新ファイレクシア/New Phyrexia

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やがて、油はついに[[ミラディンの核/Mirrodin's Core]]を汚染し、[[ファイレクシアの核/Phyrexia's Core]]へと変貌せしめた。核からは、支配者層も含めた多くのファイレクシア人が生まれたが、彼らは性急に侵略戦争を仕掛けず、時期が満ちるまで核内に潜むことを選んだ。
 
やがて、油はついに[[ミラディンの核/Mirrodin's Core]]を汚染し、[[ファイレクシアの核/Phyrexia's Core]]へと変貌せしめた。核からは、支配者層も含めた多くのファイレクシア人が生まれたが、彼らは性急に侵略戦争を仕掛けず、時期が満ちるまで核内に潜むことを選んだ。
  
その後、新ファイレクシアの勃興はメフィドロスの中心、[[囁きの大霊堂/Vault of Whispers]](イシュ=サー)を中核とし、いくつかの地域から始まった。特に水銀海は、莫大な量の油を流しこまれることで、加速度的に汚染が進んだ。
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その後、新ファイレクシアの勃興はメフィドロスの中心、[[囁きの大霊堂/Vault of Whispers]](イシュ=サー)を中核とし、いくつかの地域から始まった。特に[[水銀海/Quicksilver Sea]]は[[容赦無い潮流/Inexorable Tide|莫大な量の油を流しこまれることで、加速度的に汚染が進んだ。]]({{Gatherer|id=231577|イラスト}})(※また、この様子は[[ミラディンの傷跡]]発売時に公表された公式プロモーションムービー『[http://www.youtube.com/watch?v=o7ixdHQj3O4 '''All Will Be One -- Magic: The Gathering -- Scars of Mirrodin''']』の動画中にも描かれている。)
  
 
ミラディン人はファイレクシアの脅威を徐々に知り、これまでの対立を忘れて一致団結し、ファイレクシアに対して生存をかけた大戦争を挑んだ。しかし敵を殺すだけでなく、捕獲し、改造し、また油によって汚染することで取り込むファイレクシアの勢いは加速し、その抵抗をも飲み込んだ。いまやミラディン人は、僅かな抵抗勢力が残されるのみとなっている。
 
ミラディン人はファイレクシアの脅威を徐々に知り、これまでの対立を忘れて一致団結し、ファイレクシアに対して生存をかけた大戦争を挑んだ。しかし敵を殺すだけでなく、捕獲し、改造し、また油によって汚染することで取り込むファイレクシアの勢いは加速し、その抵抗をも飲み込んだ。いまやミラディン人は、僅かな抵抗勢力が残されるのみとなっている。

2014年8月27日 (水) 16:26時点における版

新ファイレクシア/New Phyrexiaとは新たなるファイレクシアの舞台であり、「完成/Compleation」したミラディン/Mirrodinのことである。

  • 頭文字と陣営マークから、インターネットスラングでは「Φ」と表すことがある。

目次

概要

かつての脅威であるファイレクシア/Phyrexiaは一度は滅びた。しかし、ヨーグモス/Yawgmothとその配下は、侵略兵器ファイレクシアの油/Phyrexian oilを用意することで、滅亡後の復活をすら約束していた。この油は、あらゆる存在へとファイレクシアの情報を感染させるウイルス性の物質であり、宿主と適した次元さえあれば、その文明を再興させることが可能であった。

カーン/Karn。ミラディンの前身たるアージェンタム/Argentumの創造主にして、ファイレクシア人ザンチャ/Xantchaのハートストーンを埋め込まれてウルザに創造されたゴーレムは、体内にファイレクシアの油も内包していた。それを知らぬ彼は、己が創造した次元も含め、訪れた次元という次元に油を残してしまった。金属次元アージェンタムという最高の土壌を得た油は、長い年月をかけて世界を徐々に侵食し、ファイレクシアを再生させていった。その過程で、アージェンタムの管理人メムナーク/Memnarchが油に感染し、次元のミラディンへの改造や、その後の混乱と動乱を招いたこともあった。

やがて、油はついにミラディンの核/Mirrodin's Coreを汚染し、ファイレクシアの核/Phyrexia's Coreへと変貌せしめた。核からは、支配者層も含めた多くのファイレクシア人が生まれたが、彼らは性急に侵略戦争を仕掛けず、時期が満ちるまで核内に潜むことを選んだ。

