怪物たらし、グルシルダ/Grusilda, Monster Masher
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怪物たらし、グルシルダ/Grusilda, Monster Masher (3)(黒)(赤)伝説のクリーチャー ― ゾンビ(Zombie)・悪人(Villain)
あなたがコントロールしていて、結合されているかエンチャントされているか装備しているクリーチャーは威迫を持つ。
(3)(黒)(赤), (T):墓地からクリーチャー・カード2枚を対象とし、それらをあなたのコントロールしているクリーチャー1体に結合した状態で戦場に出す。(それのパワーはそれらの合計のパワーに等しく、それのタフネスはそれらの合計のタフネスに等しく、それはそれらの名前、マナ・コスト、タイプ、文章欄などを持つ。)
アーティスト:Mathias Kollros
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- 起動型能力の公式日本語対訳には誤訳がある。「墓地のクリーチャー・カード2枚を対象とする。それらを結合して1体のクリーチャーとし、あなたのコントロール下で戦場に出す。」が正しい。すでに戦場に存在するクリーチャーに墓地の2枚のカードを結合させるわけではない。
- また、カード名の日本語対訳も誤訳。masherには「女たらし」の意味もあるが、ここでは「すり潰す、どろどろにする」という意味のmash、特に音楽用語のmashup(2つ以上の曲をミックスする手法の一つ)を指しているものと思われる。
ルール
- 常在型能力
- 起動型能力
- 自身のP/Tを定義する能力を持つクリーチャー2体を結合させた場合、それぞれの結果を個別に計算し、それを足したものがP/Tとなる[1]。
- 宿主・クリーチャーと拡張を持つクリーチャーを結合させることもできる[1]。
- 宿主でないクリーチャーと拡張持ちを結合させることも一応可能ではあるが、戦力としては使えない。それは「戦場に存在する拡張を持つクリーチャー」になるため、その結合したクリーチャー、すなわち2枚のカード両方が状況起因処理で墓地に置かれる[1]。
- 2体の宿主をグルシルダで結合させ、それに拡張持ちを結合させることも可能である。それは3枚のカードから成る1体のクリーチャーとなる[1]。
- 1体のクリーチャーとして戦場に出すので、「他のクリーチャーが戦場に出るたび」といった誘発型能力は1回しか誘発しない[2]。
- あなた以外の墓地に存在するクリーチャー・カードも対象にすることができる。
- 墓地に1組のB.F.M. (Big Furry Monster)があるなら、それを1体のクリーチャーとして戦場に出すことができる[4]。
開発秘話
グルシルダは、死体を継ぎ合わせて人造人間を生み出したヴィクター・フランケンシュタインや、動物を人間のように改造したモロー博士のような、生物学的な禁忌を犯すキャラクターをモチーフとしたヴィランである。そのためこのカードも、元々は宿主/拡張との相互作用はなかったのだが、やっていることがよく似ているのにメカニズム的な繋がりがないのは不自然に見えるため、最終的には同じ「結合」という言葉を用いたデザインとなった[5]。
ストーリー
グルシルダ/Grusildaは卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doomを率いる小集団、邪悪軍団/The Legion of Evilの一員。オレンジのメッシュが入った青紫の髪と、左手に装着した巨大な鉤爪が特徴(イラスト)。自らも生ける屍でありながら、様々な生物の死体を継ぎ合わせ、異形の怪物を生み出している。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 Unstable FAQAWASLFAQPAFTIDAWABIAJTBT/『Unstable』 よくある質問とそうでもない質問とめったにないだろうけど一応答えておく質問集(News 2017年11月22日 Mark Rosewater著)
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterのブログ)
- ↑ Blogatog
- ↑ Blogatog
- ↑ Unstable Scraps, Part 2/『Unstable』のスクラップ その2(Making Magic 2017年12月4日 Mark Rosewater著)
参考
- Monster Mash(The Inkwell 2017年11月15日 Inkwell Looter著)
- カード個別評価:Unstable - レア