恐ろしい徴兵/Ghastly Conscription
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死体をすべて予示させ、戦場に戻すという大胆かつ変形のリアニメイト呪文。この手のカードといえば墓地を追放し、追放した数だけゾンビ・トークンというのが一般的ではあるが、予示で戻すというのはフレーバー的にも面白い。
予示状態で戻すため、強力なクリーチャーでも再び姿を取り戻せる可能性がある他、どれがどのカードだか分からないということもあり、奇襲性も抜群。全体除去からつながればかなりのアドバンテージを稼げるだろう。
自分の墓地でも対戦相手の墓地でも指定できるため、自分の使っているデッキがノンクリーチャーデッキでも運用できるのは利点。ただし相手もノンクリーチャーやトークン系だと腐ってしまうので、投入はサイドボードからの方が無難か。リミテッドではクリーチャー主体のためにメインデッキから投入してしまうのも有りだろう。墓地対策としては7マナかつソーサリーという事を考えると、それほど強くはない。やはり大量のクリーチャーを墓地に叩き込んでからの攻めのアクションだろう。そういう意味では墓地を掃除してしまう探査とは相性が悪い。
予示からひっくり返すのを考慮するのなら、多色デッキの方が相性が良いが、リセット後など単に大量の2/2で攻撃するだけでも効果的な場合もあるため、黒単色やそれに近いデッキでも十分強い。
- どうせ全部出すのだから束を切りなおす必要はないのでは?と思うが、裏向きのクリーチャーの正体が何であったかを分からなくするためである。
- 同ブロックの奈落の総ざらい/Empty the Pitsとの比較も面白い。2/2が大量に並ぶという唱えた直後の状態はほぼ同じと言えるが、X呪文・インスタント・探査など唱えるまでの融通性はあちらに軍配があがり、一方で戦場に出て以降の予示ならではのプレッシャーはこちらの方が強烈。