多相の戦士
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多相の戦士/Shapeshifterは、クリーチャー・タイプの1つ。
初出はテンペスト。ローウィン・ブロックの部族テーマで、他部族を補完する部族として数を増やした。また同時にクリーチャー・タイプ大再編によって元祖多相の戦士/Shapeshifterの他、姿形を変えるクリーチャー達がこのタイプを獲得した。
青かそれを含む多色、あるいはアーティファクト・クリーチャーに多い。ローウィン・シャドウムーア・ブロックでは全色に存在する。
パワー、タフネス、サブタイプ、文章欄など特性を変化させたり何かのコピーになる事が得意。ローウィン・ブロックの多相の戦士はすべて多相(Changeling)を持っている。その特徴ゆえ、クローン/Cloneから始まりヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifterや不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifterなど、ルール的混乱を引き起こしてきたカードが多い。新旧のカードの組み合わせにより現在でも予期しない問題を引き起こすことが多い。
部族カードは多相の戦士を他のクリーチャーのコピーにする姿分け/Shapesharer。ヴァンガードのSliver Queen Avatarは多相(Changeling)避けのためか「多相の戦士ではないスリヴァー・クリーチャー・カード」を参照する。
多相の戦士・トークンを出すカードには外身の交換/Crib Swapがある。
伝説の多相の戦士は、Halfdane、墜ちたる者ヴォルラス/Volrath the Fallen、ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermindの3体。 設定上でも3名はそれぞれ変身(変装)能力をもつキャラクターである(Halfdaneはトレイリア/Tolaria出身の殺し屋、ヴォルラスはラース/Rathのエヴィンカー/Evincar、ラザーヴはディミーア家/House Dimirの新たなギルドマスター)。
- 構築で活躍した多相の戦士は、当時最強クラスのフィニッシャーと呼ばれた変異種/Morphling、コンボパーツとして使われた映し身人形/Duplicantやヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterなどが有名。
- 「Shapeshifter」とは「姿形を変える者、変身能力者」くらいの意味で、元々「戦う者」といった意味合いはない。「多相の戦士」という訳語は、第4版の多相の戦士/Shapeshifterを踏襲したもので、かなりの意訳である。
- カード化はされていないが、ヨーグモス/Yawgmothも多相の戦士である。また、ウルザ/Urzaやウィンドグレイス卿/Lord Windgrace、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat、カーン/Karnやニコル・ボーラス/Nicol Bolasといった旧世代のプレインズウォーカー/Planeswalker達も低くはない割合で多相の戦士としての能力を有していた(あるいは現在も有している)。
- 現実世界で「Shapeshifter」という言葉は、多様で膨大な品種を持つことから「犬」を指すことがある。