待ち受ける禿鷹/Circling Vultures
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墓地をリソースとして考えたウェザーライトらしい、墓地利用クリーチャー。
1マナで3/2+飛行と、額面上は異常なコスト・パフォーマンス。だがアップキープに墓地のクリーチャー・カード1枚を必要とするので、序盤からは使いづらい。
このカード自身を手札から直接墓地送りにできるのは、珍しい能力。同時に、このカード自身のデメリットを埋めることができるのも興味深い。例えばこのカードが数枚手札にあれば、1枚を戦場に出して残りを墓地送りすることで、1ターン目から活動させることが可能になる。ただしカードをかなり消費することになるので、どれだけお得かはかなり疑問。
- 手札から墓地へ捨てるのは常在型能力であり、スタックに乗らない。
- このクリーチャーを使ったデッキとしては、1998年の世界選手権にて、ガズバンのオーガ/Ghazban Ogreやメテンダ・ライオン/Mtenda Lionなどの低コスト高パワークリーチャーを使った4CGというデッキが、7戦中6勝を記録している。
- ウェザーライトでは、同じコンセプトのカードとして墳墓の食屍鬼/Barrow Ghoulという墓地のクリーチャー・カード1枚をアップキープ・コストとするクリーチャーが作られている。そちらは自力で手札から墓地へいく能力は持っていない。
- すぐ前のビジョンズにいた貪欲な禿鷹/Wake of Vulturesは禿鷹というクリーチャー・タイプだったにも関わらず、これは鳥として印刷された(イラスト)。
- 10年後の2007年9月サブタイプ変更で、禿鷹は絶滅。時代を見越していたと言える…かもしれない。