ウギン/Ugin

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2015年8月20日 (木) 15:29時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
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ウギン/Uginゼンディカー・ブロックタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。

未来予知で先行登場。プレインズウォーカー・シリーズのコミックと小説ではゼンディカー・ブロック以前からこのキャラクターに関する伏線が張られており、それは最初のコミックChandra's Ultimateまで遡ることができる。

目次

解説

不可視の炎の息を吐く精霊ドラゴン/Spirit Dragonでありプレインズウォーカー/Planeswalker。男性。イラスト

無色の魔法に造詣が深い。元々赤マナの性質を備えた炎の息を無色に変化させることが可能である。ウギンの知識は、同じく無色の特質を持つ怪物エルドラージ/Eldraziに対抗し、封印する際には要の一つとなった。

ウギンは3つ眼の修道士に信仰されている(→幽霊火/Ghostfire#ストーリー参照)。

ウギンの目

ゼンディカー/Zendikarアクーム/Akoum大陸の山脈にはウギンの目/Eye of Uginという遺跡が人知れず存在する。そこには価値ある遺物が収められているとも、この次元/Planeに封印されたエルドラージを解放する鍵であるとも噂される。近隣にキャンプを設営し、遺跡の賢者と称される吸血鬼アノワン/Anowonの隠された真の目的はウギンの目の謎を解明することである。

エピソード

The Prison Plane

ゼンディカー・ブロックの物語より何千年も昔、ウギンとソリン・マルコフ/Sorin Markovナヒリ/Nahiriの3人はエルドラージを封じ込める罠を仕掛けた。まず、ソリンがエムラクール/Emrakulウラモグ/Ulamogコジレック/Kozilekをゼンディカーにおびき寄せる。ウギンは無色魔法の知識でエルドラージの反撃をいなし、世界に封印する特殊魔術を行使する。そして、石術師であるナヒリは面晶体/Hedronと呼ばれる石造物のネットワークを構築して次元規模の牢獄をこしらえた。

ウギンら3人はゼンディカーのアクーム山脈深部に秘密の地下室ウギンの目を設置。封印が破られぬように特殊な鍵を仕込んだ。これによって、プレインズウォーカー3人のと、ウギンの無色透明な炎の息が揃わない限り、ウギンの目が再び開かれることはない。

計画通りにエルドラージの封印に成功した3人は別れてゼンディカーを離れた。

未来予知

AR46世紀のドミナリア/Dominariaにはウギンを信仰する修道士が登場した。

How Many Eyes?

ウギンは時の裂け目からAR46世紀のドミナリアに出現し、不遜にも立ち塞がるVissk(ヴィスク)Pinaphet(ピナフェト)Muggtoth(マグトス)の3人を不可視の息で焼き尽くした。

ウギンの目を求めて

チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarの物語はウギンの目の地図が記されているという巻き物を手に入れたところから始まっている。ゼンディカーの情報を入手した彼女はレガーサ/Regathaからゼンディカーを目指して旅立った。(→Chandra's Ultimate、炎に注ぐ油、The Purifying Fire参照)

ジェイス・ベレレン/Jace Belerenはチャンドラから巻き物を奪還する任務を請け負ったことで、巻き物の解読に取り掛かることになり、後にガラク/Garrukからそれがゼンディカーにまつわるものだと教えられた。(→炎に注ぐ油、The Purifying Fire、ヴェールの呪い参照)

Journey to the Eye

チャンドラはゼンディカーでウギンの目を求める探索に着手し、遺跡の賢人アノワンの助けを得る。一方、正気を失ったサルカン・ヴォル/Sarkhan Volは主人ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの命令でウギンの目に到来し番人となる。アノワンはチャンドラからウギンの目の地図を奪おうと襲いかかるが、その場にサルカンが出現しアノワンを昏倒させる。

Awakenings

Journey to the Eyeの続編。ウギンの目に3人のプレインズウォーカー(チャンドラ、ジェイス、サルカン)が集い、チャンドラから見えざる炎が放たれた。エルドラージの封印が解かれる。

