飢饉の祖、シルゲンガー/Shilgengar, Sire of Famine
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伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) デーモン(Demon)
飛行
これでないクリーチャー1体を生け贄に捧げる:血(Blood)トークン1つを生成する。これによりあなたが天使(Angel)を生け贄に捧げたなら、代わりにそれのタフネスに等しい数の血トークンを生成する。
(白/黒)(白/黒)(白/黒),血トークン6つを生け贄に捧げる:あなたの墓地にある各クリーチャー・カードをそれぞれ、最終(finality)カウンター1個が置かれた状態で戦場に戻す。それらのクリーチャーは、他のタイプに加えて吸血鬼(Vampire)でもある。
イニストラード・ブロックの設定でのみ登場していたデーモン/Demonがカード化。クリーチャーを生け贄に血をもたらし、血を使って自分の墓地のクリーチャーを吸血鬼としてリアニメイトする伝説のエルダー・デーモン。
モダンホライゾン3で血を生成するのはこれのみ。リアニメイトに必要な血の数も6個と多く、リミテッドで狙う場合はそれなり以上にクリーチャーを出す必要があるが、成功すればそれまでに墓地に落ちた全てのクリーチャーが一気に戦場に並ぶ。もちろん血を生み出すために生け贄としたクリーチャーも戻ってくるし、切削などで墓地を肥やしていれば文字通りのフィニッシャーとなる。本人も5マナ6/6のフライヤーであり、死亡する筈のクリーチャーを血に変換すれば、仮にリアニメイトまで起動できずともルーターに繋ぐことが可能。見かけ次第ピックしても問題無い性能を誇る強力なクリーチャー。クリーチャーと血、どちらの生け贄もインスタント・タイミングで行えるので、8マナ出せるならば除去されるとしてもその前に起動してリアニメイトに繋いでもOK。[最終カウンター]]が乗るのでリアニメイトしたクリーチャーを生け贄に血を生成、血を使ってリアニメイト……といった無限コンボは当然ながら出来ないものの、リアニメイトしたクリーチャーを生け贄に大量の血を作り出すことまでは可能なのも覚えておこう。
生け贄に捧げたのが天使の場合、生成される血の数がそれのタフネスの数値となる。2以上のタフネスを備えていれば生成できる血の数が増え、少なくとも減ることはないので組み合わさると高速で血を生成できる。リミテッドでは利用出来るのが遺跡の天使/Angel of the Ruinsと雷嵐の天使/Voltstorm Angelのみと数は少ないものの、前者を利用した場合はたった2枚で7つの血が並び、リアニメイトを行った上で血が余るという事態に。後者についても生け贄のタイミングによって5つ生成できるようになるのでリアニメイトのハードルが大きく下がる。
構築の場合は除去耐性を持たず、また採用出来るのがモダン以下のために優秀な除去の的にされやすいのが短所。天使も組み合わせやすくなるので大量の血を得るまでは可能としても、追加で3マナ必要なリアニメイトまで繋ぐのは結構大変。またリアニメイトした時点で勝負を決めるにはETBなどを利用する必要があり、他の色を利用できるならば明滅など出し入れする手段は多く、無理にこれに拘る必然性が今ひとつ薄い。大きなアドバンテージを稼げる能力というのは確かながら、少なくとも現時点では目立った活躍は見せていない。
参考
- ↑ 『モダンホライゾン3』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2024年6月4日)