陰謀団の要塞/Cabal Stronghold
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陰謀団の貴重品室/Cabal Coffersに似た、大量マナ能力を持つ土地。
黒単色で土地のみから行えるマナ加速は近年では貴重。ただしマナが増え始めるのはこれ以外に基本沼が5枚以上ある時、すなわち最低でも6枚の土地が並んでいる時なので、加速としてはかなり悠長。黒単色でのコントロールデッキかランプでこそ威力を発揮する。
登場時のスタンダードでは黒お得意の除去が豊富に存在することはもちろんだが、才気ある霊基体/Gifted Aetherbornや歩行バリスタ/Walking Ballistaなどの序盤の戦場を支えてくれるクリーチャーや豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxuryのような優秀なカード・アドバンテージ源が揃っており、また霰炎の責め苦/Torment of Hailfireやリッチの騎士、ジョス・ヴェス/Josu Vess, Lich Knightといった大量マナの注ぎ込み先になるフィニッシャーもいる。ラヴニカのギルドに移って、沼のみからでも好きな色を出せる彩色の灯籠/Chromatic Lanternが加わった事により彩色黒単も登場した。
- リメイク元と言える陰謀団の貴重品室と比較すると、無色とはいえ単独でマナを出せる点は上回っているが、黒マナ生成能力の起動コストに1マナ余分にかかることと、基本沼しか参照できなくなった点が劣る。
- そのため本家と比べるとヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothとのシナジーが弱まっている。
- イラストはヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothのイラストを別角度から見たものである。これはベルゼンロック/Belzenlok率いる陰謀団/The Cabalが同地を乗っ取り、自分達の根城としたためで、元をただせばラースの被覆/Rathi Overlayによってアーボーグ/Urborgへ転移してきたヴォルラスの要塞/Volrath's Strongholdである。
- ドミナリア/Dominariaの歴史にとっては非常に大きな転換点となった場所であり続けているのだが、なぜかこのカードは伝説の土地ではない。もちろんゲームバランスを考えてのことであろうが、もしかしたら陰謀団の信者が噂を流しすぎたせいで有難みがなくなったのかもしれない。
ルール
- 「基本沼」とは「特殊タイプ基本と基本土地タイプ沼を両方持つ土地」という意味である。たとえば平地/Plainsを対象にして航海士のコンパス/Navigator's Compassを起動し沼を指定した場合、陰謀団の要塞はそれを数えた分のマナを加える。