無尽活力の御神体/Go-Shintai of Boundless Vigor
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伝説のクリーチャー エンチャント — 祭殿(Shrine)
トランプル
あなたの終了ステップの開始時に、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたとき、祭殿(Shrine)1つを対象とする。それの上に、あなたがコントロールしている祭殿1つにつき1個の+1/+1カウンターを置く。
神河:輝ける世界の祭殿サイクルの緑。祭殿の数に応じて祭殿1つを+1/+1カウンターで恒久的に強化できる。
これ自身が祭殿であり、マナはかかるがとりあえず毎ターン+1/+1までは保障されている。トランプルを持つため、クリーチャー同士の睨み合いになりやすいリミテッドならじわじわと育っていき、最終的に恐ろしいほどのファッティまで育つ可能性もある。除去手段が少なく、これも他の祭殿も排除されづらい点も魅力。複数並ぶと強化効率も上がるし、回避能力を持つ逸失叡智の御神体/Go-Shintai of Lost Wisdomとも相性は良好。
構築だと立ち上がりの遅さとテンポ・アドバンテージの逸失が痛い。これ自体は2マナだが能力の使用に1マナかかる以上、通常は2/2になるのも3ターン目の終了ステップ。祭殿の数に応じて効率も上がるとはいっても、流石に初動が遅すぎる。登場時点のスタンダードにおける火力の基準点は3であり、仮に1ターン生き延びさせたとしても軽い呪文で落されてしまう可能性が高い。
とはいえ、祭殿が並んでしまった場合の強化効率は圧倒的。スタンダードでは最大で1ターンに+6/+6(巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider込みで+12/+12)、鏡の箱/Mirror Boxを組み合わせて複数並んだ場合は強化効率が更に上がる。除去耐性はどこまでいってもタフネスしかないのが気がかりながら、他の祭殿の能力も併用可能になり、見た目よりも爆発力は高い。
ルール
- 祭殿はエンチャント・タイプであり、クリーチャー・タイプではないことに注意。このカードはクリーチャー・タイプのないクリーチャーである。
- 誘発型能力は再帰誘発型能力を含む。マナを支払ったときに新たに能力が誘発し、最初の能力の解決後にカウンターを置く能力をスタックに置き対象を選ぶ。対戦相手はどの祭殿にカウンターが置かれるかを知ってから対応することができる。
- 祭殿の数はカウンターを置く能力の解決時に参照される。
関連カード
サイクル
神河:輝ける世界の御神体サイクル。伝説のクリーチャー・エンチャントで、祭殿のエンチャント・タイプを持ち、クリーチャー・タイプは持たない。あなたの終了ステップの開始時に誘発する、コントロールしている祭殿の数だけ効果が大きくなる誘発型能力を持つ。稀少度はアンコモン。
- 共同目的の御神体/Go-Shintai of Shared Purpose
- 逸失叡智の御神体/Go-Shintai of Lost Wisdom
- 隠避残虐の御神体/Go-Shintai of Hidden Cruelty
- 古伝戦争の御神体/Go-Shintai of Ancient Wars
- 無尽活力の御神体/Go-Shintai of Boundless Vigor
また神河:輝ける世界統率者デッキには、5色の固有色を持つ生命起源の御神体/Go-Shintai of Life's Originが収録されている。
ストーリー
無尽活力の御神体(むじんかつりょくのごしんたい)/Go-Shintai of Boundless Vigorは神河/Kamigawaの神/Kamiが宿る祭殿(イラスト)。
とある若き僧が、都和市/Towashiの都市拡大によって樹海/The Jukai Forestから追い出された。彼は故郷の記憶を残すべく、破壊された庭園から持ち出した一粒の種を囲うように、小さな祭殿を建てた。不思議なことに、その種は土もなしに成長し、無尽活力の神/Kami of Boundless Vigorとなった。その神と僧は一緒になって、僧のものだった樹海の一区画を取り戻した。翌日には、伐り倒された木すべてが魔法で蘇っていた。僧は死ぬ前に、神の祭殿を再生された森に移した。神は今日に至るまでそこに住み続けており、都市に飼い馴らされることのない野生的な性分を持つ者たちに力を授けている。
登場作品・登場記事
- The Legends of Kamigawa: Neon Dynasty/『神河:輝ける世界』の伝説たち(Feature 2022年2月11日 Ari Zirulnik, Grace Fong, Emily Teng, and Gerritt Turner著)