ブラウズディガー
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ブラウズディガー(Browse Digger)は、アライアンス発売後のスタンダードとアイスエイジ・ブロック構築で活躍したロックデッキ。デッキ名はキーカードである拾い読み/BrowseとSoldevi Diggerの2枚のカード名をそのまま冠したもの。特定のカードだけを繰り返し使用して、対戦相手をロックする。
拾い読み/Browseによって高質のドローを行いつつライブラリーを高速で削っていき、使ったカードは Soldevi Diggerでライブラリーの一番下に戻して再利用。これを繰り返すことで最終的にライブラリーはほとんど空っぽになり、以後墓地の上側数枚のカードだけが何度も繰り返し使われるようになる。拾い読みのデメリットである「数枚のカードを追放する」という点が、Soldevi Diggerとの組み合わせによってデッキ圧縮として機能しているのがポイント。
拾い読みの色拘束がきついため青メインになり、結果的にパーミッション構成に。対抗呪文/Counterspellが回りはじめると対戦相手の呪文はほぼ通らなくなる。ロック手段として、露天鉱床/Strip Mineを併用することもある。駆動に大量のマナが必要になるため、ピッチスペルや Thawing Glaciersによって安定性を高めていることが多かった。
Soldevi Diggerによりライブラリーが無限に修復できるので、対戦相手が同じようにライブラリーを無限に修復してくるデッキでもない限り、対戦相手のライブラリーアウトを待っているだけで一応勝てる。実際にそんな事をしたらとんでもなく時間がかかりすぎてしまうので、別途フィニッシャーも準備するのが一般的。ただしもともとカード再利用の仕組みがあることから、普段除去として使っている火葬/Incinerate等の非パーマネント呪文でもフィニッシャーになりうる。
- アライアンス時代ではともかく、墓地対策が増えた昨今ではかなり厳しいか。
- はるか後の神河ブロック時代では、ファンデッキとして少数存在した。Diggerの代わりは霊都の灯籠/Reito Lanternやごみ引きずり/Junktrollerが、拾い読みの代わりは地ならし屋/Levelerや視野狭窄/Tunnel Visionが務めた。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権96
- 使用者:David Korejtko(チェコ共和国チーム)
- フォーマット:スタンダード(第4版+クロニクル+フォールン・エンパイア+アイスエイジ+ホームランド+アライアンス)
メインデッキ(64) | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー(8) | 3 | 青霊破/Blue Elemental Blast | |
4 | 大気の壁/Wall of Air | 2 | 偏向/Deflection |
2 | Thunder Wall | 3 | 魔力流出/Energy Flux |
2 | 驚きの壁/Wall of Wonder | 1 | Force of Will |
呪文(28) | 3 | 水流破/Hydroblast | |
4 | 拾い読み/Browse | 1 | 魔法改竄/Magical Hack |
2 | Soldevi Digger | 1 | 送還/Unsummon |
1 | 回想/Recall | 1 | Word of Undoing |
4 | 対抗呪文/Counterspell | ||
3 | Force of Will | ||
2 | 魔力消沈/Power Sink | ||
2 | ブーメラン/Boomerang | ||
2 | 支配魔法/Control Magic | ||
3 | 氷の干渉器/Icy Manipulator | ||
1 | 道化の帽子/Jester's Cap | ||
1 | Zuran Orb | ||
1 | 象牙の塔/Ivory Tower | ||
2 | Homarid Spawning Bed | ||
土地(28) | |||
20 | 島/Island | ||
4 | シヴィエルナイトの寺院/Svyelunite Temple | ||
4 | 露天鉱床/Strip Mine |
- 青単バージョン。フィニッシャーは支配魔法/Control Magicで奪った相手のクリーチャーまたはHomarid Spawning Bedからのトークン。道化の帽子/Jester's Capにより、相手の勝ち手段を確実に削りながらライブラリーアウトを狙うことも可能。