガージゴスト/Gurzigostのようにスーパートランプルを呪文や起動型能力で与える場合では、やや挙動が異なる。
- 戦闘ダメージが「ブロックされなかったかのように割り振る」かを選ぶのは、常在型能力の場合は戦闘ダメージを割り振るときであり、呪文や起動型能力の場合はその解決時である。
- そのクリーチャーがさらに二段攻撃を持つ場合、常在型能力の場合はそれぞれのタイミングでどちらにダメージを割り振るか選ぶことができる。呪文や起動型能力の場合は、解決時にすでにブロックされなかったかのように割り振るかが決定されているので、分けることはできない。
- 防御プレイヤーがバンド持ちクリーチャーでブロックしたり、守備隊形/Defensive Formationを戦場に出している場合、常在型能力のスーパートランプルに対しては防御プレイヤーが割り振り変更の選択権を得ることができる(呪文や起動型能力の場合のスーパートランプルに対してはできない)。これらは戦闘ダメージの割り振りのルールを変更する能力であるため。
- CR:510.1cで規定されている「攻撃クリーチャーがブロックされたが、戦闘ダメージ・ステップにそれをブロックしているブロック・クリーチャーが1体もいない場合、その攻撃クリーチャーは戦闘ダメージを割り振らない」というルールがあるが、これはスーパートランプルを持つ攻撃クリーチャーがプレイヤーないしプレインズウォーカーにダメージを与えることを選んだ場合についても適用されるわけではない(問題なくダメージを与えることができる)。戦闘ダメージの割り振りについては「ブロックされていない」とみなされるので、このルールも適用されないため。
旧ルール
- 以前は「ブロックされなかったかのように防御プレイヤーに割り振ってもよい」と防御プレイヤーに限定されていたので、プレインズウォーカーに攻撃する場合はスーパートランプルを使用できなかった。2008年1月のオラクル更新で、現在のルール文章に変更され、プレインズウォーカーの場合にも使用できるようになった[2]。
カード一覧
以下登場順。
クリーチャー
- 一匹狼/Lone Wolf
- 死のとぐろのワーム/Deathcoil Wurm
- 狼の群れ/Wolf Pack
- ライオンの群れ/Pride of Lions
- 茨の精霊/Thorn Elemental
- ロウクス/Rhox
- ガージゴスト/Gurzigost(スーパートランプルを得る起動型能力を持つ)
- 大竜巻の精霊/Tornado Elemental
- 脊柱噛み/Spinebiter
- 包囲ビヒモス/Siege Behemoth
- 貫禄ある野生眷者/Proud Wildbonder(トランプル持ちにスーパートランプルを与える)
その他呪文
脚注
- ↑ MTGアリーナ:パッチノート 1.06.00.00 (2020年3月12日)
- ↑ モーニングタイドでの更新告知(Internet Archive)/Morningtide Update Bulletin(2008年1月16日 Mark Gottlieb著)