弧炎撒き/Arc-Slogger
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− | 5[[マナ]]4/5という[[サイズ]]は赤としては基準以上で、[[能力]]がさらに強力。最後の2点どころか6〜8点くらいは簡単に持ってゆく。[[ライブラリーの一番上|ライブラリーの上]]から10枚を[[追放]]するという[[ | + | 5[[マナ]]4/5という[[サイズ]]は赤としては基準以上で、[[能力]]がさらに強力。最後の2点どころか6〜8点くらいは簡単に持ってゆく。[[ライブラリーの一番上|ライブラリーの上]]から10枚を[[追放]]するという[[起動コスト]]はまさに絶妙。 |
− | 出た当初は[[タワーデッキ]] | + | 出た当初は[[タワーデッキ]]用だと思われていたが、実際使ってみると、とどめに使うならライブラリーが30枚、40枚と無くなっても全然問題ないということが判明した。→[[デモコン理論]] |
− | [[ビッグ・レッド]]など、[[ミラディン・ブロック]]期の赤系[[デッキ]]の多くに主力として採用された。同[[ブロック]]に登場した[[煮えたぎる歌/Seething Song]]との相性も良い。[[カード・プール]]の広い[[レガシー]]においてもその名を冠した[[Empty the Slogger]]などで利用される[[パワーカード]]である。 | + | [[ビッグ・レッド]]など、[[ミラディン・ブロック]]期の赤系[[デッキ]]の多くに主力として採用された。同[[ブロック (総称)|ブロック]]に登場した[[煮えたぎる歌/Seething Song]]との相性も良い。[[カード・プール]]の広い[[レガシー]]においてもその名を冠した[[Empty the Slogger]]などで利用される[[パワーカード]]である。 |
また[[ビースト]]であるのも重要な点で、[[オンスロート]]の[[部族 (俗称)|部族]]強化のメリットを最大限に活かすことができる。→[[赤緑ビースト]] | また[[ビースト]]であるのも重要な点で、[[オンスロート]]の[[部族 (俗称)|部族]]強化のメリットを最大限に活かすことができる。→[[赤緑ビースト]] | ||
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*ライブラリーのカードが10の倍数かつ[[対戦相手]]の[[ライフ]]をちょうど削りきれる数であった場合、一気に勝負を決めようとしてライブラリーのカードをすべてつぎ込んでしまうと、もし[[回復]]されたり[[軽減]]されたりしたときには次の[[ターン]]に[[ライブラリーアウト]]しまうので慎重に。 | *ライブラリーのカードが10の倍数かつ[[対戦相手]]の[[ライフ]]をちょうど削りきれる数であった場合、一気に勝負を決めようとしてライブラリーのカードをすべてつぎ込んでしまうと、もし[[回復]]されたり[[軽減]]されたりしたときには次の[[ターン]]に[[ライブラリーアウト]]しまうので慎重に。 | ||
+ | *ライブラリーを削るという「初心者に嫌われがちな[[リソース]]消費能力」と、5マナ4/5という「初心者に好かれやすいサイズ」を合わせ持っている[[カード]]である。 | ||
*ライブラリーを削って[[起動]]する能力は、もともと[[オデッセイ]]の[[多色]][[エイトグ]]の[[青]]の能力になる予定だった。[[ウェザーライト]]に散見されるコンセプトでもあり、もっと辿れば[[アライアンス]]時代の青のお家芸でもあった。 | *ライブラリーを削って[[起動]]する能力は、もともと[[オデッセイ]]の[[多色]][[エイトグ]]の[[青]]の能力になる予定だった。[[ウェザーライト]]に散見されるコンセプトでもあり、もっと辿れば[[アライアンス]]時代の青のお家芸でもあった。 | ||
*[[大地の精霊/Earth Elemental]]の[[上位互換]]。 | *[[大地の精霊/Earth Elemental]]の[[上位互換]]。 | ||
− | **大地の精霊の[[イラスト]] | + | **大地の精霊の[[絵|イラスト]]から、大会レポートで『ドスコイグレート』と記載された事で呼称が広まったらしい([[ゲームぎゃざ]][[2004年]]4月号『ミラディントップ10反省会』参照) |
*[[黒田正城]]氏が最も好きなカードで、[[Gabriel Nassif]]氏が最も嫌いなカード(と黒田氏は思っている)。→[[プロツアー神戸04]] | *[[黒田正城]]氏が最も好きなカードで、[[Gabriel Nassif]]氏が最も嫌いなカード(と黒田氏は思っている)。→[[プロツアー神戸04]] | ||
*読み方は「こえんまき」。 | *読み方は「こえんまき」。 | ||
