再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix
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− | [[死亡]] | + | [[死亡]]時に[[エレメンタル]]を残しそこから蘇るという、ちょっと変わった復活[[能力]]を持つ[[フェニックス]]。 |
− | 4[[マナ]]4/ | + | 4[[マナ]]4/3[[飛行]]という充分戦力になるスペックを持ちながら、マナを始めとする他のリソースを消費せず[[戦場]]に[[速攻]]つきで直接戻ってくるのはフェニックスとしては史上初。 |
− | 復活のためには[[あなた|自分]]の[[アップキープ]]まで0/1の貧弱な[[トークン]]が生き残る必要があるが、むしろ[[対戦相手]]がわざわざトークンに[[除去]]を使ってくれるのであれば[[カード・アドバンテージ]]を得たに等しく、事実上高い[[除去耐性]]を持っているといえる。 | + | 復活のためには[[あなた|自分]]の[[アップキープ]]まで0/1の貧弱な[[クリーチャー]]・[[トークン]]が生き残る必要があるが、むしろ[[対戦相手]]がわざわざトークンに[[除去]]を使ってくれるのであれば[[カード・アドバンテージ]]を得たに等しく、事実上高い[[除去耐性]]を持っているといえる。 |
− | [[ブロッカー]] | + | [[ブロッカー]]としても高性能で、トークンを除去されない限り延々と高いパワーでブロックし続けることができる。特に[[アモンケット]]を含む[[スタンダード]]環境を席巻した[[栄光をもたらすもの/Glorybringer]]に対して大きく有利に立ち回れる点は評価が高い。 |
− | [[ビートダウン]]から[[コントロール]] | + | [[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]から[[コントロール (デッキ)|コントロール]]まで、幅広く採用されうるという高い前評判を裏切らず、スタンダードでは登場直後から[[赤]]を含む各種デッキで複数枚採用されている。4マナと言う絶妙な[[マナ・コスト]]と場持ちのよさから[[アグロ]]の息切れ防止の選択肢にも挙がる。同マナ域には[[熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent]]や[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]]など強力な[[パワーカード]]がひしめくが、併用しているデッキも多い。[[ローテーション]]後はハゾレトやチャンドラが環境を去ったものの、新たなフェニックスである[[弧光のフェニックス/Arclight Phoenix]]が注目されたこと、[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|赤単アグロ]]の4マナ域に[[実験の狂乱/Experimental Frenzy]]が加わったこと、[[溶岩コイル/Lava Coil]]というアンチカードが登場したことで一時期は数を減らす。しかし[[ビッグ・レッド#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|ビッグ・レッド]]や[[トリコロール#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|ジェスカイ・ミッドレンジ]]に採用されて結果を残し、実力が健在であることを見せつけた。続く[[ラヴニカの献身]]追加後は[[黒赤ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期|ラクドス・ミッドレンジ]]や[[黒赤緑ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期|ジャンド・デスチェイン]]、[[ステロイド/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期|グルール・ミッドレンジ]]に採用されるなど、その存在は再燃し続けている。 |
*[[色]]がまるで違うが、能力は[[死盟の天使/Deathpact Angel]]によく似ている。 | *[[色]]がまるで違うが、能力は[[死盟の天使/Deathpact Angel]]によく似ている。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
− | *トークンの能力に関して、[[墓地]]に「再燃するフェニックス/Rekindling | + | *トークンの能力に関して、[[墓地]]に「再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix」という[[カード名|名前]]の[[カード]]がある限り、能力の[[誘発]]時にそれを[[対象]]とすること、[[解決]]時にトークンを[[生け贄に捧げる]]こと、そして再燃するフェニックスを戦場に[[戻す]]ことはいずれも強制である。たとえば[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]などが置かれていて再燃するフェニックスが戦場に出られない状況であったとしても、トークンは生け贄に捧げなければならない。 |
