殺戮遊戯/Slaughter Games
提供:MTG Wiki
Slaughter Games / 殺戮遊戯 (2)(黒)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
この呪文は打ち消されない。
対戦相手1人を対象とし、土地でないカード名を1つ選ぶ。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、その名前のカードを望む枚数探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。
打ち消されないうえ、対戦相手しか対象に取れないため対象の変更による妨害にも強く、「コンボデッキ殺し」としての確実性は極めて高い。多色化したことで採用できるデッキは限定されたが、点数で見たマナ・コストは変わっていないため、使い勝手はほとんど変わらないまま強化されたと言ってよいだろう。
特定のキーカードに頼る構成のコンボデッキに極めて強いほか、除去や打ち消しでは対処しづらいカードに対しても強い。コンボデッキが多いモダン以下の環境ではもちろん、スタンダードにおいても、サイクルの仲間である打ち消されないカード、フラッシュバックを持つカード、スラーグ牙/Thragtuskや栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Riseなどの除去では手遅れになるアドバンテージ・カードなどなど、仮想敵となるカードは数多く存在するため、黒赤を含むデッキのサイドボードに頻繁に使用されている。
- カード名を指定するのは解決時である。
- 「呪文や能力によって打ち消されない」だけなので、対応して金粉の光/Gilded Lightなどで対象不適正にすれば無効化できる。
- 同じマナ・コストの記憶殺しの亜種には思考の大出血/Thought Hemorrhageもある。
- 黒の残虐性と赤の暴力性、そして異常性癖全てを擁したラクドス教団/The Cult of Rakdosを表現したような恐ろしいカード名。イラストも村の食人者/Village Cannibalsと同様、犠牲者から見上げた視点で描かれたインパクト溢れるものになっている。
- 本来、手札破壊やライブラリー破壊は「記憶の破壊」「精神への攻撃」というイメージが一般的だが、このカードの全体的な雰囲気としては「頭(脳)を直接傷つける」というイメージが近い。その点、この系統の呪文の元祖に当たるロボトミー/Lobotomyを髣髴とさせる。
関連カード
サイクル
ラヴニカへの回帰の打ち消されないカードのサイクル。いずれも2色のレア。
- 殺戮遊戯/Slaughter Games
- 至高の評決/Supreme Verdict
- 対抗変転/Counterflux
- 突然の衰微/Abrupt Decay
- ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter
参考
- 殺戮遊戯 (Uncharted Realm,著:Trick Jarrett 訳:若月繭子)
- ラクドス教団/The Cult of Rakdos(背景世界/ストーリー用語)
- 手札破壊カード
- 墓地対策カード
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - レア