石角の高官/Stonehorn Dignitary

提供：MTG Wiki

対戦相手の戦闘フェイズを一度だけ飛ばすETB能力を内蔵した187クリーチャー。空城の計/Empty City Ruseに近い効果。

4マナで1/4のサイズは柱平原の雄牛/Pillarfield Oxにすら劣るが、時間稼ぎに特化した能力で1ターンの安全とブロッククリーチャーを確保できる。タイタンサイクルや炎破のドラゴン/Flameblast Dragon、滅殺などの攻撃で誘発する能力も無効にできるのは濃霧/Fogなどの戦闘ダメージを軽減するだけのカードに無い利点。

リミテッドでは中盤ではブロッカーとして活躍し、終盤では対戦相手のクロック計算を狂わせることができる。ただし、包囲マストドン/Siege Mastodonなど単純に大きめのクリーチャーのほうが役立つ場面も少なくない。

構築ではブリンクのようなETB能力を使いまわすギミックを用いるデッキでの活躍が期待される。滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojournerとは、ヴェンセールを守りつつ忠誠度を上げられるため相性がよい。

パウパーのフリッカー・トロンなどでは、幽霊のゆらめき/Ghostly Flickerや儚い存在/Ephemerateと、記憶の壁/Mnemonic Wallや古術師/Archaeomancerの組み合わせでアグロデッキをロックするために使われている。

• 空城の計と異なり「次の戦闘フェイズ」であるため、効果は蓄積する。まばゆい天使/Blinding Angelの項も参照。
• 同様にETB能力で次の戦闘フェイズを飛ばす亡霊の首領/Revenant Patriarchが存在する。そちらは唱えないと能力が誘発しないため、ブリンクのギミックは使えない。

参考

• ターン・フェイズ・ステップを飛ばすカード
• カード個別評価：基本セット2012 - コモン
• カード個別評価：時のらせんリマスター - 旧枠加工カード