不確定カウンター
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不確定カウンター/Soft Counterとは、特定の種類の呪文だけを打ち消す、もしくはある条件下でのみ呪文を打ち消せる呪文のこと[1]。対義語は確定カウンター。
効果自体は当然確定カウンターより弱いのだが、その分色拘束やマナ総量の面で軽くなることが多く、総合的なカードパワーは低いとは限らない。マナ漏出/Mana Leak、目くらまし/Daze、呪文貫き/Spell Pierceなど、構築で活躍しているカードも多数存在する。
後述するが、日本ではより狭義のものを指すことがある。
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開発部の定義
開発部の定義[2]では、以下のとおりである。革命的拒絶/Revolutionary Rebuffのように複数のカテゴリーに入るものもある。
限定打ち消し呪文
特定の種類の呪文にしか効かない。カード・タイプをはじめ、マナ・コスト、色、サブタイプ、どんな唱え方をされていたかなどを見る。条件付きカウンターカードにある一覧も参照。
使用条件つき打ち消し呪文
インスタント
呪文1つを対象とする。そのマナ総量が、あなたがコントロールするパーマネントのマナ総量の中で最も大きい点数以下であるなら、それを打ち消す。
使う側のプレイヤーが、追加コストやパーマネントのコントロールなど、何らかの条件を満たさなければならない。「条件を満たせば確定カウンター」などと言い回す場合も。
「これで終わりじゃない」系打ち消し呪文
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く。
打ち消せるものの、一時的でしかない。
「やれるもんなら」系打ち消し呪文
対戦相手に何らかの回避方法が与えられている。多くはマナの支払い。不確定カウンターカードにある一覧も参照。
後述するように、日本ではこの形のもののみを「不確定カウンター」と呼ぶことがある。
日本では
日本では、上記のうちの「やれるもんなら」系打ち消し呪文のみを指して「不確定カウンター」と言うこともある。不確定カウンターカードのページもこちらに倣っている。
開発部が元々Soft Counterとして定義している、上記すべての意味であることを日本で特に明言する場合は「ソフト・カウンター」とも呼ぶ。
脚注
- ↑ A Few More Words from R&D開発部語辞典2016(Making Magic -マジック開発秘話- 2016年11月8日 Mark Rosewater著)
- ↑ Counter Intelligence/対抗注文 (Making Magic 2005年3月28日 Mark Rosewater著)