Enter the Eldrazi

Awakeningsの続編。ウギンの目に3人のプレインズウォーカーが揃ったのはニコル・ボーラスによるエルドラージ復活の計略であることが明かされる。

また、ウギンが「少し前」にニコル・ボーラスの手によって葬られていたことを、ニコル・ボーラスはサルカンに告げた。

タルキール覇王譚

ウギンの声はタルキール/Tarkirに帰還したサルカンに呼びかけ、「世界を癒す」ために導いている。それが本当に死したウギンの声なのか、それともただの幻聴かどうかはまだ判っていない。

一方、かつての同志であるソリンもウギンを求めてタルキールを訪れていた。

運命再編

ウギンの亡骸が作り出した時のねじれを通り、サルカンは1280年前のタルキールにたどり着いた。まさにその時その場で、ウギンとニコル・ボーラスの決闘が行われていた。ニコル・ボーラスの計略によりウギンは倒され地に落ちたが、サルカンが面晶体を用いて作り出した石の繭によって瀕死のウギンは守られ癒やされた。

サルカンの行動によりタルキールの歴史は書き換えられた。ウギンは死の運命を免れ生き延び、も絶滅することはなくむしろタルキールの支配者となった。

タルキール龍紀伝

千年以上、ウギンは面晶体の繭の中で眠り続けた。現代、タルキールを訪れたソリンによりウギンは目覚め、エルドラージが解放されたことを知った。ウギンは何故それが起こったのか、ナヒリはどうなったのかを疑問に思ったが、ともあれ2人はウギンの目で再会することを約束した。

続けて彼の元を訪れたサルカンとの会話で、ウギンはサルカンが時を遡り歴史を書き換えたということを確かめた。新たな時間線に生きる者のうち、ウギンが死した時間線を記憶している者はサルカンの他に誰もいない。それはウギンも例外ではなく、別の時間線でサルカンを導いた声が死したウギンの声であったのかどうかはウギンにも判らなかった。この問答の中でウギンはニコル・ボーラスがエルドラージの解放を仕組んだことを知り、サルカンは自分が生まれた世界がもはや存在しないこと、しかしサルカン自身は確かにこの時間線に存在することを理解した。

登場

登場カード

カード名に登場

ワールドウェイク
ウギンの目/Eye of Ugin
タルキール覇王譚
ウギンのきずな/Ugin's Nexus精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragon
運命再編
ウギンの構築物/Ugin's Construct精霊龍のるつぼ/Crucible of the Spirit Dragon
タルキール龍紀伝
ウギンの末裔/Scion of Ugin精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon

フレイバー・テキストに登場

未来予知
幽霊火/Ghostfire
基本セット2015
危険な櫃/Perilous Vault
タルキール覇王譚
苦々しい天啓/Bitter Revelation星霜の証人/Witness of the Ages幽霊火の刃/Ghostfire Blade(「龍」として)
運命再編
魂の召喚/Soul Summons命運の核心/Crux of Fate恐るべき目覚め/Fearsome Awakeningスゥルタイの使者/Sultai Emissary、ウギンの構築物/Ugin's Construct
タルキール龍紀伝
ウギンの末裔/Scion of Ugin、忘れられた運命/Fate Forgotten苦しめる声/Tormenting Voice

イラストに登場

タルキール覇王譚
ウギンのきずな/Ugin's Nexus(遺骨)、苦々しい天啓/Bitter Revelation(遺骨)、苦しめる声/Tormenting Voice、精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragon(遺骨)
運命再編
命運の核心/Crux of Fate
ウギンの運命/Ugin's Fate プロモーション・カード
見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen、魂の召喚/Soul Summons、現実変容/Reality Shift実在への書き込み/Write into Being(旗の絵)、激情の発動/Fierce Invocation野生呼び/Wildcall、ウギンの構築物/Ugin's Construct
タルキール龍紀伝
苦しめる声/Tormenting Voice、精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon

登場作品・登場記事

訳語

「Ugin, the Spirit Dragon」と「The Eye of Ugin」は未来予知幽霊火/Ghostfireフレイバー・テキストで「精霊ドラゴン、ウージン」および「ウージンの眼」と訳されている。ワールドウェイクウギンの目/Eye of Uginカード名で訳語が変更された。

参考

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