正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice

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再登場したギデオン・ジュラ/Gideon Jura。今回もまたクリーチャー化して戦う能力を持っているが、1マナ軽くなった。

+1能力

対戦相手のクリーチャー1体につき1つ忠誠カウンターを得る能力。対戦相手がクリーチャーを並べている場合は急速に忠誠カウンターが増え、クリーチャー化した時のサイズが増大し、-15能力の起動が近付く。相手の行動に直接の影響を及ぼせないため、ギデオンに構わずプレイヤーを攻撃される可能性もある。

±0能力

ギデオン自身が、受けるすべてのダメージを軽減するクリーチャーに変身する。+1能力でサイズを大きくしてあればフィニッシャーに成り得るが、攻撃強制や回避能力を持たないためチャンプブロックには弱い。なお戦場に出た直後にも起動できるが、そのターンは召喚酔いの影響を受けてしまうため、そのままでは攻撃に参加できない。

-15能力

豪快な全体除去。抹消/Obliterateもビックリの全パーマネント追放である。彼自身は戦場に残るため忠誠カウンターが残っていれば0能力で殴りに行ける。あらかじめマナを出しておき、起動後にクリーチャーやプレインズウォーカーを唱えて制圧することもできる。

パワーの低いトークンを並べるようなデッキに対しては、攻撃による消耗を上回る速度で忠誠度を上げられるので良い時間稼ぎになる。クリーチャーの少ないコントロールに対してはフィニッシャーとして振る舞えるが、ディミーアの魔鍵/Dimir Keyruneなどのダメージ源で縮んでしまうのでこれだけに任せるのは不安があるか。少数の高パワークリーチャーを扱うミッドレンジに対しては有効な能力がなく、+1能力で時間を稼ぐのが精一杯である。

• 2番目の能力でクリーチャー化している間も引き続きプレインズウォーカーであるため、忠誠度とタフネスを別々に持っているというダメージの処理においてややこしい存在になる。今回はタフネスが忠誠度に依存するためさらに複雑である。
  • 頭蓋割り/Skullcrackなどで軽減されないダメージを与えられた場合、忠誠カウンターをその数だけ取り除くと同時に、ダメージを負うことになる。忠誠カウンターと共にタフネスも減少するので、結果として初めに置いてあった忠誠カウンターの半分のダメージで死亡することになる。

参考

• カード個別評価：ギルド門侵犯 - 神話レア