黒焦げのホワイエ+歪んだ空間/Charred Foyer+Warped Space
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エンチャント — 部屋(Room)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。このターン、それをプレイしてもよい。
(どちらの半分でも唱えることができる。そのドアは戦場で開放される。閉鎖されているドアのマナ・コストを支払って、それを開放してもよい。これはソーサリーとして扱う。)
エンチャント — 部屋(Room)
各ターン、あなたは追放領域から唱える呪文1つのマナ・コストを支払うのではなく(0)を支払ってもよい。
(どちらの半分でも唱えることができる。そのドアは戦場で開放される。閉鎖されているドアのマナ・コストを支払って、それを開放してもよい。これはソーサリーとして扱う。)
黒焦げのホワイエ/Charred Foyerは自分のアップキープごとに誘発する衝動的ドローで、「カン」を選んだ場合の前哨地の包囲/Outpost Siegeと同等。呪文を唱える場合のコストは通常通りに支払う必要があり、プレイの期限もそのターンのみと小回りは利きづらいが、他のリソースを消費せずに使える疑似的なドローエンジンと考えると赤としては妥当なラインか。ライブラリー操作との相性も良好。
歪んだ空間/Warped Spaceは1ターンに1回、追放領域から唱える呪文のマナ・コストを0にする。黒焦げのホワイエにより追放された呪文はもちろん、出来事を使用済みの当事者カードなどのコストも節約できる。黒焦げのホワイエとの組み合わせだけだと対戦相手のターンに得られる権利が無駄になるので、最大限まで活用するのであれば他にもマナの支払いを要求するタイプの衝動的ドローなども組み合わせておくとよいだろう。ただしこの部屋自体が非常に重いため、依存しすぎると逆に動き出しが非常に緩慢となり、除去された場合のリカバリーも効きづらくなる点には注意。
衝動的ドローだけならより使用期限が長かったり、使い捨ての分だけ軽い選択肢なども存在するので、長期的にアドバンテージを得ていく戦術と合致する。登場時のスタンダードの範囲だと退廃的なドラゴン/Decadent Dragonとの相性が良く、対戦相手と色の組み合わせが一切合致せずとも出来事による逆用を狙いやすくなるだけでなく、それ自身が当事者カードなので自分のターンのマナ・コストの踏み倒しが無駄になりづらくなる。
リミテッドでもカード・アドバンテージを得られるのは優秀だが、前述の通り少々重いのが短所。睨み合いが続くような展開になると本懐を発揮できるので、やや防御寄りのピックとの相性が良好といえるか。
- ホワイエは劇場やホテルなどの玄関付近にある休憩室で、いわゆるラウンジやロビーとほぼ同じものを指す。フランス語由来なので英語でも「ホワイエ」に近い発音になる。
関連カード
サイクル
- 人形作家の店+陶磁器ギャラリー/Dollmaker's Shop+Porcelain Gallery
- 鏡の間+砕けた世界/Mirror Room+Fractured Realm
- 葬儀場+復活の間/Funeral Room+Awakening Hall
- 黒焦げのホワイエ+歪んだ空間/Charred Foyer+Warped Space
- 収納室+忘れられた地下室/Walk-In Closet+Forgotten Cellar