記憶問題
提供:MTG Wiki
記憶問題/Memory Issueは、特にテーブルトップでのゲーム中に、プレイヤーが記憶しなければならない情報を覚えきれないことを指す開発部用語[1]。
目次 |
解説
Pact of Negation / 否定の契約 (0)
〔青〕 インスタント
〔青〕 インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
あなたの次のアップキープの開始時に(3)(青)(青)を支払う。そうしない場合、あなたはこのゲームに敗北する。
マジックのゲーム中には様々な数値や状態が変化しているが、多くは記憶問題を起こすほどのものではない。ライフは重要であるためメモ帳やライフカウンターでプレイヤーが記録するし、マナ・プールにあるマナは各ステップの終了時に、クリーチャーが受けたダメージはクリンナップ・ステップに取り除かれるため、長く覚えておく必要はない。主な記憶問題は、「ターンをまたいで」「補助道具なしに頭で」覚えておかなければならない情報によって引き起こされる。
記憶問題の例
開発部は記憶問題を引き起こすカードを注意深く取り除き、問題を起こさない形に修正して印刷することが多いが、以下のようなカードが記憶問題の一例と見なされている。
- 契約サイクルやスロー・トリップなどの、使用した次のターンに誘発する遅延誘発型能力(→誘発忘れ)
- 黄泉からの橋/Bridge from Belowなどの墓地にある間に機能する能力を持つカード(カードが重なることで忘れてしまう)
- 運命の大立者/Figure of Destinyなどのカウンターによらない継続的効果でサイズが変動するクリーチャー(新世界秩序#盤面の複雑さも参照)
- 涙の川/River of Tearsやストームなどの過去の行動を参照するカード
記憶問題に対処したデザインの例
多くの場合、視覚的に記憶を補助することで対処が図られている。
- ボルバー、高名、怪物化:能力を使うことでカウンターが置かれる。
- 墓石アイコン、余波:墓地のカードが重なっていても目立たせられるレイアウト。
- 督励やキーワード・カウンターなどのパンチアウト・カード:プレイヤーが使用できる記憶補助具を提供する。
- 覚醒:速攻を持たせることで、召喚酔いしているかどうかを気にせずに済む。