潜伏工作員/Sleeper Agent
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クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ミニオン(Minion)
潜伏工作員が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、潜伏工作員のコントロールを得る。
あなたのアップキープの開始時に、潜伏工作員はあなたに2点のダメージを与える。
なんとも風変わりなクリーチャー。デメリットのあるパーマネントを寄付/Donateで対戦相手に押し付けたりするのはよくあるが、これは自己完結してしまっている。
さて、対戦相手に毎ターン2点ダメージが与えられるとはいえ、これを野放しにすれば自分は毎ターン3点のダメージを受けてしまうため、あまり意味が無い。しかも除去してしまっては元も子もないわけで、戦場に残したまま無効化する必要がある。赤黒ベースのコントロールデッキで活躍の余地がある。炎まといの天使/Firemane Angelを1ターン目に墓地に落とし、チャンプブロックしながら序盤を乗り切ると結果対戦相手のライフは半分くらいにはなり、自分に被害はほとんどないと言っていい。頃合いを見て全体除去かフィニッシャーを出し、勝負を決める。「たまにあなたが勝つ。」とほぼ同等の事が書いてあると言える。赤の火力との相性は目を見張るものがある。
白には比較的相性の良いカードが多い。黒の防御円/Circle of Protection: Blackで軽減したり、平和な心/Pacifismで戦闘参加を阻止したり。プロテクション(黒)を持つクリーチャーでブロックし続けてもよい。そしておそらく最も有効なのが魂の絆/Spirit Link。自動的にライフを得られるようになるので、ダメージレースでかなり有利。次元の混乱で登場した吸血の絆/Vampiric Linkなら色まで一致しているので、なお有効。対戦相手の色次第では精油の壁/Wall of Essenceや魂の壁/Wall of Soulsでも良い。特に魂の壁は黒単色デッキで使えるため、非常に相性が良い。
- カードのデザインを考えれば間違えることはないと思われるが、ダメージを受けるのはコントローラーである。これを出したプレイヤーではない。
- ドルイドの誓い/Oath of Druidsの利用条件を揃えるために使えないこともない。一概には言えないが、現在では禁忌の果樹園/Forbidden Orchardを用いた方が有用。
- イラストに描かれているのはザンチャ/Xantcha。
- 2021年6月のオラクル変更でクリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。