罪を与えるもの/Guiltfeeder
提供:MTG Wiki
クリーチャー — ホラー(Horror)
畏怖(このクリーチャーは黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
罪を与えるものが攻撃してブロックされないたび、防御プレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚につき1点のライフを失う。
ブロックされなければ対戦相手の墓地にあるカードの枚数分ライフを失わせる畏怖持ちのホラークリーチャー。
オデッセイ・ブロックではマッドネスやスレッショルドなど墓地を肥やすデッキが多かったので、一撃でかなりのライフを削り取ることができた。心の傷跡/Traumatizeを対戦相手に撃った後なら、致死量になるだろう。
タフネス4で黒いので、初出時の環境では火力と黒の恐怖/Terror系除去に対する耐性も高く、フィニッシャーとしての資質は十分。黒では対処し難い防御円を突破できるのもよい。このままでも罠の橋/Ensnaring Bridge対策として優秀だが、パワーを強化するのもよい。黒の弱いジャッジメントだが、これは黒コントロールに採用されることがあった。
- ブロックされないことが確定した時点でこの能力は誘発するので、ライフを失うのは戦闘ダメージの割り振りより前である。そのため忍術持ちのクリーチャーと交代してもライフを失わせることができる。
- ミリキン人形/Millikinで止まってしまうのはご愛嬌。
開発秘話
このカードの開発時の仮称は「Jowser's Shadowcreeper」であった。「Jowser」は「W. J. Rose」のアナグラム(開発部首席Bill Roseのこと)。イラストはアクリルガッシュで描かれている。イラストの怪物が初めは飛行しているように見えたため、長い2本の足が描き足された。(→Sketches: Guiltfeeder、GUILTFEEDER ART)
ストーリー
「罪を与えるもの」と訳されているが、「Guiltfeeder」は(字義的にも設定からも)「Guilt(罪悪感)」を「feeder(喰らうもの)」である。
人間大のむき出しの脳のような頭部、その前面にイカのような目とクチバシがあり、下顎から数本の触手を生やし、頭部の側面下部には関節があり鉤爪のある腕を左右に2本ずつ有し、ひと組の不格好なほどがっしりとした長い足で体を支えている。体色は灰色で赤味のある管が体表を走る。イラスト。この怪物は物陰から(壁すらも通り抜けて)滑り寄ると、触れた獲物の過去の記憶を喰らう。その際に獲物は強烈な罪の意識を呼び覚まされ、良心の呵責に打ちのめされてライフを失ってしまう。(→Sketches: Guiltfeeder)
- スパイクの飼育係/Spike Feederが「餌を与えるもの=飼育係」なので、それに引きずられた訳語と言える。
関連カード
- 墓刃の匪賊/Graveblade Marauder -- プレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、こちらの墓地のクリーチャー・カードの枚数に等しいライフを失わせる。(マジック・オリジン)