− | *"Arc"はカードによって「弧炎」「電弧」「弧状」の三通りで翻訳されているが、{{Gatherer|id=73605}}からしても[[フレイバー・テキスト]]からしても、このカードの"Arc" | + | *"Arc"はカードによって「弧炎」「電弧」「弧状」の三通りで翻訳されているが、{{Gatherer|id=73605}}からしても[[フレイバー・テキスト]]からしても、このカードの"Arc"は明らかに電弧を指しており、[[誤訳/名訳|誤訳]]の可能性がある。[[Wikipedia:ja:電弧|電弧]]とは放電現象の一種で、[[Wikipedia:ja:溶接|溶接]]などに使われる。 |
{{フレイバーテキスト| A shuffling sound and the smell of ozone follow the slogger as surely as its electric tail.}} | {{フレイバーテキスト| A shuffling sound and the smell of ozone follow the slogger as surely as its electric tail.}} | ||
{{フレイバーテキスト|弧炎撒きの後には、引きずる音とオゾンの臭いが続く。やつの尻尾は電気仕掛けだ。}} | {{フレイバーテキスト|弧炎撒きの後には、引きずる音とオゾンの臭いが続く。やつの尻尾は電気仕掛けだ。}} | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/rb27 デカい出っ歯のにやけ顔]([[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ]]社;英語) | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/rb27 デカい出っ歯のにやけ顔]([[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ]]社;英語) | ||
+ | *[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]] |
2014年5月3日 (土) 14:52時点における版
Arc-Slogger / 弧炎撒き (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ビースト(Beast)
クリーチャー — ビースト(Beast)
(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。
4/5ミラディンに登場した強力な赤のクリーチャー。自分のライブラリーを削ることで2点火力を撃てる。
5マナ4/5というサイズは赤としては基準以上で、能力がさらに強力。最後の2点どころか6〜8点くらいは簡単に持ってゆく。ライブラリーの上から10枚を追放するという起動コストはまさに絶妙。
出た当初はタワーデッキ用だと思われていたが、実際使ってみると、とどめに使うならライブラリーが30枚、40枚と無くなっても全然問題ないということが判明した。→デモコン理論
ビッグ・レッドなど、ミラディン・ブロック期の赤系デッキの多くに主力として採用された。同ブロックに登場した煮えたぎる歌/Seething Songとの相性も良い。カード・プールの広いレガシーにおいてもその名を冠したEmpty the Sloggerなどで利用されるパワーカードである。
またビーストであるのも重要な点で、オンスロートの部族強化のメリットを最大限に活かすことができる。→赤緑ビースト
- ライブラリーのカードを追放するのは起動コストなので、ライブラリーにカードが10枚以上なければこの能力を起動することはできない。
- ライブラリーのカードが10の倍数かつ対戦相手のライフをちょうど削りきれる数であった場合、一気に勝負を決めようとしてライブラリーのカードをすべてつぎ込んでしまうと、もし回復されたり軽減されたりしたときには次のターンにライブラリーアウトしまうので慎重に。
- ライブラリーを削るという「初心者に嫌われがちなリソース消費能力」と、5マナ4/5という「初心者に好かれやすいサイズ」を合わせ持っているカードである。
- ライブラリーを削って起動する能力は、もともとオデッセイの多色エイトグの青の能力になる予定だった。ウェザーライトに散見されるコンセプトでもあり、もっと辿ればアライアンス時代の青のお家芸でもあった。
- 大地の精霊/Earth Elementalの上位互換。
- 黒田正城氏が最も好きなカードで、Gabriel Nassif氏が最も嫌いなカード(と黒田氏は思っている)。→プロツアー神戸04
- 読み方は「こえんまき」。
- "Arc"はカードによって「弧炎」「電弧」「弧状」の三通りで翻訳されているが、イラストからしてもフレイバー・テキストからしても、このカードの"Arc"は明らかに電弧を指しており、誤訳の可能性がある。電弧とは放電現象の一種で、溶接などに使われる。
A shuffling sound and the smell of ozone follow the slogger as surely as its electric tail.
弧炎撒きの後には、引きずる音とオゾンの臭いが続く。やつの尻尾は電気仕掛けだ。
参考
- デカい出っ歯のにやけ顔(ウィザーズ社;英語)
- カード個別評価:ミラディン - レア