*何らかの[[墓地対策]]カード等で墓地の再燃するフェニックスが誘発時や解決時に不正な対象になっていた場合は、トークンを生け贄に捧げることもない。 | *何らかの[[墓地対策]]カード等で墓地の再燃するフェニックスが誘発時や解決時に不正な対象になっていた場合は、トークンを生け贄に捧げることもない。 | ||
*生け贄に捧げることは再燃するフェニックスを戦場に戻すための条件ではない(「このクリーチャーを生け贄に捧げる。そうしたなら~」ではない)。能力に[[対応して]]トークンを除去しても再燃するフェニックスは戦場に戻る。 | *生け贄に捧げることは再燃するフェニックスを戦場に戻すための条件ではない(「このクリーチャーを生け贄に捧げる。そうしたなら~」ではない)。能力に[[対応して]]トークンを除去しても再燃するフェニックスは戦場に戻る。 |
2019年2月27日 (水) 10:54時点における版
クリーチャー — フェニックス(Phoenix)
飛行
再燃するフェニックスが死亡したとき、「あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地から《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》という名前のカード1枚を対象とする。このクリーチャーを生け贄に捧げ、その対象としたカードを戦場に戻す。ターン終了時まで、それは速攻を得る。」を持つ赤の0/1のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
死亡時にエレメンタルを残しそこから蘇るという、ちょっと変わった復活能力を持つフェニックス。
4マナ4/3飛行という充分戦力になるスペックを持ちながら、マナを始めとする他のリソースを消費せず戦場に速攻つきで直接戻ってくるのはフェニックスとしては史上初。
復活のためには自分のアップキープまで0/1の貧弱なクリーチャー・トークンが生き残る必要があるが、むしろ対戦相手がわざわざトークンに除去を使ってくれるのであればカード・アドバンテージを得たに等しく、事実上高い除去耐性を持っているといえる。
ブロッカーとしても高性能で、トークンを除去されない限り延々と高いパワーでブロックし続けることができる。特にアモンケットを含むスタンダード環境を席巻した栄光をもたらすもの/Glorybringerに対して大きく有利に立ち回れる点は評価が高い。
ビートダウンからコントロールまで、幅広く採用されうるという高い前評判を裏切らず、スタンダードでは登場直後から赤を含む各種デッキで複数枚採用されている。4マナと言う絶妙なマナ・コストと場持ちのよさからアグロの息切れ防止の選択肢にも挙がる。同マナ域には熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Ferventや反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceなど強力なパワーカードがひしめくが、併用しているデッキも多い。ローテーション後はハゾレトやチャンドラが環境を去ったものの、新たなフェニックスである弧光のフェニックス/Arclight Phoenixが注目されたこと、赤単アグロの4マナ域に実験の狂乱/Experimental Frenzyが加わったこと、溶岩コイル/Lava Coilというアンチカードが登場したことで一時期は数を減らす。しかしビッグ・レッドやジェスカイ・ミッドレンジに採用されて結果を残し、実力が健在であることを見せつけた。続くラヴニカの献身追加後はラクドス・ミッドレンジやジャンド・デスチェイン、グルール・ミッドレンジに採用されるなど、その存在は再燃し続けている。
- 色がまるで違うが、能力は死盟の天使/Deathpact Angelによく似ている。
ルール
- トークンの能力に関して、墓地に「再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix」という名前のカードがある限り、能力の誘発時にそれを対象とすること、解決時にトークンを生け贄に捧げること、そして再燃するフェニックスを戦場に戻すことはいずれも強制である。たとえば墓掘りの檻/Grafdigger's Cageなどが置かれていて再燃するフェニックスが戦場に出られない状況であったとしても、トークンは生け贄に捧げなければならない。
- 何らかの墓地対策カード等で墓地の再燃するフェニックスが誘発時や解決時に不正な対象になっていた場合は、トークンを生け贄に捧げることもない。
- 生け贄に捧げることは再燃するフェニックスを戦場に戻すための条件ではない(「このクリーチャーを生け贄に捧げる。そうしたなら~」ではない)。能力に対応してトークンを除去しても再燃するフェニックスは戦場に戻る。
- 再燃するフェニックスをコピーした他のクリーチャー(たとえば変幻の襲撃者/Protean Raider)が死亡した場合でも、生成されたトークンが参照するのは「再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix」という名前のカードであり、コピーしたクリーチャーカードの元の名前は参照しない。これは再燃するフェニックスをコピーしたカードが、元の名前のカード名を保持するような能力を持っていた(たとえばディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind)であっても同様である。