野生のナカティル/Wild Nacatl
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クリーチャー — 猫(Cat) 戦士(Warrior)
野生のナカティルは、あなたが山(Mountain)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
野生のナカティルは、あなたが平地(Plains)をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
緑らしい優秀なウィニークリーチャー。山か平地があれば2/2、その両方があるなら3/3と、最大値は密林の猿人/Kird Apeを超えるコスト・パフォーマンスを誇り、幅広いフォーマットで活躍した。
スタンダードやアラーラの断片ブロック構築では、主に中速のナヤで採用され、序盤の戦力としてだけでなくイーオスのレインジャー/Ranger of Eosで手札に加えることで息切れを防ぐためにも使われた。
更にエターナルやエクステンデッドでも活躍している。それらの環境では、フェッチランドでデュアルランドまたはショックランドを戦場に出すことで2ターン目に山と平地を揃えることができる。スポイラー発表当初からZooのようにデッキカラーがぴったり合うデッキが存在したため大きな話題になり、実際に主力の1つとして欠かせないクリーチャーとなっている。しかもそれだけでなく、簡単に最大サイズまで育つため、クロック・パーミッション系の打撃役としても使われている。
緑であることから、赤や白ほどプロテクションを持つクリーチャーによる妨害を受けずに殴り続けられる点も高評価。
リミテッドでも2/2までなら比較的簡単に達成できるので、十分に強力。
- その似た性質から、先述の密林の猿人とよく比較される。最終サイズが優秀であるため、総合評価はこちらのほうが高いが、第1ターンは通常どうしてもタフネス2の状態で出ざるを得ないので、2点火力などへの除去耐性が低いことに注意。
- 聖なる鋳造所/Sacred Foundryから野生の朗詠者/Wild Cantorや金属モックス/Chrome Moxを絡めれば第1ターンに3/3で出せるが、わずかな間除去耐性が高まるだけなので、それほどの意味は見出せない。
- 基本土地タイプにパワーとタフネスが依存する上位種としてマトカの暴動者/Matca Riotersがある。
禁止指定
2012年1月1日より(Magic Onlineでは告知翌日の2011年12月21日より)、モダンで禁止カードに指定される[1]。アグロデッキ=このカードを採用したZoo、という状態になっていたため、アグロデッキに多様性を作るのが目的だった[2]。
しかしこの禁止の影響を受けてZooは姿を消し、親和を除けばアグロデッキが勢力を大きく落としていたため、アグロデッキの復権のために2014年2月7日(MOでは2月12日)をもって禁止が解除された[3]。
ストーリー
野生のナカティル/Wild Nacatlは、マリーシ/Marisiの革命により二つに分かたれたナヤ/Nayaのナカティル/Nacatlの一つ。マリーシの信念に従い、ネコ科動物の本能を称え、野生のままの狩猟生活を営む。
詳細はナカティル/Nacatlを参照。
- フレイバー・テキストからは、もう一つの分派である雲のナカティル/Cloud Nacatlを野生のナカティルがどう捉えているかが見て取れる。
「雲のナカティルは腰掛け物思い、柔らかな手の数多あり。 我らマリーシの爪。忍び、飛びつき、血を流させる者。」
脚注
- ↑ December 20 2011 DCI Banned & Restricted List Announcement(Internet Archive)/2011年12月制限禁止カード告知
- ↑ Explanation of December 2011 B&R Changes(Internet Archive)/2011年12月制限禁止リストの更新について
- ↑ February 3, 2014, DCI Banned & Restricted List Announcement/2014年2月3日 DCI禁止制限カードリスト告知