ヴァーズゴスの血王/Bloodlord of Vaasgoth

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Bloodlord of Vaasgoth / ヴァーズゴスの血王 (3)(黒)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 戦士(Warrior)

狂喜3(このターン、対戦相手1人にダメージが与えられている場合、このクリーチャーはその上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。)
飛行
あなたが吸血鬼(Vampire)クリーチャー呪文を唱えるたび、それは狂喜3を得る。

3/3

大きな数値の狂喜を持ち、後続の吸血鬼にも狂喜をさせる、吸血鬼のロード的存在。

狂喜の条件さえ達成できれば自身は5マナ6/6飛行、後続は+3/+3の強化と大きな打撃力がある。ただし狂喜の性質上、安定性はない。また強化するのが後続であり、すでに展開済みの自軍には何ら影響を与えない点が、従来の吸血鬼デッキの速度を重視する戦略と噛み合っていない。その点、過去の基本セットに存在した吸血鬼ロードの先輩である吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnus蟲惑的な吸血鬼/Captivating Vampireとは使い勝手が大きく違っている。

+1/+1カウンターによる強化であり、これ自身が戦場を離れても強化効果が残るため、先輩たちに比べて多少ながら除去に強いのは利点。また強化する修整値が単純に大きいのも心強い。回避能力などは与えないため若干の突破力不足は感じるが、吸血鬼はもともとやや小粒だが優秀なキーワード能力を備えたクリーチャーが多いため、サイズを大幅に上げるだけでも十分な援護になるだろう。

あるいはいっそ吸血鬼にこだわらず、単なる大型フライヤーと割り切って使うのも悪くない。条件付とはいえ5マナ6/6は四肢切断/Dismemberにも耐えられるサイズであり、単体でもそれなり以上に優秀な戦力と言える。ただ、単体でフィニッシャーを勤めるならば墓所のタイタン/Grave Titanなどのより強力なクリーチャーがいるのが問題。構築で使うなら、やはり吸血鬼のタイプ的シナジーを生かしていきたい。

一方リミテッドではかなり強力。5マナ6/6飛行はいわずもがな、3/3飛行でも及第点。おまけに後続の吸血鬼が大きくなればなお言うことはない。赤でのサポートはもちろん、でも苛まれし魂/Tormented Soulなど、狂喜をサポートできるカードが多いのも追い風。

脚注

  1. Magic 2012 Promo Cards(Arcana 2011年6月8日 Monty Ashley著)

参考

QR Code.gif