さまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monster
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伝説のクリーチャー — 恐竜(Dinosaur) 海亀(Turtle)
トランプル、速攻
サイクリング(1)(赤)
あなたがさまよう怪物、イダーロをサイクリングしたとき、これをあなたの墓地からライブラリーに加えて切り直す。あなたがこのゲームで《さまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monster》という名前のカードを4回以上サイクリングしていたなら、代わりに、これをあなたの墓地から戦場に出す。(これはあなたがカードを引く前に行う。)
サイクリングを繰り返すと戦場に直接出てくる伝説の恐竜・海亀。
条件を満たせば2マナで8/8速攻トランプルが戦場に現れる。条件を満たすまではライブラリーに戻って残り枚数を保てるので、特別なサポートは決して必須ではなく、時間をかければ確実に出せる。もちろん、普通にやっているだけでは道は遠すぎるので、相応のシナジーは要求される。
正攻法はやはりライブラリーを積極的に掘り進めていくことなので、サイクリングデッキとのシナジーは強固。ただし、スタンダードのサイクリングデッキには天頂の閃光/Zenith Flareが存在しており、しかも墓地に置かれないこのカードはディスシナジー気味なので共存もしにくい。
時間をかけて掘り進める前提でコントロールデッキのフィニッシャーとしての起用も考えられる。サイクリングかつライブラリーに戻るためにいつ手札に来ても問題なく、除去耐性はないが出す際の隙がほぼないのに加えて実質打ち消されない長所もある。状況次第では伸びた土地で唱えることも考えられなくはない。伝説ながらその性質上4枚積みしたいカードだが、この場合には枚数を適度に減らすのも手だろう。
また、登場時点のスタンダードでは最大級の速攻クリーチャーであるうえにライブラリーに戻せるという特徴からルーカ・コンボとも好相性。実際には裏切りの工作員/Agent of Treacheryのアドバンテージの前に後塵を拝していたが、あちらの禁止カード指定によって相対的な評価は向上している。
リミテッドでは概ね大いなるサンドワーム/Greater Sandwurmなどと同じような扱いになる。とはいえ、マナレシオも能力も大いなるサンドワーム以上であり、サイクリングしてもデッキの戦力リソースが失われないという利点もあり、レア相応の1枚となる。
- サイクリング誘発型能力はサイクリングそのものより先に解決するので、ライブラリーを切り直すのはカードを引くよりも先に行われる事になる。ライブラリーの一番上に引きたいカードがあるのが占術などで判っている場合は注意。逆に不要なカードが溜まっている場合はより有効なカードを引ける可能性がある。
- 条件を満たしていたときに墓地から戦場に出るのは強制である。墓掘りの檻/Grafdigger's Cageなどで墓地から戦場に出られない場合でも、代わりにライブラリーに加えて切り直すこともない。
- Corey Bowenのデザインの時点では亀ではなくOpsという名のサイクロプスだった[1]。Opsをサイクリングする/Cycle Opsこととサイクロプス/Cyclopsをかけたダジャレ。
- このギャグはボツになったのちモダンホライゾンの震足サイクロプス/Quakefoot Cyclopsで日の目を見た。
関連カード
- さまよう怪物、イダーロ/Yidaro, Wandering Monster
- コグラとイダーロ/Kogla and Yidaro
ストーリー
イダーロ/Yidaroはイコリア/Ikoriaの怪物。
新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵攻時には、コグラ/Koglaはイダーロの棘だらけの背中にファイレクシアのゴライアスを叩きつけて串刺しにしていた。イダーロがファイレクシア人用の穴開け器として使われていたと自覚していたかどうかは定かではない。だが少なくとも、時たま戦っている最中に大きな衝撃があったことには気づいていた。幸運なことに、彼が獰猛にファイレクシア人を嚙み殺す邪魔にはならなかったのだが[2]。
ゴジラシリーズ・カード
ゴジラシリーズ・カード版は逃れ得ぬ災厄、ゴジラ/Godzilla, Doom Inevitable(イラスト)。
参考
- ↑ Twitter(2020年4月4日 Corey Bowen)
- ↑ The Legendary Team-Ups of March of the Machine/『機械兵団の進軍』の伝説のチームたち(Daily MTG 2023年4月13日)