頭蓋槌/Cranial Ram
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アーティファクト — 装備品(Equipment)
生体武器(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、黒の0/0のファイレクシアン(Phyrexian)・細菌(Germ)クリーチャー・トークン1体を生成する。その後、これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+X/+1の修整を受ける。Xは、あなたがコントロールしているアーティファクトの数に等しい。
装備(2)
設置に黒赤の色マナが必要になった他、装備コストも上昇。インスタント・タイミングで装備させる手段も失い、小回りは大分利きづらくなっているが、登場時点で既にパウパーで大暴れの末に禁止カードとなっている頭蓋囲い、きらきらするすべて/All That Glittersと類似した爆発力はやはり脅威。生体武器になったことで、下地となるクリーチャーがいなければ単なる置物と化す短所も多少補われている。状況起因処理で死亡しないよう当然ではあるが、タフネスの修整値を得られる点も地味に役立つ場面はあるだろう。
回避能力を特に与えない点も原型と同様。構築で使う場合は最初から回避能力を持つクリーチャーを併用するなり、赤お得意の投げる手段と組み合わせるなりして巨大な打点を対戦相手に叩きつけられるようにしておきたい。アーティファクトを並べられるデッキであれば莫大な修整を付与するのも難しくなく、色の組み合わせの都合、オリジナルの頭蓋囲いと同時に採用することも出来る。
リミテッドでは装備品という時点で有用。モダンホライゾン3の黒赤はアーティファクトをテーマとしているので、色に沿って自然とピックしていくだけでも巨大なアタッカーを作り出せる。
- モダンホライゾン3の発売1ヵ月前の禁止制限発表の際、Gavin Verheyにより「『モダンホライゾン3』には、パウパーで禁止にする必要性が高い、私たちが過去に禁止したカードに似たコモンが1枚ある。」と予告されていたカード[1]。プレビューで発表された後には、Gavin VerheyのX(Twitter)で「禁止カードに指定される前にどれくらいの期間プレイできたほうがいいか? それとも事前禁止すべきか?」と意見が募集された[2]。その後、事前禁止となった。→#禁止指定
禁止指定
2024年6月6日より、パウパーの禁止カードに指定される[3]。これは、モダンホライゾン3の発売1週間前であり、プレリリース・トーナメント(=テーブルトップの認定大会で使えるようになる日)の前日である。
通常であれば、実際にカードがプレイされて実力が証明されてから禁止カードに指定されるが、モダンホライゾン3の発売直後に大型大会が控えていること、すでにパウパーで禁止になっている頭蓋囲い/Cranial Platingやきらきらするすべて/All That Glittersと類似しており禁止されることはほぼ確定していること、それでいて楽しいプレイ・パターンを生み出すわけでもないこと、などから異例の事前禁止となった。
脚注
- ↑ Explanation of Pauper Bans for May 13, 2024/2024年5月13日のパウパーの禁止についての説明
- ↑ Gavin Verhey のX
- ↑ Pauper Bans for June 6, 2024/2024年6月6日 パウパー禁止告知