包囲サイ/Siege Rhino

提供:MTG Wiki

2022年7月29日 (金) 08:49時点における210.139.187.234 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Siege Rhino / 包囲サイ (1)(白)(黒)(緑)
クリーチャー — サイ(Rhino)

トランプル
包囲サイが戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれ3点のライフを失い、あなたは3点のライフを得る。

4/5

ETB能力血の税収/Blood Tithe相当のドレインを行うクリーチャー

4マナ4/5と高いマナレシオを持ち、攻めの局面では3点のライフロスに加えてトランプル持ちのアタッカーとしてライフ削ることができ、守りの局面ではライフを3点回復しつつブロッカーに回ることができる。攻防両面に活躍する強力なクリーチャーであり、その場面を選ばないカードパワーの高さから、シナジーを無視して投入されることも多い。

スタンダードではアブザンアグロからアブザンコントロールまで、の合うデッキであればほぼ確実に4枚積みされた。ローテーションによる環境の変化もまったく苦にせず、アブザン系デッキや白日コントロールなどで活躍。

パイオニアでもその単純明快なカードパワーが評価されており、同様にアブザンアグロや5色ニヴ=ミゼットなどで活躍していたが、周囲のカードパワーの上昇に伴いその数を減らしている。

モダンでは出産の殻を大きく強化し、出産の殻/Birthing Podの直接的な禁止要因となった。出産の殻禁止後もアブザンミッドレンジをはじめとする様々なデッキで採用されている。高いカードパワーに加えて稲妻/Lightning Bolt突然の衰微/Abrupt Decay殺戮の契約/Slaughter Pact除去されない、未練ある魂/Lingering Soulsなどのチャンプブロックに邪魔されない、バーンDelverといった前のめりなデッキが増加する中でドレインが有効に働くなど、環境的な追い風も大きい。ただし環境がコンボランプ寄りになるにつれ、以前ほどの輝きはなくなってきている。

レガシーでもNic Fitに採用される場合がある。老練の探険者/Veteran Explorerにより3色が揃うため色拘束をクリアでき、サイズとトランプルで真の名の宿敵/True-Name Nemesisを乗り越えられる性能である事などから、スラーグ牙/Thragtuskスロットと差し変わる形となる。

開発秘話

当初は基本セット2015での再録が検討されていたヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil対策として、強情なベイロス/Obstinate Balothなどと同じ対手札破壊能力を持っていた。しかしヴェールのリリアナを収録しないことが決まったため、の能力は「~は打ち消されない」に変更された。

その後、開発段階で強すぎるとされた初期対応/First Responseなどのトークン対策として、緑の能力はトランプルに変更された[2][3]

脚注

  1. 『マジック・オリジン』対戦キット&エントリーセット デッキリスト(Arcana 2015年7月9日 Blake Rasmussen著)
  2. The M Files: Khans of Tarkir, Part 2/Mファイル『タルキール覇王譚』編・パート2Daily MTGLatest Developments -デベロップ最先端-、文:Sam Stoddard、訳:益山拓也 2014年9月26日)
  3. The Pillar That Never Was/現れなかった柱(同上、2015年4月3日)

参考

QR Code.gif