ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask's Forge

提供:MTG Wiki

2024年12月21日 (土) 09:53時点におけるUssu (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

Urabrask's Forge / ウラブラスクの溶鉱炉 (2)(赤)
アーティファクト

あなたのターンの戦闘の開始時に、ウラブラスクの溶鉱炉の上に油(oil)カウンター1個を置く。その後、トランプルと速攻を持つ赤のX/1のファイレクシアン(Phyrexian)・ホラー(Horror)・クリーチャー・トークン1体を生成する。Xは、ウラブラスクの溶鉱炉の上にある(Oil)・カウンターの個数に等しい。次の終了ステップの開始時に、そのトークンを生け贄に捧げる。


ターン歩く火力生成する有色アーティファクト。ターンが進むごとに油カウンターが増え、トークンパワーも上がる。

トークンはトランプルを持つうえ次第にパワーが上がるためブロッカーで受けることが困難になっていき、除去されても次のターンには再生成される。したがって、ウラブラスクの溶鉱炉自体を除去する手段や、タッパーティム先制攻撃もちクリーチャーなどの継続的なトークンへの対処手段を持たない相手には強烈なプレッシャーをかけることができる。とはいえ、油カウンターを用いる性質上バウンス明滅でもサイズをリセットされ時間稼ぎをされてしまうため注意。また、あくまで序盤のパワーは低いためサイズに優れたクリーチャーを有するデッキには弱く、全ての攻撃が妨害なく通った場合でもキルターンは出してから6ターン後(ゲーム全体では9ターン目)とそこまで早くはない。基本的にはクリーチャー除去重視・ブロッカー軽視のコントロール気味なデッキに対して力を発揮するカードと言える。

毎ターンクリーチャーを出しては死亡させるため、それらや生け贄に捧げることを参照するカード群とのシナジーを形成しやすい。これ自身も継続的な生け贄の供給要員として利用可能である。スタンダードでは同様の役割を持てるカードとして憎悪の手、ラゴモス/Lagomos, Hand of Hatredが存在するが、そちらと異なりアーティファクトであるため除去されにくく、高パワーゆえに単独でフィニッシャーにもなりうる点が強みである。

ファイレクシア:完全なる統一リミテッドでも強力である。黒赤では鍛冶鎚の百長/Forgehammer Centurion炭鍛冶/Charforgerなどを毎ターン誘発させることができるほか、滅殺の眼差し/Annihilating Glareなどの生け贄コストにも使えるためとても相性が良い。青赤赤緑にも適性があり、これらの色の組み合わせは油カウンターを中心とする都合上焼炉の頭蓋爆弾/Furnace Skullbombなどの直接油カウンターを置くカードや増殖を組み込みやすく、素早くトークンのパワーを上げることができる。

スタンダードでは、鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker等の禁止後、ラクドス・ミッドレンジ環境から消滅し削剥/Abradeも使われなくなった影響で、赤単アグロサクリファイスに採用される場合がある。イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期ではボロス召集サイドボードにも採用され、クリーチャー除去や一時的封鎖/Temporary Lockdownなどの対低マナ総量用除去をかいくぐれる勝ち筋となる。

[編集] ルール

  • トークンのパワーは能力解決時に「固定」される。生成された後にウラブラスクの溶鉱炉の上に置かれている油カウンターの数が変化しても、トークンのパワーは変化しない。
  • 能力の解決前にウラブラスクの溶鉱炉が戦場を離れた場合、最後の情報を参照してトークンを生成する。

[編集] 参考

QR Code.gif