人狐のボディガード/Werefox Bodyguard
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狐でないクリーチャー限定の一時的な追放能力を備えたエルフ・狐・騎士。
もちろん放逐する僧侶/Banisher Priestのように対戦相手のクリーチャーを追放してもよいが、瞬速を持つのであなた自身のクリーチャーを守るために使うのも有効。似たような性質を持つ栄光の守護者/Glorious Protectorと比較すると、複数のクリーチャーを保護することは出来ず、戦力的にも大分劣るが素が1マナ軽い上に能動的に生け贄に捧げる手段を得ており、(2マナ支払えるなら)いつでも戦場に戻せる柔軟性が特徴。あちらが全体除去に強い一方、こちらは(全体除去からも1体だけ盤面に残すことは可能だが)単体除去からの保護に向いており、明滅と違い戻すタイミングも操作できるため、除去を凌いだ後もすぐには戻さず、ETBを温存しておくなんてことも出来る。相手のクリーチャーを追放した状態で全体除去を使われた際は、先に自身を生け贄にすることで相手にクリーチャーを残さない動きも可能。
クリーチャーとしての性能が今ひとつというのが短所。単体で見ると3マナ2/2瞬速に過ぎず、起動型能力で獲得できるライフも無いよりはマシ程度。あくまで除去からの保護や一時的な戦力の排除が前提であり、活躍の多寡は対戦相手のデッキにもある程度左右される。可能な限り自力だけでも活用できるよう、ETBを持つクリーチャーを多めに採用しておくなどの工夫をしておくとよいだろう。
スタンダードでは同じく放逐する僧侶系の能力を持つ粗暴な聖戦士/Brutal Catharがいる。あちらは昼夜に影響される不安定さがあり瞬速も持たないが、第2面では一定の戦闘能力と除去耐性があり複数除去のチャンスもある。こちらは色拘束の強さと引き換えに、インスタント・タイミングで唱えられ自クリーチャーの保護にも使える。一長一短のためどちらを採用するかはデッキ次第だろう。
- 元々は騎士でないクリーチャーを追放するデザインだったが、機械兵団の進軍で騎士のタイプ的テーマが取り上げられる予定だったため現在の仕様に変更された[1]。
- 「狐でない」という制限が問題になる場面は少ないが、修繕する建築家/Architect of Restorationなどが対象に取れないので見落とさないよう気をつけたい。
[編集] 参考
- ↑ Twitter(2023年9月23日 Benjamin Weitz)