山背骨の発動/Knollspine Invocation
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Knollspine Invocation / 山背骨の発動 (1)(赤)(赤)
エンチャント
エンチャント
(X),マナ総量がXであるカードを1枚捨てる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。山背骨の発動はそれにX点のダメージを与える。
点数で見たマナ・コストの重いカードを捨てるほど大きなダメージを与えられるが、起動に必要なマナも大きくなってしまう。大技を狙うよりは、腐っている手札を再利用するカードとして使用した方がいいだろう。このカード自体も性質上2枚目以降は腐ってしまうが、3点火力として再利用できる。
一度戦場に出てしまえば、カウンターを気にせずダメージを与えていける。そのため、クリーチャーのサイズの小さいフェアリーデッキ対策として積まれることがある。
- 一種の共鳴者カードであり、お約束通りフラッシュバック・マッドネス・墓地にある間に機能する能力を持つカード・リアニメイトなどと相性がよい。
- X=0と指定することもできる。通常なら土地カードを捨てることになるだけだろうが、とにかく手札の枚数を減らしたい、墓地を肥やしたい、単に対象を取りたいなどの事情があるときには使える。
- 捨てたカードの点数で見たマナ・コスト分のダメージを与えるエンチャントということで、紅蓮術/Pyromancyと似ている。紅蓮術は捨てるカードを選べないが、起動コストが一定なので重いカードを捨てるのに向いている。
- 曲がりくねりのロシーン/Rosheen Meandererと相性がよい。マナ能力の性質と噛み合っているし、2枚目以降のロシーンを火力に変換するときに必要な4マナをちょうど用意できる。
ストーリー
炎の力に惹かれる魔女は、山背骨のドラゴン/Knollspine Dragonが飛び去り、破壊された背骨岩の小山/Spinerock Knollの跡地に集まって研究を行っている。背骨岩はドラゴンの炎に取りつかれた魔女にとって霊感の源だと言う。山背骨の発動/Knollspine Invocationには、そういった魔女の魔力と姿が描出されている。
- フレイバー・テキストで「the ruins of Spinerock Knoll」を「背骨岩の小山の廃虚」と訳している(廃虚と廃墟は同義)。「ruin(s)」を「廃墟」と訳した例は多数あり、定訳に従ったものではあるが、「廃墟」は荒れ果てた町や建物の跡を指す言葉であるため、山がなくなった跡地を指すには違和感がある。
- また、「Witches ... gathered to study」を「魔女たちはそれを集めて研究を行なっている」と訳しているが、「gather(ed)」は「集める(他動詞)」ではなく「集まる(自動詞)」であり、「魔女たちは研究するために集まった」という意味が正しい。