魔力奪取/Drain Power
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今となっては珍しい、青のマナ加速呪文。対戦相手の土地から生み出せるマナをすべて奪って、自分のものとして使ってしまう。
一見とんでもないが、ソーサリーなので相手ターンの妨害には使用できない。対戦相手ががんがんマナを使うデッキで2マナ分以下しか土地を残していなければ、これも当然役に立たない。さらに、これを唱えたのに対応して対戦相手にマナを使われることもある。そういう意味では、こちらの行動に対処するためにマナを残したがるパーミッション、コントロール系への対策カードと言っていいだろう。
- 呪文の効果によって土地をタップするのではなく、あくまで対戦相手にマナ能力を起動させるだけであるため、マナ能力を持たない土地はタップできない。
- 「対戦相手のマナ・プールを空にする」と言う機能に特化した亜種として枯渇/Mana Shortが存在する。インスタントで使うタイミングに幅がある事、マナ能力を持たない土地もタップされると言う違いがある。
- 対戦相手のマナを「奪う」ものとして作られたカードだが、ルール上は「対戦相手のマナ・プールを空にして、自分のマナ・プールに同タイプ同量のマナを加える」と処理される。そのため、マナに付随する効果があってもそれらは無効となる。「タイプ」の項目も参照。
- 冬の宝珠/Winter Orbなどの土地の自然なアンタップを阻害するカードとのシナジーはかなりいやらしい。
- 対戦相手はマナ能力を起動することになるため、このとき春の鼓動/Heartbeat of Springや魔力のとげ/Manabarbsなどの能力は誘発する。
- デュエルファイター刃では、これとほとばしる魔力/Mana Flareを組み合わせ、X火力を放つという豪快なコンボが載っている。
- 第4版のテキストでは、対戦相手のマナ・プールを空にして自分のマナ・プールにマナを加えるくだりを、「あなたのマナ・プールに吸い取られる」と表現していた。
参考
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド - レア
- カード個別評価:アンリミテッド - レア