ファンガス
提供:MTG Wiki
ファンガス/Fungusは、クリーチャー・タイプの1つ。フォールン・エンパイアで作られた、緑の種族。ちなみに"fungus"とは「きのこ、かび」といった『菌類』を意味する。複数形"fungi"。
再版を含めてフォールン・エンパイア以外に存在していなかったが、後のOracle変更によりミラージュの意識混濁の胞子/Mindbender Spores、ビジョンズの苔男/Lichenthropeも仲間となった。
その後、時のらせんブロックで新種が多数登場。このとき時のらせんで黒のものが、次元の混乱で白のものが1体ずつ登場している(死胞子のサリッド/Deathspore Thallid、淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm)。青と赤は登場しなかったが、次元の混乱での色の役割変化を受けて、通常ならば青や赤の役割になるであろう能力を持つものが、緑として登場している(向精神サリッド/Psychotrope Thallid、活力菌サリッド/Vitaspore Thallid)。また、ロード的存在のヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwoodも時のらせんで登場した。
大半のファンガスはいずれも胞子カウンターと密接に関連した以下の2つの能力を持つ。
つまりは、3ターンに1回なにかできる種族といえる。フォールン・エンパイアのものはすべて上記に該当し、時のらせんブロックのものも大半がそれに該当する。さらに、時のらせんブロックで該当するものはすべて後者の能力で苗木(Saproling)トークンを出すようになっており、苗木の生け贄をコストとする起動型能力を併せ持つものも何体かいる。
3ターン目がくるまではバニラクリーチャーと変わらず、毎ターン使える能力に比べれば緩慢なのは事実。だが逆にいえば、マナもカードもタップすらもせずに能力が使えるようになるわけで、普通の戦闘行為を並行実施しつづけられるというメリットもある。軽クリーチャーが多く序盤から場に並び、苗木トークンを作る能力を持つものもいるため、気が付くと大群になっていたりして意外とあなどれない。
- それでも、特にフォールン・エンパイアのものに関しては、最初に1つか2つ胞子カウンターを持っていてもばちはあたらない気はするくらいの強さ(弱さ)ではある。
- ファンガス専用の胞子カウンター加速用エンチャントも作られている。→ Fungal Bloom
- ファンガス以外にも、同様に胞子カウンターを使うクリーチャーが作られている。→ Elvish Farmer、菌類学者/Mycologist
- あまりにマイナーな種族だったためか、同名の「ファンガス/fungus」カウンターを使うカードまである。→ 胞子形成/Sporogenesis、意識混濁の胞子/Mindbender Spores