イクシドロン/Ixidron

提供:MTG Wiki

2021年10月17日 (日) 00:49時点における053 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Ixidron / イクシドロン (3)(青)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)

イクシドロンが戦場に出るに際し、他のトークンでないすべてのクリーチャーを裏向きにする。(それらは2/2のクリーチャーである。)
イクシドロンのパワーとタフネスはそれぞれ、戦場に出ている裏向きのクリーチャーの数に等しい。

*/*

現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptorに似た名前クリーチャー(IxidronのIxid-はIxidorに由来[1])。イクシドールが裏向きクリーチャー修整を与えるのに対し、こちらは自分自身が裏向きのクリーチャーにP/Tを左右される。また、あちらは裏向きのものを表向きにするが、こちらは表向きのものを裏向きにしてしまう。ある意味対をなしているかのような能力である。

変異を持たないクリーチャーを裏向きにすることで、擬似的な除去のように使うことができる。シミックの空呑み/Simic Sky Swallowerのような被覆持ちの大型クリーチャーには特に有効。また、変異を持っているならば自身の能力で表向きになることができるので、セロン教の隠遁者/Thelonite Hermitなどの変異誘発型能力を再利用するのにも使える。

紅蓮地獄/Pyroclasm罰/Punishmentなどで裏向きのクリーチャーともども一掃されてしまう脆さや、5マナという重さがネック。除去として使うにはやや中途半端であり、変異クリーチャーの再利用ならばヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterというより汎用性の高いクリーチャーが存在したのも逆風だった。

  • イメージ的には少々不自然ではあるが、トークンは裏返らなくなっている。これを逆手にとって、回避能力持ちやサイズの大きいトークンを出してからこれを出す、という戦法もとれる。
  • サイズが裏向きクリーチャーの数に依存するクリーチャーとしての先輩に原初を囁く者/Primal Whispererがいる。しかしかなりの点が異なっているため、これの流れを汲んでいるわけではなさそうだ。
  • 現実を彫る者イクシドール/Ixidor, Reality Sculptorがこれより後に出てくれば、裏向きになったクリーチャーをイクシドールの起動型能力で表に戻せる。イクシドールの方が先に出ていた場合、イクシドロンの能力によって裏返されたイクシドールは自力で元に戻れない。

ルール

  • この能力で裏向きになったカードは、カード名クリーチャー・タイプマナ・コストを持たない、2/2のクリーチャーとなる。「裏向き」の項も参照。
    • 以前は「2/2のクリーチャーである」という文は注釈文ではなく、裏向きにする能力の一部であった。これは他の方法で裏向きになることとは処理が異なり、裏向きである間のみ継続する種類別第7b種と第4種の継続的効果であった。
  • P/Tを定義する方の能力は特性定義能力であるため、戦場以外でも戦場の裏向きクリーチャーの数を数えてその値になる。
  • 獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beastsなどの、非クリーチャーのパーマネントクリーチャー化する効果の下でこれが戦場に出ると少しややこしい。クリーチャー化したパーマネントも裏向きのクリーチャーとなり、クリーチャー化している効果が終わっても、それらは裏向きのクリーチャーのままである。なんらかの理由で表向きになったとき、それらはクリーチャー化していない元のパーマネントに戻る。

参考

  1. Eat Your Words(Feature 2007年6月21日 Matt Cavotta著)
QR Code.gif