吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk

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[[色拘束]]がきつい代わりに強力な[[キーワード能力]]を3つも持つ[[クリーチャー]]。
 
  
[[]][[タフネス]]が3あるので、[[破滅の刃/Doom Blade]]や[[紅蓮地獄/Pyroclasm]]などの[[環境]]で有力な[[除去]]が効きにくい。[[吸血鬼]]という[[クリーチャー・タイプ]]も評価に値する。[[構築]]でも[[リミテッド]]でも強力なカードであり、特に[[リミテッド]]では基本[[火力]]が2点なので除去しづらい上に[[飛行]]を持ち、さらに[[ライフ・アドバンテージ]]まで得られるので非常に強力。
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[[色拘束]]がきつい代わりに複数の[[キーワード能力]]を持っている[[フライヤー]][[吸血鬼]]という[[クリーチャー・タイプ]]も有用である。
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その能力から、どちらかというと[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に対して強力。反面、クリーチャーをあまり使わず相手の[[ライフ・アドバンテージ]]を無視できる[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]には、単に3マナ2点のクロックとして扱われ、打ち消してもらえないことも多い([[プレインズウォーカー]]対策としては力不足であり、そのものの能力で対処できることが多い)。
  
[[スタンダード]]では[[吸血鬼 (デッキ)|吸血鬼デッキ]][[アタッカー]]候補だが、[[展開]]力を重視する場合は入らないことも。また、[[コントロール (デッキ)|コントロール]][[デッキ]]に採用されることもある。[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]相手には優秀な[[ブロッカー]]であり、[[ミラーマッチ]]では[[対戦相手]][[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]][[フィニッシャー]]に対する牽制役になることが評価されている。
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[[構築]]でも有用であり、[[ゼンディカー]]当時は採用されることが多かった。また[[リミテッド]]では[[飛行]][[絆魂]][[ダメージレース]]局面に優れ、[[接死]]もあるため守りに回っても堅い。総じて強力といえる。
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*[[]]であり[[タフネス]]が3あるので、[[破滅の刃/Doom Blade]][[紅蓮地獄/Pyroclasm]]など、ゼンディカー当時の[[環境]]で有力な[[除去]]が効きにくかった。
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*[[吸血鬼 (デッキ)|吸血鬼デッキ]][[アタッカー]]候補だったが、[[展開]]力を重視する場合は入らないこともあった。またビートダウンに対する性能を買われ[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に採用されることもあった。
  
[[エクステンデッド]]以下の[[環境]]では[[ビートダウン (デッキ)|ビート]]よりに傾けた[[The Rock]]などで活躍している。
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[[基本セット2013]]で再登場したものの、[[パーミッション]]型のコントロールが増えたことや3点[[火力]]の存在などから、相対的に弱体化したと言える。
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[[エクステンデッド]]以下の[[環境]]では[[ビートダウン (デッキ)|アグロ]]よりに傾けた[[The Rock]]などで活躍している。
  
*同じ3マナで[[絆魂]]と(条件付きだが)[[飛行]]を持つ[[風生みの魔道士/Windwright Mage]]と比べると、[[レアリティ]]が違うとはいえ性能の差は歴然。
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*同セットかつ色拘束がゆるいだけの[[巨大蠍/Giant Scorpion]]に比べ、大幅に性能が上がっている。
*色拘束がゆるい[[巨大蠍/Giant Scorpion]]に比べても飛行と絆魂とパワー1が付いていることからも、このカードの強さが分かる。
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==ストーリー==
 
==ストーリー==

2013年2月2日 (土) 04:39時点における版


Vampire Nighthawk / 吸血鬼の夜鷲 (1)(黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) シャーマン(Shaman)

飛行、接死、絆魂

2/3


色拘束がきつい代わりに複数のキーワード能力を持っているフライヤー吸血鬼というクリーチャー・タイプも有用である。 その能力から、どちらかというとビートダウンに対して強力。反面、クリーチャーをあまり使わず相手のライフ・アドバンテージを無視できるコントロールデッキには、単に3マナ2点のクロックとして扱われ、打ち消してもらえないことも多い(プレインズウォーカー対策としては力不足であり、そのものの能力で対処できることが多い)。

構築でも有用であり、ゼンディカー当時は採用されることが多かった。またリミテッドでは飛行絆魂ダメージレース局面に優れ、接死もあるため守りに回っても堅い。総じて強力といえる。

基本セット2013で再登場したものの、パーミッション型のコントロールが増えたことや3点火力の存在などから、相対的に弱体化したと言える。 エクステンデッド以下の環境ではアグロよりに傾けたThe Rockなどで活躍している。

  • 同セットかつ色拘束がゆるいだけの巨大蠍/Giant Scorpionに比べ、大幅に性能が上がっている。

ストーリー

吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawkゼンディカー/Zendikar吸血鬼イラスト)。

「Nighthawk」は「ヨタカ、夜鷹(鳥の1種)」あるいは「習慣的に夜遅くに活動を行う者」のことで、時には「夜盗」などの意味も含む。

鷹(タカ、Hawk)と鷲(ワシ、Eagle)は近種で、主に大きさで区別される(鷹の方が小型)。とはいえ、「Hawk」はあくまで「鷹」であり、混同はあまりしない。「夜鷲(よわし)」と言う造語を充てたのは異例。

  • 翻訳担当の進藤欣也は自身のブログで「『夜鷹』ではなく『夜鷲』と訳したのは『夜鷹』という単語の持つよろしくない意味を避けたかったってのがあるんですが、それなら『夜の鷹』でいいよなーと今更反省しきり。」と語る。このよろしくない意味とは、「江戸時代、夜道で客を引いた私娼」を指すことだが、転じて「夜鷹」には「夜歩きをする者」という意味合いがあって、「Nighthawk」と意味的に重なる部分がある。
  • 中国語版では特に「夜盗」の意で訳している。絆魂をそう解釈したのであろうか。

参考

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