かのように
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「AであるかのようにBする/B as though A」とは、本来Aではないが、Bに関してのみ、Aであるとみなしてその行動を行うということである。
Chromatic Orrery / 彩色の宇宙儀 (7)
伝説のアーティファクト
伝説のアーティファクト
あなたはマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
(T):(◇)(◇)(◇)(◇)(◇)を加える。
(5),(T):あなたがコントロールしているパーマネントの中の色1色につきカードを1枚引く。
例
- スーパートランプル(茨の精霊/Thorn Elementalなど)は、戦闘ダメージを割り振ることに関してのみ、ブロックされていないとみなす(ことができる)。
- (ブロックされ、ブロックされていないかのように戦闘ダメージを割り振る場合でも)ブロックされているクリーチャーを対象に取る呪文の対象にできるし、ブロック・クリーチャーから通常どおり戦闘ダメージを受ける。
- 何らかの理由で戦闘ダメージを割り振る前にブロック・クリーチャーが存在しなくなったとしても、戦闘ダメージの割り振りについては「ブロックされていない」とみなされるため、防御プレイヤーなりプレインズウォーカーなりに戦闘ダメージを与えることができる。
- マナを望む色やタイプであるかのように支払ってもよい効果は、支払うことに対してのみ、マナをその色やタイプとみなす。
補足
- 当初「かのように」を用いていたが、現在では用いていない効果も存在する。
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willや未来予知/Future Sightのような、手札以外からカードをプレイすることを許可する効果は、以前は「(カードを)あなたの手札にあるかのようにプレイしてもよい」と書かれていた。そのため、「墓地にあるカードをコストとして捨てていいのか?」「この効果でプレイした場合は『手札からプレイした場合』の条件を満たすのか?」といった質問が頻繁にされていた(答は両方とも「いいえ」である)。
- 蜘蛛能力とも呼ばれる、大蜘蛛/Giant Spiderなどが持っていた「飛行を持つかのようにブロックに参加できる」という能力は、キーワード能力の到達に置き換えられた。その際に、飛行の定義自体が「飛行も到達も持たないクリーチャーにブロックされない」に変更され、到達自身が飛行持ちをブロックできる能力となったことにより、「かのように」という言葉は到達の定義に用いられていない。これは上記の「手札にあるかのようにプレイ」の場合とは違い、機能も変化している。詳しくは到達のページを参照。
- 「as though」の後に続く節は過去形で書かれるが、この部分は過去のことではなく、現在のことを表す。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 6 呪文、能力、効果
- 609 効果
- 609.4 プレイヤーが何らかの条件を満たしている「かのように/as though」何かをしてもよい、あるいはクリーチャーが何らかの条件を満たしている「かのように」何かをできると書かれている効果が存在する。それはその効果にだけ適用される。その効果に関しては、その条件を完全に満たしているかのように扱い、それ以外に関しては通常通り扱う。
- 609.4a 2つの能力がそれぞれ、プレイヤーやクリーチャーが同一のことを違う状況である「かのように/as though」行動してもよい(行動できる)となっていた場合、両方の状況が適用される。もし一方がもう一方の「かのように」の条件を満たしていた場合、両方の効果が適用される。
- 609.4b プレイヤーがマナを「望む[[[タイプ]]/色]のマナであるかのように/as though it were mana of any [type or color]」支払ってもよいとする効果は、プレイヤーがマナを支払う方法にのみ影響し、コストを変更することも、実際にそのコストを支払うために支払われたマナの種類も変更することはない。同じことが、「任意のタイプのマナを支払ってもよい/mana of any type can be spent」という効果にも適用される。
- 609.4 プレイヤーが何らかの条件を満たしている「かのように/as though」何かをしてもよい、あるいはクリーチャーが何らかの条件を満たしている「かのように」何かをできると書かれている効果が存在する。それはその効果にだけ適用される。その効果に関しては、その条件を完全に満たしているかのように扱い、それ以外に関しては通常通り扱う。
- 609 効果