その後、新ファイレクシアの勃興はメフィドロスの中心、囁きの大霊堂/Vault of Whispers(イシュ=サー)を中核とし、いくつかの地域から始まった。特に水銀海/Quicksilver Sea莫大な量の油を流しこまれることで、加速度的に汚染が進んだ。イラスト)(※また、この様子はミラディンの傷跡発売時に公表された公式プロモーションムービー『All Will Be One -- Magic: The Gathering -- Scars of Mirrodin』の動画中にも描かれている。)

ミラディン人はファイレクシアの脅威を徐々に知り、これまでの対立を忘れて一致団結し、ファイレクシアに対して生存をかけた大戦争を挑んだ。しかし敵を殺すだけでなく、捕獲し、改造し、また油によって汚染することで取り込むファイレクシアの勢いは加速し、その抵抗をも飲み込んだ。いまやミラディン人は、僅かな抵抗勢力が残されるのみとなっている。

こうして、かつてアージェンタムと呼ばれ、ミラディンとして知られた世界は今、三番目の名前を持つに至った。

かつての記憶

新ファイレクシア人の一部には油によって過去のファイレクシアについての微かな記憶を持つものもいる。彼らは過去をあまり重視してはいない様だがそれによって多元宇宙/Multiverseの認識を得ている者もおり、全ての次元/Planeにその手を延べようと考えている。

訳語

「New Phyrexia」は、ミラディンの傷跡ブロック2つ目の小型エキスパンションの名に冠され、「新たなるファイレクシア」と訳された。

ただしストーリー用語としては、フレイバー・テキストにおいて「新ファイレクシア」と訳されている。(参考:ウラブラスクの僧侶/Priest of Urabrask憤怒の抽出機/Rage Extractor生命の接合者/Vital Splicerマイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring

組織

機械の始祖

かつてはヨーグモスが、絶対的な支配者として機械の始祖/Father of Machinesの地位についていた。新ファイレクシアでは、油によって肉体と精神を蝕まれたカーンがその座に祀りあげられようとしている。

5つの派閥

かつてのファイレクシアは、黒マナにのみ深く関係していた。しかし、常に周囲の環境へと適合するファイレクシアは、マナに満ちたミラディンの5つの太陽に触れることで、すべてのに広がった。この変化は、かつてのファイレクシアにない多様性と融通性をもたらす一方で、以前の確固たる統一性を失わせ、不和を生んだ。

現在、新ファイレクシアは異なる哲学を持った5つの派閥に分かれ、それぞれ指導者たる法務官/Praetorに率いられている。

派閥名 哲学 法務官 主な支配地 主要都市・構造物 機械の始祖への対応
機械正典/Machine Orthodoxy 信仰・結束 エリシュ・ノーン/Elesh Norn 剃刀ヶ原/Razor Fields 別館/Annexes 傀儡として利用
発展の動力源/Progress Engine 科学・実験 ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias 水銀海/Quicksilver Sea ルーメングリッド/Lumengrid 不信・他者への移行希望
七人の鋼の族長/Seven Steel Thanes 隷属・奉仕 シェオルドレッド/Sheoldred メフィドロス/Mephidross 囁きの大霊堂/Vault of Whispers 抹殺し自分が成り代わる
静かなる焼炉/Quiet Furnace 産業化 ウラブラスク/Urabrask 溶鉱炉階層/Furnace Layer カルドーサ/Kuldotha 傍観
悪意の大群/Vicious Swarm 弱肉強食 ヴォリンクレックス/Vorinclex 絡み森/The Tangle テル=ジラード/Tel-Jilad 単独でなく複数の始祖希望

その後、対抗戦力は全滅。法務官同士の抗争ではエリシュ・ノーン(白)が勝利し、事実上の実権を持つに至っている。シェオルドレッド(黒)とウラブラスク(赤)の派閥は壊滅し、領土と戦力が奪われている。

なお、他のプレインズウォーカーの中には新ファイレクシアの噂を知っている者も出始め、噂を聞いたアジャニ/Ajaniも「触れてはならない世界」と警戒している。

登場

登場カード

本来はミラディンと同じ次元であるが、次元名の異なる時期の場面であるために新ファイレクシア(New Phyrexia)の次元タイプをもつ。

エリシュ・ノーン/Elesh Nornの支配領。
ウラブラスク/Urabraskの支配領。ミラディン人の生き残りが隠れ潜んでいる。

登場記事

参考

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