弱者の師/Mentor of the Meek
提供:MTG Wiki
Mentor of the Meek / 弱者の師 (2)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
他のパワーが2以下のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうした場合、カードを1枚引く。
2/2パワー2以下のクリーチャーが戦場に出る際に、1マナ支払うことで1ドローできるクリーチャー。
白ウィニーのような小型クリーチャーを多用するデッキに採用することで息切れを防ぐことができる。白黒トークンに代表される小型トークンを扱うデッキとの相性も良好で、モリモリ手札が増える。除去されやすいことを除けばドローエンジンとしてかなり優秀。
一方、ウィニーの常套手段である栄光の頌歌/Glorious Anthemのような常在型能力による全体強化とは相性が悪い。組み合わせるならガヴォニーの居住区/Gavony Townshipや月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarchなどと併用し、戦場に出たあとで強化するとよい。 基本セット2019で再録された際には、オケチラの碑/Oketra's Monumentとの相性の良さからオケチラの碑の強化に一役買っている。
- 自身からマナを出すことが可能なエルドラージ・落とし子トークンを生み出すカード群との相性は非常に良い。
- 能力が誘発する条件が比較的緩いので、なにかしらのコンボパーツとして使うのも面白い。魂のカーニバル/Carnival of Soulsなどは良い相棒になる。
- 白では珍しい継続的にドローできるカード。イニストラード発売当時、Mark Rosewaterはこのカードを色の役割から外れた「折れ」であると述べていた[1]。基本セット2019再録時は統率者戦での弱さから白の色の役割の拡張を模索していた時期であり、特定の戦略に偏るなら白にもドロー能力が認められるべきとして「曲げ」に当たるという新たな解釈がなされた[2][3][4]。だがさらに時が進むと、白は小型クリーチャーによる解決策を多く持ち上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificerと比べると制限が緩すぎるためやはり「折れ」であるという意見が色の協議会でも多くなっている[5][6][7]。色の役割の変化と試行錯誤の焦点となったカードと言える。
- 後に色の役割が見直され、白のドローは1ターン1枚ずつ引くものと定義された[8]。歓迎する吸血鬼/Welcoming Vampireはこの方針に従った直接的なリメイクと言える。
脚注
- ↑ Blogatog(Blogatog 2015年9月1日)
- ↑ Is Mentor of the Meek considered a bend or break?(Blogatog 2018年5月16日)
- ↑ Blogatog(Blogatog 2018年6月23日)
- ↑ 都からのさらなる話(Making Magic 2018年10月1日)
- ↑ Blogatog(Blogatog 2019年9月20日)
- ↑ Blogatog(Blogatog 2019年12月7日)
- ↑ Blogatog(Blogatog 2021年2月21日)
- ↑ Mechanical Color Pie 2021 Changes/メカニズム的カラー・パイ 2021年版変更点(Making Magic 2021年10月18日)
参考
- カード個別評価:イニストラード - レア
- カード個別評価:ファウンデーションズ - レア (Starter Collection)
- カード個別評価:基本セット2019 - レア
- カード個別評価:Jumpstart - レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - アンコモン
- カード個別評価:スペシャルゲスト (カルロフ邸殺人事件) - アンコモン(ザ・リスト)